東長崎駅前内科クリニック 吉良 文孝 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.052

消化器内科

「フィブロスキャン検査」が切り拓く、「脂肪肝」治療の最前線
「フィブロスキャン検査」が切り拓く、「脂肪肝」治療の最前線
東長崎駅前内科クリニック
  • 吉良 文孝 院長
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肝臓の硬さ、脂肪量を1分足らずで測定。フィブロスキャン検査のインパクト

― 「フィブロスキャン検査」について具体的に聞かせてください。

肝臓の位置する右側腹部上方の皮膚に“プローブ(探触子)”を当て、そこから発せられる振動と超音波の伝わり方から、「肝臓の硬さ」と「肝臓組織内の脂肪量」を測定する検査方法です。これらを数値化することで、肝臓の炎症や線維化など、肝硬変へ進展する程度や、軽度から中等度、高度に至る脂肪肝の状態を客観的に評価することができます。フィブロスキャン検査を実施しているクリニックは都内でも数える程ですが、当院では最新鋭の機器を導入しています。

― 従来の検査方法と比べると、どのような点が優れているのでしょう。

一言でいえば、圧倒的な利便性です。従来、肝臓疾患の確定診断を行うためには、「肝生検」といって、肝臓の組織や細胞を採取して顕微鏡で観察する必要がありました。肝生検は、肝臓に針を刺さなくてはなりませんし、1泊2日とはいえ入院が必要ですから、患者さまにとっては非常にハードルが高い検査だったのです。これに対してフィブロスキャン検査は、入院はもとより予約も不要。4時間程度の絶食は必要ですが、検査そのものは1分もかからずに終了します。また、刺激に関してもプローブからの軽い振動を感じる程度で、痛みは全くありません。さらに、診断のみならず定期的なフォローアップに活用できるという点も、大きなメリットとして挙げられます。

― 脂肪肝を正常に戻していくための治療法について聞かせてください。

治療の基本は脂肪肝の原因を取り除いていくことです。アルコールの過剰な摂取が原因で脂肪肝になってしまった患者さまには禁酒をお勧めする一方、生活習慣病が原因とみられる患者さまには食事療法や運動療法をお勧めしています。もっとも、“フォアグラ”のようになってしまった肝臓を正常な状態に戻すためには、数年単位の長い時間がかかりますので、治療が一過性のもので終わってしまっては意味がありません。そこで当院では「間食を取らないようにしましょう」「早歩きをする習慣を付けましょう」といった具合に、無理なく、長く続けられる方法をご提案しています。

ドクターからのメッセージ吉良 文孝 院長

冒頭でも触れた通り、脂肪肝のうち、肝硬変や肝がんに進行する可能性のあるものは一部に過ぎません。油断は禁物ですが、日頃から健康な生活習慣を心がけていれば必要以上にびくびくしなくとも大丈夫です。定期的な健康診断や人間ドックで「要精密検査」「要受診」といった結果が出たら、まずはご相談いただければと思います。

「フィブロスキャン検査」が切り拓く、「脂肪肝」治療の最前線
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東長崎駅前内科クリニック

場所
東京都豊島区長崎4丁目7−11 マスターズ東長崎 1階 MAP
電話
03-5926-9664
診察領域
内科、消化器内科、胃腸科、漢方、内視鏡、予防接種、健康診断、人間ドック
専門医
消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医
専門外来
肝臓専門外来、胸やけ外来

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