認知症・からだ・こころの悩みを総合的に相談できるクリニック
認知症・老年内科・老年精神科のプロフェッショナルがスタッフと共に、患者さまとご家族をサポートします。
- 松永 慎史 院長
街の頼れるドクターたちvol.223 心療内科
「認知症疾患医療センター」とは、自治体が指定する認知症の専門医療機関です。ご本人やご家族からの相談に応じる認知症診療の窓口であるとともに、地域の医療・介護・福祉をつなぐ連携拠点としての役割を担っています。
指定を受けるには、認知症診療に関する知識や経験を有する医師、精神保健福祉士や臨床心理士などの専門職を配置し、必要な検査体制を整えるなど、所定の基準を満たして審査を受ける必要があります。指定後も、診療実績や地域連携、啓発活動などが継続的に評価されます。
現在、名古屋市には9施設あり、その多くは総合病院や精神科病院です。当院は地域の身近なクリニックという立場から、診断後の生活も見据え、ご本人とご家族を支えたいと考えています。
特徴の一つは、認知症診療に携わる専門職が配置され、地域の医療・介護・福祉との連携体制が整えられていることです。当院では、医師、看護師、精神保健福祉士、臨床心理士などが連携し、もの忘れや軽度認知障害(MCI)、認知症の鑑別診断、治療、生活上の相談に対応しています。
また精神科病院や大学病院と連携しており、入院治療が必要な場合や身体疾患を伴う場合には、適切な医療機関へ紹介します。必要な医療や支援につながる窓口として、安心して相談していただければと思います。
認知症診療の相談窓口として、地域の方々に知っていただく機会が増えました。「最近もの忘れが増えた」「家族の様子が以前と違う」と感じ、早い段階で相談に来られる方もいらっしゃいます。また、地域包括支援センターや高齢者施設、かかりつけ医からの紹介も増えています。
一人暮らしで生活に不安がある方や、医療だけでは十分に支えられない方は、地域包括支援センターなどと連携し、必要な支援につなげます。認知症は診断を受けて終わりではありません。診断後も住み慣れた地域で生活できるよう、医療と生活の両面から支援することが当院の役割です。
認知症カフェや認知症セミナーを開催しています。認知症カフェは、認知症のご本人やご家族、地域の方々が気軽に集い、相談や交流ができる場で、毎回20~30名ほどが参加されています。医師や精神保健福祉士などの院内スタッフに加え、地域のケアマネジャー、薬剤師、看護師なども参加しており、日頃の困り事を専門職に相談できます。
認知症セミナーでは、認知症に関する知識や新しい情報をわかりやすくお伝えしています。アンケートも参考に、認知症そのものだけでなく、難聴との関係、介護やケアの悩みなど、地域のニーズに応じたテーマを取り上げています。
地域包括支援センターと連携した市民向け講演会や、医療・介護職向けの研修会を充実させたいですね。関係機関との連携を深め、もの忘れの相談から診断・治療、診断後の生活支援まで、必要な支援が途切れない体制づくりを進めます。
また、AIを活用した診療支援についても検討しています。医療者の事務負担を軽減し、ご本人やご家族と向き合う時間を確保したいと考えています。認知症に関する研究も継続し、得られた知見を地域医療に還元したいです。
「認知症疾患医療センター」と聞くと、敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「もの忘れが気になる」「同じことを何度も聞く」「以前と様子が違う」といった段階でもご相談いただけます。認知症に関する受診には紹介状は必要ありません。軽度認知障害などの早い段階で受診していただくことで、原因を詳しく調べ、必要に応じた治療や生活上の助言につなげることができます。詳しい検査の結果、適応があると判断された場合には、抗アミロイドβ抗体療法を治療の選択肢として検討できる可能性もありますので、「年齢のせい」と決めつけず、気になった時点でお越しください。
また当院では、うつ病やパニック症などの精神疾患(精神科の通院歴がある方は紹介状が必要です)、風邪や高血圧などの内科疾患、健康診断、ワクチン接種にも対応が可能です。これからも、地域の皆さんにとって身近で相談しやすいクリニックでありたいと考えています。
相生山ほのぼのメモリークリニック 地図を見る
認知症の専門的な診療と地域連携を担う、名古屋市指定の認知症疾患医療センターです。
島民約600名の健康を守った経験を活かし、「みんな診る」「まるごと診る」診療を提供します。
高い専門性も持つ消化器内科医が、患者さまの不安に寄り添い、丁寧で苦痛の少ない内視鏡検査を提供します。