浜口クリニック梅田 濵口 雅光院長 | ドクターズインタビュー

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皮膚科と形成外科の専門医が一緒に届ける、患者さんのための治療

街の頼れるドクターたちvol.22 皮膚科

浜口クリニック梅田
  • 濵口 雅光院長
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阪急梅田駅、JR大阪駅から徒歩1分。西日本最大級の繁華街に「浜口クリニック梅田」はある。日本形成外科学会専門医である濵口雅光院長は、腋臭症(ワキガ)手術において日本トップクラスの実績をもつ。形成外科・美容外科としてスタートした同院は、約15年前に皮膚科・美容皮膚科を開設。開院からの腋臭症(ワキガ)手術実績は、まもなく5,000件に到達する。現在は濵口院長と皮膚科専門医の2名で治療を行い、ひとつのクリニックで皮膚外科治療を終えられる体制を築いている。患者目線での診療を大切にする濵口院長に、クリニックの特長や治療について話を伺った。(取材日 2019年12月11日)

ひとつのクリニックで治療を完結。患者さん目線の診療で期待に応えたい

―皮膚科と形成外科の両方があるのは珍しいですね。

開院当初は形成外科と美容外科のみの診療でしたが、できものやホクロの除去など皮膚外科領域の治療を求めて来院される患者さんが多く、皮膚科の必要性を感じるようになりました。皮膚科の先生と一緒に診ることにより、ひとつのクリニックで皮膚外科関連の治療を完結することができます。手術が必要な方は形成外科、薬物治療で治る方は皮膚科。もちろん、両方が必要な場合にも対応可能です。患者さんの利便性を考え、約5年前から2名体制で治療を行っています。

―どのような患者さんが多いですか?

形成外科はワキガやわきの多汗症の患者さんが中心で、ホクロやイボの切除を希望する方もいます。皮膚科はかぶれや湿疹、にきび治療の患者さんが多いですね。形成外科が6割、皮膚科が4割といったところでしょうか。
ここ数年の変化は、美容外科・美容皮膚科での施術を希望する患者さんのうち、「専門医がいる」という理由で当院を選ぶ方が増えたことです。美容目的で行う施術においても、十分なトレーニングを受けた専門医から治療を受けたいという、患者さんの意識の変化を感じます。

―診察において大切にされていることはありますか?

「もし自分が患者さんなら、どう思うのか」という患者さんの視点を大事にしています。症状の説明や治療方針をお伝えするときは、とくにそれを意識していますね。医師として言うべきことであっても、それをどう表現するかによって患者さんの受け止め方が変わるからです。初めて来院される患者さんは、不安を感じていると思います。前向きに治療に臨んでいただくためには、信頼関係を築くことが欠かせません。だからこそ、患者さん目線に立った診療を一番に考えています。

―今後の展望についてお聞かせください。

診療スペースを拡張するために、クリニックの移転を検討中です。移転の目処が立てば、次は形成外科と皮膚科の医師を増やしたいと考えています。この体制が整えば、クリニックで対応できる治療の幅がさらに広がり、また一人の患者さんにかけられる診療時間も、今以上に確保できるようになるはずです。患者さんにより良い治療を提供するために、できる限り早く実現したいと思っています。

専門医の知見と確かな技術を活かし、保険診療から自費診療まで幅広く対応

―ワキガ治療において「皮弁法手術」を採用している理由を教えてください。

皮弁法は、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を除去する手術です。わきのシワに沿って皮膚を切開し、裏返して目視下で除去するため、1回の手術で完治します。一方、デメリットには傷あとが残る点が挙げられますが、当院の患者さんは完治を最優先として手術を希望されていますので、きちんと除去して喜んでいただくために皮弁法を採用しています。もちろん、できるだけ傷あとが目立たないようにもしています。
また、保険適用で経済的な負担が大きくないため、安心して治療を受けていただけることも採用理由のひとつですね。

―保険適用のボトックス治療があるとお聞きしました。

「原発性腋窩(えきか)多汗症」と呼ばれる重度のワキ多汗症の方には、ボトックス注射による治療を提供しています。年に1~2回程度の治療で、発汗を抑えることが可能です。ただし、クリニック側のコスト負担が大きいことから、実施しているクリニックは少ないと思います。
ワキガで悩んでいる患者さんの中には、検査をしてみると実は多汗症だったというケースがよくあります。ワキガ治療を専門とする医師として、そういった患者さんの悩みにも応えたいという想いから、ボトックス治療を行うようになりました。

―にきび治療について教えてください。

洗顔の指導から、飲み薬や塗り薬などの薬物療法まで、症状に応じて治療を行います。
他院で治らなかった方が来院されるケースでは、にきびあとや肌の赤みの治療、難治性にきびの治療など、自費診療での治療を求めて来られる方が多いですね。その場合にはケミカルピーリングや光温熱治療(クリアタッチ)、イオン導入やフラクショナルレーザーによる治療を提供します。

―最後にメッセージをお願いします。

だれでも簡単に医療に関する情報を得やすい時代になりましたが、断片的な情報を多く集めると、かえって悩みを大きくすることにもつながります。実際に症状を見て分かることも多いので、まずは相談のつもりで気軽に来院していただきたいですね。無理に施術をお勧めすることはありません。安心してみなさんのお悩みをお聞かせください。

皮膚科と形成外科の専門医が一緒に届ける、患者さんのための治療

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住所
大阪府大阪市北区芝田1-1-27 サセ梅田ビル
電話番号
06-6371-2136
最寄駅
大阪駅(梅田駅、北新地駅)、中津駅
アクセス
ヨドバシカメラ向い
診察領域
形成外科、美容外科、皮膚科、泌尿器科、予防接種
専門医
形成外科専門医、皮膚科専門医
専門外来
禁煙外来