アポクリン腺を確実に除去。ワキガの根本治療「皮弁法」
ワキガの原因「アポクリン腺」を目で見て切除する「皮弁法」で、老若男女の“臭いの悩み”を解決します。
- 濵口 雅光 院長
街の頼れるドクターたちvol.22 皮膚科
目次
開院当初は形成外科と美容外科のみの診療でしたが、できものやホクロの除去など皮膚外科領域の治療を求めて来院される患者さんが多く、皮膚科の必要性を感じるようになりました。皮膚科の先生と一緒に診ることにより、ひとつのクリニックで皮膚外科関連の治療を完結することができます。手術が必要な方は形成外科、薬物治療で治る方は皮膚科。もちろん、両方が必要な場合にも対応可能です。患者さんの利便性を考え、約5年前から2名体制で治療を行っています。
形成外科はワキガやわきの多汗症の患者さんが中心で、ホクロやイボの切除を希望する方もいます。皮膚科はかぶれや湿疹、にきび治療の患者さんが多いですね。形成外科が6割、皮膚科が4割といったところでしょうか。
ここ数年の変化は、美容外科・美容皮膚科での施術を希望する患者さんのうち、「専門医がいる」という理由で当院を選ぶ方が増えたことです。美容目的で行う施術においても、十分なトレーニングを受けた専門医から治療を受けたいという、患者さんの意識の変化を感じます。
「もし自分が患者さんなら、どう思うのか」という患者さんの視点を大事にしています。症状の説明や治療方針をお伝えするときは、とくにそれを意識していますね。医師として言うべきことであっても、それをどう表現するかによって患者さんの受け止め方が変わるからです。初めて来院される患者さんは、不安を感じていると思います。前向きに治療に臨んでいただくためには、信頼関係を築くことが欠かせません。だからこそ、患者さん目線に立った診療を一番に考えています。
診療スペースを拡張するために、クリニックの移転を検討中です。移転の目処が立てば、次は形成外科と皮膚科の医師を増やしたいと考えています。この体制が整えば、クリニックで対応できる治療の幅がさらに広がり、また一人の患者さんにかけられる診療時間も、今以上に確保できるようになるはずです。患者さんにより良い治療を提供するために、できる限り早く実現したいと思っています。
皮弁法は、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を除去する手術です。わきのシワに沿って皮膚を切開し、裏返して目視下で除去するため、1回の手術で完治します。一方、デメリットには傷あとが残る点が挙げられますが、当院の患者さんは完治を最優先として手術を希望されていますので、きちんと除去して喜んでいただくために皮弁法を採用しています。もちろん、できるだけ傷あとが目立たないようにもしています。
また、保険適用で経済的な負担が大きくないため、安心して治療を受けていただけることも採用理由のひとつですね。
「原発性腋窩(えきか)多汗症」と呼ばれる重度のワキ多汗症の方には、ボトックス注射による治療を提供しています。年に1~2回程度の治療で、発汗を抑えることが可能です。ただし、クリニック側のコスト負担が大きいことから、実施しているクリニックは少ないと思います。
ワキガで悩んでいる患者さんの中には、検査をしてみると実は多汗症だったというケースがよくあります。ワキガ治療を専門とする医師として、そういった患者さんの悩みにも応えたいという想いから、ボトックス治療を行うようになりました。
洗顔の指導から、飲み薬や塗り薬などの薬物療法まで、症状に応じて治療を行います。
他院で治らなかった方が来院されるケースでは、にきびあとや肌の赤みの治療、難治性にきびの治療など、自費診療での治療を求めて来られる方が多いですね。その場合にはケミカルピーリングや光温熱治療(クリアタッチ)、イオン導入やフラクショナルレーザーによる治療を提供します。
だれでも簡単に医療に関する情報を得やすい時代になりましたが、断片的な情報を多く集めると、かえって悩みを大きくすることにもつながります。実際に症状を見て分かることも多いので、まずは相談のつもりで気軽に来院していただきたいですね。無理に施術をお勧めすることはありません。安心してみなさんのお悩みをお聞かせください。
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独自開発の「5D注⼊法」により、痩せ型でも豊かな膨らみのある魅力的なバストを提供します。
患者様に合わせて設定した治療のゴールを一緒にめざし、予防からリハビリ、再生医療まで幅広く提供します。
患者様がいつまでも笑って過ごせる社会を実現するために、内視鏡検査の技術を駆使し予防医学を推進します。