医療法人幸健会 蒲田ステーション歯科　佐藤 義太郎 理事長 | ドクターズインタビュー

「エアフロー」を用いたメンテナンス・クリーニングを、保険診療で提供

― 貴院の特徴について聞かせてください。

新しい技術や治療法を積極的に導入しながら「痛くない」「通いやすい」「質が高い」歯科治療を追求し、患者様お一人お一人に寄り添った治療を実践しているクリニックです。お忙しい方でも無理なく通っていただけるよう、JR蒲田駅から歩いてすぐの好立地にクリニックを構え、平日は夜20時まで診療。さらに、土・日・祝日も年中無休で対応しており、急患の受け入れも随時行っています。
また、お口や歯に関するお悩み・ご要望に院内で一貫して対応できるよう、マウスピース矯正等にも対応していますが、特に力を注いでいるのは「メンテナンス・クリーニング」「セラミック治療」「ホワイトニング治療」です。

― メンテナンス・クリーニングについて、特にこだわっているポイントはありますか。

“予防歯科の先進国”として知られるスウェーデン式のアプローチを採用し、「エアフロー」という機器を用いたクリーニングを実施しています。従来の歯周病治療では、歯茎に局所麻酔をして歯周ポケットの奥まで器具を入れ、歯石をガリガリと削る治療法が一般的でした。これは1970〜80年代に確立された手法なのですが、治療の過程で歯の表面を傷つけてしまい、痛みや知覚過敏といったリスクを引き起こすことも少なくありません。
エアフローを用いた治療では、歯に直接触れることなく、特殊なパウダーと水流で汚れや細菌を取り除くため、痛みはありませんし歯を削ることもありません。マッサージやエステを受ける感覚で、メンテナンスに通っていただくことができます。なおエアフローを使ったクリーニングは、自費診療で行われることが一般的ですが、当院では保険診療の範囲で提供しています。コストがかかるのも事実ですが、「患者様にとってベストな選択肢を届けたい」という想いから、この方針を貫いています。

高品質な「セラミック治療」「ホワイトニング治療」を手ごろで身近なものに

― 「セラミック治療」についてはいかがでしょうか。

医療法人内で歯科技工所を立ち上げ、経験豊富な歯科技工士を直接雇用。中間コストを徹底的に削減することで、高品質なセラミック治療をできるだけ手軽に受けられる体制を構築しています。近年は、口腔内スキャナーと、AI機能を搭載したCAD／CAMシステムの活用により、セラミックの設計から製作までワンタッチで行えるようになりつつありますが、当院ではあえて歯科技工士による手作業も併用しています。患者様お一人お一人のご要望や、口腔内の微細な特徴に合わせた高品質・高精度のセラミックをスピーディに仕上げることが可能です。
当院の歯科技工士は、デジタル技術に加え「ワックスアップ」と呼ばれる伝統的な手法にも習熟しています。ワックスアップとは、歯科用のワックスを使って歯の形を一から手作業で再現する作業で、歯の形態や咬み合わせを細かく調整できるのが特徴です。こうしたアナログ技術に裏打ちされた経験があるからこそ、デジタル設計においても細部まで精度の高い仕上がりが実現できるのです。「近い将来、歯科技工士の仕事はAIによって代替されるのではないか」という意見もありますが、人間を相手にする仕事である以上、絶対になくならないと思いますね。

― 「ホワイトニング治療」のポイントについても教えてください。

「できるだけ多くの方々に、質の高い医療を届けたい」という想いのもと、高い効果が見込まれる強力な薬剤と光触媒を組み合わせたホワイトニング治療を提供しています。患者様としっかりとコミュニケーションを取り、通院頻度や「真っ白な歯にしたい」「自然な白さを目指したい」などのご希望をうかがって、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせながら、ライフスタイルに合わせた柔軟な提案が可能です。

― 受診を検討されている患者様に、メッセージをお願いします。

私のモットーは、患者様のご希望・ご要望を否定しないこと、そして、患者様の気持ちに最大限に寄り添った治療を提供することです。たとえば「絶対に歯を抜きたくない」といった声にも丁寧に耳を傾け、リスクを共有しつつ、最善の選択を一緒に考えていく姿勢を大切にしています。
歯科治療においては、技術のみならず、医師やスタッフと患者様の“相性”も非常に重要です。どんな些細なご相談でも構いませんので、まずは当院に足を運んでみてください。