武蔵小杉ささもと小児科・アレルギー科 笹本 光紀 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.201

小児科

子供のアレルギー性鼻炎には、将来の健康も見据えた適切な治療を
子供のアレルギー性鼻炎には、将来の健康も見据えた適切な治療を
武蔵小杉ささもと小児科・アレルギー科
  • 笹本 光紀 院長
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神奈川県川崎市、東急東横線武蔵小杉駅直結のクリニックモール内にある「武蔵小杉ささもと小児科・アレルギー科」は、小児科一般からアレルギー診療まで幅広く対応する。小児のアレルギー性鼻炎は2歳頃から発症するケースもあるが、小さな子ほど自分の症状をうまく伝えられないもの。さまざまな症状の背景にアレルギーが隠れていることもあり、早い段階で気づいて手を打てば、体質改善や将来の健康にもつながる可能性があるという。日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医である笹本光紀院長に、アレルギー性鼻炎の症状や風邪との見分け方、舌下免疫療法などの各種治療法について伺った。(取材日 2026年9月30日)

風邪と間違われやすいアレルギー性鼻炎を、丁寧な問診と検査で総合的に診断

― アレルギー性鼻炎とはどのような病気ですか?

鼻の粘膜でアレルギー反応が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が繰り返し現れる病気です。原因となる物質はアレルゲンと呼ばれ、それらに触れている限り症状が続いてしまうのが特徴です。いわゆる「花粉症」も、花粉がアレルゲンの季節性アレルギー性鼻炎に分類されます。
風邪とよく間違われますが、見分けるポイントがあります。風邪はウイルス感染によるもので、発熱や喉の痛み、全身のだるさを伴うことが多く、鼻水も最初は透明でも次第に黄色や緑色に変わり、数日で落ち着いていきます。一方、アレルギー性鼻炎では熱や喉の痛みはなく、透明でサラサラとした鼻水が長く続きます。

― 小児では、どのような症状が多いですか?

くしゃみと透明でサラサラとした鼻水、鼻づまりが中心です。小さなお子さんは症状をうまく言葉にできませんので、しきりに鼻を触る、鼻血が出るといった様子がサインになります。2歳頃から症状が出るお子さんもいますが、幼稚園や小学校に入ってから目立ってくることが多いですね。
鼻づまりがひどくなると口で息をするようになり、喉が乾燥したり、いびきをかいたり、眠りが浅くなったりします。朝起きたときのくしゃみや鼻水がひどい、特定の場所や季節で悪化する、口を開けて寝ている、落ち着かず集中できないなどの様子が見られたら、アレルギーの症状が隠れている場合があります。

― 診断はどのように行うのでしょうか?

まずは丁寧に問診し、いつから症状があるのか、どんなときに強くなるのか、ご家族にアレルギーの方がいらっしゃるかなどを伺います。そのうえで鼻を診察し、粘膜の腫れや色、鼻水の性状を確認します。
続いて、特定のアレルゲンに対するIgE抗体の量を血液検査で測り、何の物質にアレルギー反応が起きているのかを調べます。状況により、アレルギー反応によって増える「好酸球」が鼻水の中に存在するかを確認する、鼻汁好酸球検査も行います。ただし検査結果が陽性でも、症状がないから治療も必要ないというケースもあり、総合的な診断が大切です。

症状だけでなく体質そのものを改善。5歳から始められる「舌下免疫療法」

― 治療法について教えてください。

大きく分けて、3つあります。1つ目は、原因となるアレルゲンをできるだけ避ける、環境の工夫。2つ目が薬物療法で、抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬などの飲み薬と、ステロイド点鼻薬などがあります。そして3つ目が、アレルゲン免疫療法です。
飲み薬は全身に作用し、くしゃみや鼻水、鼻づまりに幅広く効果が期待できますが、眠気に注意が必要な場合もあります。点鼻薬は鼻に直接作用するため、特に鼻づまりに対して効果が出やすく、全身への影響が少ないのが利点です。症状に応じて単独で使ったり併用したりしますが、薬はあくまで対症療法であり、体質そのものは変えられません。

― アレルゲン免疫療法とはどのような治療方法でしょうか?

当院では、5歳以上から始められる「舌下免疫療法」を提供しています。毎日ご自宅でスギ花粉またはダニのエキスをごく少量ずつ舌の下に含み、体を慣らしていく治療です。体質そのものに働きかけるので、症状が軽くなる、薬の量を減らせる、将来の喘息などの発症を抑えるといった効果が期待できます。
期間は最低3年、長ければ5年ほど継続する必要があるので、根気強さと保護者の方のサポートが欠かせません。スギは花粉の飛散時期を避けて6月から12月頃に開始するのが一般的で、ダニは時期を問わず開始できます。治療初期に口の中のかゆみや腫れが出ることがありますが、多くは軽度です。

ドクターからのメッセージ
  • 笹本 光紀 院長

お子さんの鼻水や鼻づまりは「そのうち治るだろう」と見過ごされがちですが、睡眠不足や集中力の低下につながり、口呼吸が続けば歯並びや顔の成長にも影響しかねません。またアレルギー性鼻炎は、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、喘息などと深く関連する「アレルギーマーチ」の一環でもあり、早期に適切な治療を行うことは、他のアレルギー疾患の発症や重症化を抑える意味でも非常に重要です。
当院では、小児科とアレルギー科両方の視点で発達全体を見ながら、ご家庭に合った治療を提案することが可能です。私自身も幼少期にはアレルギー性鼻炎に悩まされており、毎日のように鼻血を出していました。そういった経験も踏まえ、当事者目線でお子さんや保護者の方にも寄り添い、納得できる説明を心がけています。どうぞお気軽にご相談ください。

子供のアレルギー性鼻炎には、将来の健康も見据えた適切な治療を
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住所
神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1302
電話番号
044-411-1177
最寄駅
武蔵小杉駅
アクセス
東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅直結
JR南武線「武蔵小杉」駅 徒歩4分
JR横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅 徒歩6分
駐車場
あり
ららテラス武蔵小杉の地下駐車場(約70台収容)をご利用いただけます(2時間無料)。
駐車券を受付までご持参ください(当院のスタンプが必要です)。
※近隣駐車場の提携はございません。
診察領域
アレルギー科、小児科、予防接種、健康診断
専門医
アレルギー専門医、小児科専門医
専門外来
ぜんそく専門外来、小児のアレルギー外来、アトピー外来