港みみ・はな・のどクリニック 荒木 幸絵院長 | ドクターズインタビュー

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さまざまな
女性医師の総合力で
地域医療の第一線を担う

街の頼れるドクターたちvol.016

港みみ・はな・のどクリニック
  • 荒木 幸絵院長
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「港みみ・はな・のどクリニック」は、名古屋の中心街と名古屋港をつなぐ地下鉄名港線「築地口」駅から徒歩1分の場所にある。子供から高齢者まで、幅広い患者さんから親しまれているクリニックだ。開院5年目の2017年から小児科診療を開始。在籍する医師はすべて女性医師である。荒木幸絵院長は、病気の治療もさることながら、病気にならないための啓蒙活動を重視。診療スペースには至る所に手作りの掲示物が貼られており、アレルギーの患者さんが多くなる時期には、毎年小冊子を作って配布するという。自身もひどい鼻炎に苦しんだ経験をもつという荒木院長に、開業の経緯や目指すクリニック像についてお話を伺った。(取材日 2019年6月20日)

身近にあった医療に気づき、耳鼻咽喉科医へ。開業地は思い出の場所

―なぜ、医師を志されたのでしょうか?

医療の道へ進むことを決めたのは、高校生のときです。中高大一貫校でしたが、友人が外部の大学への進学を希望していると知り、その選択肢を自分も検討したことがきっかけとなりました。幼少期に妹が病気で入院していたこと、小学生のときに同居していた祖父が脳梗塞で倒れて在宅介護を手伝ったこと、その影響から医療漫画や小説を好んで読んでいたこと――振り返ってみると、幼い頃から医療がとても身近だったことに気づき、医学部を受験することにしたのです。

―耳鼻咽喉科を選んだ理由を教えてください。

子供が好きだったことから、入学当初の第一候補は小児科でした。二番目が耳鼻咽喉科。理由は子供の頃から鼻が悪く、耳鼻咽喉科によくお世話になっていたからです。
さまざまな科をみて回るうちに、「手術をしたい」という気持ちが芽生えました。最後は耳鼻咽喉科と産婦人科で悩みましたが、子供からお年寄りまで幅広い患者さんを診られること、そして将来の開業を視野に入れて、耳鼻咽喉科に決めました。

―開業のきっかけは何ですか?

以前勤務していたクリニックの先生から影響を受けました。理想とするクリニックを作ることにとても熱心な方で、その様子を目の当たりにしたことで、開業への明るい希望を抱きましたね。
一方で、長女が小学校への入学を控え、勤務医を続けることが難しいと感じていたことも理由です。いわゆる“小1の壁”。母と妹、義母にも子供をみてもらっていましたが、この先は厳しいと考え、思いきって開業を決意しました。

―ご出身の地で開業されたと伺いました。

クリニックのある築地町(名古屋市港区)は、私の地元です。地域の方々に、育てていただいた恩をお返ししたいと思い、開業はここでしようと決めていました。
今クリニックがある場所は、実は、子供の頃に妹と一緒に通ったキャラクターショップの跡地なのです。まさか思い出の場所で開業することになるとは思ってもみませんでしたが、よいご縁に心から感謝しています。

複数の医師による診療。地域と女性医師にメリットをもたらす仕組みづくり

―開院後はどんな変化がありましたか?

開院3年目に新しい先生をお迎えして、2診体制へ移行しました。今は3名の耳鼻咽喉科専門医がいます。複数の医師による診療体制を継続して分かったことは、私がひとりで診るよりも、ずっと良い医療を提供できるということでした。先生方それぞれに経験と得意分野があり、それを当院の医療として提供できることは患者さんにとって大きなメリットです。
2017年には小児科を開設し、それまでよりもさらに低月齢のお子さんに来ていただけるようになりました。2つの領域を総合的に考えることで、保護者の方の相談にも乗りやすくなったと思います。

―荒木先生が得意とする治療を教えてください。

今もっとも注力しているのは、アレルギー性鼻炎の治療ですね。現在は内服薬や外用薬で、生活の質を落とさずに症状をコントロールすることが可能です。詳細に問診を行い、患者さんの希望とライフスタイルに合った治療を提供しています。また病気を治していくための治療として「舌下免疫療法」にも積極的です。私自身のつらい経験からも、新しい治療を提供していきたいという思いで取り組んでいます。
もうひとつは、補聴器外来。耳の治療や補聴器の調整はもちろん、医療費控除を受けるための書類作成などもサポートしています。

―今後についてはいかがでしょうか?

患者さんが「ここに来て良かった」と温かい気持ちになれる病院を目指しています。地域医療の窓口として、気軽に相談できるクリニックでありたいですね。今後は、関連性の高い診療科の開設も検討中です。患者さんが安心できるクリニックを作り、ここで触れた医療が子供たちの夢につながれば、これほどうれしいことはありません。
そして、当院をさまざまな女性医師が集まるクリニックにすることも私の目標です。結婚後・出産後にも安心して仕事を続けられる場を提供するために、賛同してくださる先生方とともに基盤作りに励みます。

―患者さんへのメッセージをお願いします。

病気は我慢した分だけ、治療に時間がかかります。中には手遅れとなってしまうこともあるため、できるだけ軽い症状のうちに医師へ相談しましょう。当院では生活指導や医療情報の提供など、病気が重症化する前に対処していただくための啓蒙活動にも力を入れています。通院が負担にならないよう、治療や処方も柔軟に対応していますので、ぜひお気軽にご来院ください。

さまざまな女性医師の総合力で地域医療の第一線を担う

港みみ・はな・のどクリニック

場所
愛知県名古屋市港区港栄4丁目3−5 MAP
電話
052-653-1717
診察領域
アレルギー科、耳鼻咽喉科、小児科、予防接種
専門医
耳鼻咽喉科専門医、小児科専門医

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