大学病院での
豊富な手術経験を、
地域の眼科医療に活かす
結膜炎から白内障や緑内障、硝子体の日帰り手術まで、何でもご相談いただける地域密着のクリニックです。
- 新井眼科クリニック 北海道札幌市東区
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- 新井 悠介 院長
街の頼れるドクターたちvol.171 眼科
目次
医師の道を志したのは、先代院長である父の背中を見て育った影響が大きいですね。しかし最初から眼科医になろうと思っていたわけではありませんし、父に「眼科医になってクリニックを継いでほしい」と言われたこともありませんでした。医学部卒業後は初期研修医として様々な診療科を回るものですが、もともと私は手術が好きで、外科に興味を持っていたのです。しかしある日、眼科手術の現場で大きな衝撃を受け、これが人生の大きな転機となりました。眼球というのは本当に繊細な臓器なので、わずかな出血があるかないか、目の中に悪い膜が一枚残っているかどうかで、「見える・見えない」が決まってしまいます。そんな世界を目の当たりにし、その美しさに魅了されると同時に、これはやりがいのある仕事だと確信しました。そうして眼科に進むことを決め、自治医科大学附属病院でキャリアを積んできたのです。
放置すれば失明につながりかねないような重度の白内障や緑内障、さらには硝子体の手術など、難易度の高い症例を多数手がけてきました。なかでも硝子体手術は、視力に直結する「黄斑」と呼ばれる部分を扱います。ほんのわずかなミスが大きな後遺症につながるため、繊細かつ丁寧な作業が求められますし、何よりも「やり直しが効かない」というのが、ほかの手術と決定的に違うところです。解剖学的な知識はもちろん、手先の器用さや集中力、ある種のセンスも必要とされます。大学病院でこうした症例を数多く経験できたこと、そして多焦点眼内レンズをはじめとする新しい治療法に触れられたことは私の大きな財産ですし、地域医療でも大いに役立てていきたいですね。
「目のことなら何でもご相談いただけるクリニック」を目指し、赤ちゃんの結膜炎から、小中学生の近視やものもらい、中高年の白内障・緑内障まで、幅広い世代の目の悩みに対応しています。近年は学童期の近視が急増していることもあり、低濃度アトロピン点眼薬やオルソケラトロジーを用いた近視抑制治療にも力を入れています。また網膜剝離のような緊急手術にも対応しています。
白内障や緑内障、硝子体の手術に関しては、すべて「日帰り手術」で対応可能です。術後1週間はこまめにご来院いただく必要がありますが、「自宅で休めるのがありがたい」「入院の必要がなくて助かる」とご好評をいただいています。手術自体は短時間で終了しますし、身体的な負担も少なく済むよう工夫しています。患者様は札幌周辺にお住まいの方が中心ですが、なかには遠方から何時間もかけて通ってくださる方もいらっしゃいますね。
大学病院ではある程度診断がついた患者様を治療することが多かったのに対し、クリニックでは問診によって患者様の困りごとをしっかりと汲み取り、その上で適切な検査を行わなければ病気を見つけることもできません。一人ひとりのお話にしっかりと耳を傾け、その思いや背景を引き出す力が求められるのです。
だからこそ、手術や治療を終えた患者様から「よく見えるようになりました!」といったお言葉を掛けていただけたときは、大きなやりがいを感じます。今後もみなさんのご期待に応え、常に最良の医療を提供できるよう精進したいですね。
これからも「光と見えるを大切にする医療」をモットーに、丁寧な診療を実践していきます。眼内コンタクトレンズ(ICL)などの新たな治療法や検査機器を積極的に導入していく方針ですし、将来的には札幌周辺だけでなく、広く北海道全体の眼科医療について、質の向上やアクセスの改善に貢献したいですね。
「この症状、眼科で診てもらってもいいの?」と迷うような、些細なことでも構いません。大学病院で培った知識や技術を最大限に生かしながら、患者様に寄り添った診療を続けていきますので、お気軽にご相談ください。
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結膜炎から白内障や緑内障、硝子体の日帰り手術まで、何でもご相談いただける地域密着のクリニックです。
圧力波を患部に照射する「体外衝撃波治療」を提供。国内ではまだ珍しい、集束型の機器を導入しています。
四谷三丁目駅から徒歩2分。広々としたリハビリテーション施設で、身体を本来あるべき状態に近づけます。