下肢静脈瘤の悩みに
向き合い、期待を超える
治療を提供したい
レーザーカテーテル焼灼術の豊富な経験を基に、患者さまが悩んでいるポイントの確実な解消を目指します。
- 目黒外科 東京都品川区上大崎
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- 齋藤 陽 院長
- 飯田 絢子 先生
街の頼れるドクターたちvol.109 耳鼻咽喉科
目次
睡眠時無呼吸症候群とは、就寝中に呼吸が止まり血中酸素濃度が低下する状態です。長期化すると、血管や脳にダメージが蓄積して、心筋梗塞や脳梗塞など重篤な疾患の発症に繋がることがあります。主な原因は、加齢、肥満、骨格、就寝時の体位です。睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者様には、問診及びご自宅での睡眠検査を実施し、睡眠時無呼吸症候群かどうか、何が原因で発症したのか突き止めて、一人ひとりに適した治療をご案内します。
睡眠時無呼吸症候群は、オンライン診療との相性がよいです。検査で睡眠時の脳波や寝返りの回数などのデータを収集し、結果を分析して診断したり治療経過を把握したりすることが可能だからです。また、治療では長いお付き合いが必要になるため、いつでも好きな場所で受けられるオンライン診療は、通院による負担軽減の観点からもメリットがあります。
主に50〜60歳代、男性が9割、女性では閉経後の方が多い印象です。この年代は、お仕事で重要なポジションに就いていたり、子育てが一段落したと思ったら身内の介護が始まったりと、自分の時間を確保するのが難しいもの。「睡眠で気がかりなことがあるけれど、クリニックを受診する数時間を捻出するのも難しい」とお困りだった方が、オンライン診療を知ってやっと受診に繋がれるということがあるのです。
東京駅からも近いこともあり、地方にお住いの患者様が観光やお仕事と併せて来院されるケースもあります。
予約時に問診票をご記入いただき、診察時に睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者様には、自宅での検査キットをお送りします。就寝の血中酸素濃度と心拍数、呼吸状態、寝返り回数など睡眠の状態が記録できますので、結果を専門機関で分析して総合的に診断します。再診時に診断結果をお伝えし、併せて治療方針と治療方法をご説明します。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure/経鼻的持続陽圧呼吸療法)、マウスピース装着、減量、就寝時の体位調整などがあり、原因とライフスタイルなどを考慮しながら、患者様に合わせてご提案します。初診から検査機器到着まで7〜10日、CPAPの機器レンタルやマウスピースが必要なケースでは、治療開始まで1か月が目安です。
※睡眠時無呼吸症候群に対するCPAPのオンライン診療は、厚生労働省の通達により、現在受付休止中です(2023年10月時点)。診療をご希望の方には、対面診療をご案内しています。
全国的にも少ないかもしれません。耳鼻咽喉科の医師が睡眠時無呼吸症候群を診るメリットは、咽頭部を内視鏡で観察して、器質的な問題や、他の耳鼻咽喉科疾患の可能性も考慮しながら診療できることです。とくに睡眠時無呼吸症候群はあらゆる発症要因が考えられるため、総合的な診断と対応が求められます。
睡眠分野の診療を志したのは、大学病院時代の恩師の影響です。人生の1/3を占める睡眠の充実はより豊かな毎日に繋がります。しかし、つい頑張ってしまい睡眠をおろそかにしている方は多いです。睡眠時無呼吸症候群で中等症以上の方は2019年時点で全国に約900万人と推測されますが、実際に治療を受けているのは50万人程度です。「いびきをかくのは異常」であることの周知と睡眠の重要性の啓発活動を、診療を通じて行っていきたいですね。
当院では、院長ともう一名の医師が内科を担当しています。睡眠時無呼吸症候群は糖尿病や高血圧などの生活習慣病を併発しているケースが多く、院内で連携して診療にあたっています。病状が安定している患者様は私が話を伺うこともありますが、気になる変化があればオンライン診療を一旦中断し、内科医に引き継ぐことが可能です。
寝ているのに疲れが取れなくてお困りの方は、年齢や性別を問わず「睡眠を見直すチャンス」がやってきているのかもしれません。一緒に原因を突き止めて、改善方法を考えましょう。どうぞお気軽にご相談ください。
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