やぎ総合診療クリニック 八木 慎太郎 院長 | ドクターズインタビュー

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医療へのハードルを下げ、
早期診断・早期治療に
つながる総合診療

街の頼れるドクターたちvol.216 内科

やぎ総合診療クリニック
  • 八木 慎太郎 院長
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埼玉県さいたま市、JR南浦和駅徒歩2分の「やぎ総合診療クリニック」は、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、整形外科や皮膚疾患にも対応する「地域のかかりつけ医」だ。日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医である八木慎太郎院長は、総合病院の脳神経外科を皮切りに救急科や内科、整形外科、皮膚科を標榜する総合診療科で経験を積んできた。一時はコンサルティング会社にも勤めたが、その際に日本の医療を外側から見つめ直し、地域医療と高度医療をつなぐ「総合診療・プライマリケアの重要性」に改めて気づいたという。同院の特徴やスムーズな受診を実現するための工夫、総合診療の役割、今後の展望について八木院長に伺った。(取材日 2026年4月25日)

総合診療の充実が、高度医療機関への患者集中やポリファーマシーを防ぐ

― 貴院の特徴について聞かせてください。

「総合診療クリニック」として、どんなことでもご相談いただける体制を整えており、内科を中心に整形外科、皮膚科、リハビリテーションと幅広い診療が可能です。まず当院で診断を行い、こちらで対応できるものは治療する。より専門的な医療が必要だと判断した場合には、スピード感をもって大学病院や総合病院、専門クリニックにつないでいく。「とりあえずあそこに相談してみよう」と思っていただけるような「地域のかかりつけ医」として、医療への入口という役割を果たしたいと考えています。

― 総合診療は、患者様のどのようなお悩みを解決できるのでしょうか?

日本の医療は専門分化が進んでいることもあり、「どの診療科を受診すればいいかわからない」と悩んでしまう方も少なくないはずです。しかしこうした迷いから、早期発見・早期治療のタイミングを逃してしまうケースもあるのではないでしょうか。当院では、症状にかかわらず気軽にご相談いただける体制を整え、「医療へのハードル」を下げることで、早期の受診につなげていきたいのです。
また近年、複数の疾患を抱えるご高齢の患者様を中心に、いわゆる「ポリファーマシー(多剤併用・重複服薬)」が医療の課題となっています。当院では複数の疾患を横断的に診療するので、患者様の服薬状況を一元的に把握することが可能です。必要に応じて処方内容を整理・調整することで、より適切かつ安全な治療が実現できます。医療費の増大という社会的課題の解決にも、一定の役割を果たせるのではないでしょうか。

― 総合診療クリニックを開業された背景を教えてください。

私は脳神経外科医としてキャリアをスタートしましたが、一時期コンサルティング会社に転職し、日本の医療を外側から見つめ直す機会がありました。その中で強く感じたのが、わが国ではクリニックレベルのプライマリケアや総合診療機能が、海外に比べて圧倒的に不足しているということです。本来であれば、まず地域のクリニックが症状を見極め、必要に応じて専門医療につなぐ必要があります。しかしその機能が十分でないために、大学病院などの高度医療機関に患者様が集中してしまう。こうした課題の解決を担う存在として、総合診療の重要性に気づいたことが私の大きな転機となりました。

スムーズな診療を実現するための工夫を徹底。予防医療にも力を入れる

― どのような患者様が来院されていますか?

近隣の方を中心に、10代から90代の方まで幅広い年齢層の方にご来院いただいています。風邪や外傷などの急性症状で受診したことをきっかけに当院の存在を知ってくださり、その後も健康診断の異常や別の不調でご来院いただくケースが多い印象です。生活習慣病の治療のために、継続的に通院されている方も多くいらっしゃいます。

― スムーズな受診の実現にも注力されているそうですね。

特に力を入れているのが、患者様の待ち時間削減です。時間帯予約制やWeb問診、クレジットカードによる事後決済の仕組みを導入するなど、来院から診察、検査、会計に至るまで設計に工夫をこらしました。また院内のオペレーションについても、事務作業は診察後に回すなどの取り組みで患者様の滞在時間をできるだけ短縮するよう徹底し、スタッフ一丸となって秒単位での改善を積み重ねています。しかし急患や予約外の方の受け入れにより、予約いただいた患者様をお待たせしてしまうこともありますので、引き続き課題の解消に努めたいですね。

― 今後の展望について聞かせてください。

「予防医療」の領域に取り組んでいきたいと考えています。患者様の健康を守るためには、病気になってから治療するだけでなく、健康診断や日々のちょっとした変化を通じて早期にリスクを把握し、病気になる前の段階で介入していくことが大切です。当院ではすでに生活習慣病や骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群など重大なリスクとなる疾患の治療を行っていますが、今後さらに運動療法や食事療法も充実させることで、より深く効果的な予防医療の提供を目指していく方針です。

― 最後にメッセージをお願いします。

より多くの患者様に「医療をもっと身近に感じてもらいたい」「ご自身の健康に関心を持っていただきたい」──これが私の大切にしている想いです。「この程度で受診していいのだろうか」などと悩まず、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

医療へのハードルを下げ、早期診断・早期治療につながる総合診療

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住所
埼玉県さいたま市南区南本町1丁目8-1 コイケレジデンス202
電話番号
048-829-7324
最寄駅
南浦和駅
アクセス
JR武蔵野線、JR京浜東北線「南浦和駅」西口から徒歩2分
診察領域
内科、整形外科、リハビリテーション科、皮膚科、予防接種、健康診断