樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院 山中 佑次 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.144

形成外科

まぶたが下がる眼瞼下垂症。
美容にこだわった治療も可能です
まぶたが下がる眼瞼下垂症。<br>美容にこだわった治療も可能です
樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院
  • 山中 佑次 院長
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近鉄奈良駅から徒歩1分の「樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院」は、日本形成外科学会形成外科専門医である山中佑次院長のもと、眼瞼下垂症を改善するための外科手術を多数行ってきた。後天性の眼瞼下垂症は加齢によって引き起こされることが多く、症状がひどくなるとまぶたが瞳孔を覆うようになり視野障害が生じてくる。視野が欠けて日常生活に支障をきたすだけでなく、年老いた見た目を気にする患者も多い。眼瞼下垂症に悩む患者に寄り添い、納得のいく結果を出すことに尽力する山中院長に、眼瞼下垂症の症状、治療法や手術、同院の治療方針などを伺った。(取材日 2024年12月3日)

患者の希望に寄り添い、「切る」「切らない」どちらの手術も選択可能

― 眼瞼下垂症とは、どのようなものでしょうか?

眼瞼下垂症には大きく分けて、先天性と後天性があります。先天性は生まれながらに症状がある状態ですが、後天性はいわゆる経年変化で、早いと30代からみられます。いずれも眼瞼(まぶた)が垂れ下がり、視界を遮ってしまって見づらくなる症状のことです。後天的にまぶたが下垂するのは、「皮膚のたるみ(皮膚弛緩)」「目を開ける筋肉の老化(眼瞼挙筋の機能低下)」という二つの原因が挙げられます。いずれも加齢のほか、ハードコンタクトレンズの長時間使用や、アトピー性皮膚炎などの掻痒で日常的に目元を触ってしまうことなどが影響するようです。

― どうやって治療するのでしょうか?

基本的に、眼瞼下垂症の治療には外科処置が必要で、原因や状態によって切る場所は異なります。
「皮膚のたるみ」に起因する場合は眉毛の下あたりを切って縫合するのが一般的であり、ナチュラルに美しく仕上がります。ただどうしてもメスを入れる、切る、ということに抵抗を感じる患者さんに対しては、美容外科で行われる二重手術(埋没法)を提案しています。自費診療にはなりますが、皮膚も粘膜も切開せずに眼を開くことが可能です。原因が「目を開ける筋肉の老化」である場合は、二重ラインを切開し、眼瞼挙筋の機能を回復させる処理を行う必要があります。
いずれの場合も、眼瞼の機能回復という目的のみならず、たるみの改善度合いや二重幅の調整という審美的観点が加わるため、患者さんとしっかり話し合って納得いただいたうえで治療を進めなければ、望む結果につながりません。
なお治療に保険が適用されるかどうかは、症状の進行具合によります。まぶたが黒目の中央(瞳孔)にまで覆いかぶさり視野が欠けてしまうと、日常生活に支障をきたすと判断され、重症の眼瞼下垂症として保険適用が認められます。

― 貴院での一般的な手術の流れを教えてください。

まず十分な診察を行い、患者さんの悩みや症状を確認します。ご一緒に鏡を見ながら、「この部分をこう切って(あるいは埋没させて)こんな感じに仕上げていきましょう」と、術後の仕上がりまで丁寧にシミュレーションを行います。この時に、ダウンタイムについてもしっかりと説明することが大切です。手術直後、もっとも腫れる手術翌日、1週間後、4週間後……などと実際の画像を見ていただき、ご自身の術後の様子がイメージできるようにします。1か月もすれば腫れも引き、傷跡もメイクで隠せる程度に落ち着きますが、回復過程には個人差があります。まぶたの厚み、作る二重幅などによってダウンタイムにも違いが生じることを伝え、納得した上で手術に臨んでいただきます。
手術そのものは、術式によって30分~1.5時間ほどで終わり、いずれも日帰り手術となります。その後もきっちりとアフターフォローをさせていただきます。

形成外科として、機能回復はもちろん患者の美容ニーズにも丁寧に対応

― 眼瞼下垂症の外科手術において、貴院の強みはなんでしょうか?

医師が手術のゴールをどこに設定しているか、それによって眼瞼下垂症の手術の結果は大きく変わります。垂れ下がったまぶたを持ち上げて視界を回復させる「機能回復」をゴールとするならば、二重の左右差や幅の大小は問われないでしょう。
しかし、それだけでは満足できない患者さんは多く存在します。体内に隠れている内臓と違い、まぶたに左右差が生じたり二重の形状に不満が残ったりすると、鏡を見るたびに目に付いて新たなストレスになってしまうかもしれません。つまり目の手術は、視野の回復だけでなく、見た目の回復も重要になってきます。
当院では美容目的の外科手術も豊富に行っていますので、見た目にこだわる数多くの患者さんにも喜んでいただいてきた実績があり、この経験と技術が最大の強みと考えています。

― そのほかに力を入れていることはありますか?

先程の話にも通じるのですが、実は手術に要する時間も大変重要になってきます。術後の腫れを抑え、見た目もよく仕上げるには、手術時間を可能な限り短縮し、患者さんに痛みや不安を与えず出血させないことが必要不可欠です。手術が手間取ったり長引いたりしては、患者さんの目指す結果にたどり着けません。なるべくリラックスして過ごしていただけるよう心地よい空間づくりを大切にし、スタッフの話し方、表情、所作などの接遇にも全員で気を配っています。

― アフターフォローにも力を入れて取り組まれているそうですね。

そのとおりです。そもそも手術前の診察の段階で、いかに丁寧にお話を聞き経過の説明を行うかによって、術後の満足感に違いが出ると考えています。手術によって得られる結果と生じ得る誤差、ダウンタイムの推移や回復までの過程をきっちりと説明し、納得いただかなければ手術はお勧めしていません。そのような過程を踏まえて、術後の経過観察や定期検診などのアフターフォローを大切にしております。どうぞ安心してご相談にいらしてください。

自費診療の費用(目安)

二重手術(埋没法・1年保証2点止め)両側:77,000円(税込)
二重手術(切開法・眼瞼下垂症手術):330,000円(税込)

ドクターからのメッセージ
  • 山中 佑次 院長

もし「眼瞼下垂症かも?」と思ったら、まず医師に相談してみてください。当院では患者さんが納得できるまでしっかりと手術や症状についてお話します。それからご自身でじっくりと考えて、信頼できると感じたら手術を決断されると良いでしょう。

まぶたが下がる眼瞼下垂症。美容にこだわった治療も可能です
まぶたが下がる眼瞼下垂症。美容にこだわった治療も可能です

樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院 地図を見る

住所
奈良県奈良市小西町25-1 奈良テラス2F
電話番号
0120-114-188
最寄駅
近鉄奈良駅、JR奈良駅
アクセス
近鉄奈良駅4番、6番出口・バス停より徒歩1分
JR奈良駅より徒歩10分
診察領域
形成外科、美容外科、皮膚科、美容皮膚科
専門医
形成外科専門医
専門外来
皮膚のアレルギー外来、男性の脱毛症外来・AGA専門外来、多汗症専門外来、爪専門外来