複数診療科を一か所で。治療から介護にも
シームレスなケアを提供
高齢者の受診が多い診療科を揃え、介護施設も併設。認知症患者様とご家族様のストレスや負担を軽減します。
- ソフィア横浜クリニック 神奈川県横浜市戸塚区
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- 玉城 貴啓 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.116
消化器外科
目次
そけい部とは両足の付け根あたりのことで、そけい部の筋肉の隙間から腸の一部や内臓脂肪が皮膚の下に押し出される病気が「そけい部ヘルニア」で、いわゆる“脱腸”です。
そけい部の中にある靭帯を挟んで上部(頭側)の内側が膨らむ「内そけいヘルニア」、外側の「外そけいヘルニア」、さらに下部(足側)に症状が生じる「大腿ヘルニア」。この3つを総称して、そけい部ヘルニアと呼びます。
主な症状はそけい部の膨らみで、違和感があり、痛みを伴うこともあります。
皮膚の下に押し出された腸は、初期には押すと元に戻りますが、自然治癒することはありません。さらに進行して腸がお腹の中に戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」になると、腸閉塞を引き起こします。早急に手術しなければ命に関わるほど危険な状態です。
嵌頓まで進行するケースは少ないですが、そけい部ヘルニアは自然に治ることはなく、膨らみが大きくなると手術の難易度が上がり合併症リスクも高くなるため、早めの受診をお勧めします。
加齢によって筋肉や筋膜が衰えることが主な原因ですが、他にも仕事や生活習慣などに起因して発症することがよくあります。
腹圧の上昇によって腸や脂肪が押し出されるため、重たい荷物を運ぶ仕事や立ち仕事をしている方、日常的に筋肉トレーニングをしている方、妊娠中の方もなりやすい病気です。また遺伝的な要因が指摘されており、実際の診療でも家族歴のある方が一定の割合でいらっしゃいます。
「鼠径部切開法」と「腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術」の2つがあり、いずれもシート状のメッシュを筋膜に当てて補強・修復する手術です。
鼠径部切開法は、そけい部を5〜6センチほど切開して行います。一方、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は、腹部に開けた小さな穴から腹腔鏡と器具を挿入して行う手術です。傷跡が目立ちにくく、低侵襲で回復も早いため、日帰り手術が可能です。一般的には、おなかに3か所の穴を開けますが、当院では臍部(または臍下)の1か所のみで行う腹腔鏡手術、「ヒトツキズ腹腔鏡」を行っています。
当院で行っている腹腔鏡手術「ヒトツキズ腹腔鏡」は、傷が1か所のみなので、痛みが少なく回復が早い、傷跡も目立たないといった特長があります。
また、少し専門的なお話になりますが、日本で一般的な腹腔鏡手術である「TAPP法」とは、手術を行う場所が異なります。TAPP法の手術は腹腔内(おなかの中)で行うため、メッシュを留置する時に腹腔を覆う腹膜を切開する必要がありますが、縫い合わせた箇所が癒着すると、術後に腸閉塞を起こす可能性があります。それに対して当院のヒトツキズ腹腔鏡は「TEP法」という術式で行い、腹腔内には入りません。腹壁(筋肉)と腹膜の間にある空間(腹膜外腔)で手術を行うため、おなかの中に癒着が起こることはなく、臓器損傷や癒着による腸閉塞などの合併症リスクを下げられるので、より高い安全性が期待できると考えます。
やはり、手術当日に帰宅して日常生活に戻れることですね。入院は精神的にも負担がかかり、家庭や仕事の都合など何らかの事情を抱えている方も少なくないため、入院をせずに治療ができることは大きなメリットでしょう。
反対に入院を希望される方に対しては、提携病院と連携して対応しています。
手術後は回復室で過ごします。1時間ほど休んでから軽食と水分を摂っていただき、それから歩行確認などを行います。おおむね手術から2時間後、通常通りの動作ができるようになったらご帰宅が可能です。
手術直後は、ほとんど痛みはありません。数時間後に局所麻酔が切れると、翌朝にかけて痛みを感じる方もいらっしゃいますが、翌日夕方頃になると痛みも軽減してきます。私に直接つながる電話番号をお伝えしておりますし、翌日には私からお電話をします。不安を感じた時の相談はもちろん、万一の際にもすぐに対応するようにしています。
電車・車のどちらでもアクセスが良く、無料の駐車場も完備しています。火・金曜日は19時まで診療を行っており、土曜日にも手術が可能なので、忙しい方でも受診しやすいのではないでしょうか。滋賀県全域はもちろん、隣県からお越しになる患者さんもおられます。
滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック 地図を見る
高齢者の受診が多い診療科を揃え、介護施設も併設。認知症患者様とご家族様のストレスや負担を軽減します。
独自開発の「5D注⼊法」により、痩せ型でも豊かな膨らみのある魅力的なバストを提供します。
患者様に合わせて設定した治療のゴールを一緒にめざし、予防からリハビリ、再生医療まで幅広く提供します。