しらさぎ形成クリニック 神戸院 木下 将人 総院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.109

形成外科

まぶたが下がる「眼瞼下垂」を美容外科的視点で治療
まぶたが下がる「眼瞼下垂」を美容外科的視点で治療
しらさぎ形成クリニック 神戸院
  • 木下 将人 総院長
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神戸三宮駅から徒歩5分、商業施設やオフィスビルが建ち並ぶ中心街にある「しらさぎ形成クリニック神戸院」では、まぶたが下がったり開きにくくなったりする疾患「眼瞼下垂」の治療を行っている。眼瞼下垂には先天性と後天性があり、治療法も様々である。同クリニックでは後天性眼瞼下垂に対し、主にまぶたを切開する方法で治療しているが、術後の見た目の印象にも影響するため、当クリニックでは美容外科の経験が豊富な医師が「美容外科的視点」に配慮して手術を行っている。眼瞼下垂の原因や手術の方法、治療の流れなどについて、木下将人総院長に話を伺った。(取材日 2023年8月23日)

主に筋肉機能の低下によって発症。老化やコンタクトレンズが原因の場合も

― 眼瞼下垂とは、どのような疾患なのでしょうか?

眼瞼下垂は、さまざまな要因で上まぶたが開きにくくなったり、たるんだりする疾患です。先天性と後天性があり、先天性眼瞼下垂は赤ちゃんや子どもの頃から発症します。これは弱視の原因になるので、1~2歳で手術をして治療する必要があります。
一方、後天性眼瞼下垂は、上まぶたの動きをつかさどる上眼瞼挙筋に関連する神経のまひ、筋肉機能の低下を引き起こす筋ジストロフィーや重症筋無力症などの疾患によって発症することがあります。しかし、多くのケースでは疾患以外の要因により上眼瞼挙筋の機能が低下して、まつげ付近の軟骨「瞼板」との距離が離れてしまい、筋肉で瞼板を引き上げにくくなって発症します。

― 疾患以外で上眼瞼挙筋の機能を低下させる要因は何でしょうか?

老化は要因のひとつです。また、何十年もコンタクトレンズを使っている方は、装着・脱着時に上眼瞼挙筋が緩み、機能低下を引き起こすことがあります。そのほか、白内障手術でまぶたを開く道具「開瞼器」を使った際に、まぶたに負担がかかって発症するケースもあります。
眼瞼下垂の自覚症状は、まぶたが下がって上の方向が見づらい、頭痛や肩こり、眼痛がある、涙が頻繁に目から溢れる、ものが二重に見える、などです。また車の運転をされる方の場合、信号や歩行者が見えず事故を起こす危険性もあるので、安全のためにも早期に治療することが大切です。

― どのような治療方法がありますか?

後天性眼瞼下垂は多くの場合、「眼瞼挙筋前転法」と呼ばれる手術を行います。これは、上眼瞼挙筋と離れてしまった瞼板を結びつけて、まぶたを開ける力を取り戻す術式です。手術は部分麻酔で行い、2時間程度で終わります。この手術では効果が出ない場合は、筋膜を移植して上眼瞼挙筋上部の前頭筋と瞼板を固定する「筋膜移植法」を用いることになりますが、当院ではほとんどのケースにおいて眼瞼挙筋前転法で改善がみられます。
眼瞼下垂が軽度の場合、自由診療となりますが「眼瞼下垂埋没法」という糸を用いた切らない施術も可能です。これは皮膚の表面と瞼板、上眼瞼挙筋を縫い縮める術式で、プチ整形も兼ねています。ただし、極細糸を使用するため、稀に元に戻る場合や、目の左右で仕上がりに差が出る可能性があります。
子どもの先天性眼瞼下垂の手術は全身麻酔が必要なので当クリニックでは行っていませんが、大学病院などで治療が可能です。また、疾患による眼瞼下垂は、脳神経内科や神経内科で治療できます。

手術中も鏡で仕上がりを確認できる。自由診療は二重幅を変えることも可能

― 眼瞼下垂の診断方法を教えてください。

まず、どのような自覚症状があるのかを問診します。その後、上まぶたの縁が瞳孔にどれぐらいかぶさっているか、またその左右差を確認します。
上眼瞼挙筋の機能が落ちている場合、眉毛を上げなければまぶたが上げられないのですが、それも診断の基準になります。またその場合、自然と額にしわが寄ってしまうので、20代でも額にしわのある人は、眼瞼下垂の可能性が高いですね。眉を押さえると目が開けられない場合なども、眼瞼下垂と診断しています。

― 治療方法はどのように選定されますか?

後天性眼瞼下垂と診断した場合、当クリニックでは、基本的に保険診療の眼瞼挙筋前転法で手術を行います。この術式では、二重のライン辺りを2.5㎝~3㎝ほど切開するので、一重まぶたの方は二重まぶたになります。術後に見た目が変わることになるので、仕上がりをイメージできるよう、手術中も随時、鏡を見て確認していただきながら進めています。保険診療ではまつ毛から0.6㎝~0.7㎝を切開しますが、二重幅を変えたい、切開を小さくしたいといったご要望については、自由診療になります。

― 術後のダウンタイムと注意点を教えてください。

眼瞼挙筋前転法を行った場合、腫れ・内出血は10日から14日間続きます。術後は、小さな保冷剤をハンカチなどの薄い布で巻いたものでアイシングすることをお勧めしています。また、頭を心臓より高い位置に保って安静に過ごすよう注意してください。
コンタクトレンズは抜糸後に装着することができます。シャワーは創部を濡らさなければ手術当日から可能で、お風呂は抜糸後から入ることができます。メイクは、創部以外は翌日から、創部は抜糸後から可能です。
傷跡は、目を開けている状態では二重ラインで隠れ、目を閉じた状態では、近づいたら分かる程度になります。

ドクターからのメッセージ
  • 木下 将人 総院長

当クリニックには、身体の表面の変形や異常を手術で回復させる形成外科に加えて、医学的には正常な身体に対して見た目の美しさを追求する美容外科があります。経験豊富な美容外科医が在籍しているので、保険診療でも美容外科的視点に配慮しながら患者様のリクエストに対応することができます。治療の流れ、仕上がりなど、どんな不安でもお気軽にご相談ください。

まぶたが下がる「眼瞼下垂」を美容外科的視点で治療
まぶたが下がる「眼瞼下垂」を美容外科的視点で治療

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住所
兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目2−1 日住神戸三宮ビルディング 6階
電話番号
078-381-8323
最寄駅
旧居留地・大丸前駅、三ノ宮駅(三宮駅、神戸三宮駅)、元町駅
アクセス
阪急神戸三宮駅西口から徒歩3分
JR三ノ宮駅西口から徒歩4分
神戸市営地下鉄海岸線三宮・花時計前駅 徒歩3分
診察領域
形成外科、美容外科、美容皮膚科
専門医
形成外科専門医
専門外来
わきが・多汗症専門外来