大学病院と連携して、患者に寄り添う診療をする皮膚科クリニック
アトピー性皮膚炎の治療から、美しく健やかな肌をつくる自由診療まで、様々な皮膚の悩みに対応します。
- 山田 美奈院長
頼れるドクターが教える治療法vol.098
美容皮膚科
目次
皮膚にメスを入れる切開リフトなどの治療と比較して、より気軽に施術を受けられることです。切る治療には手術後の出血や腫れが伴うため長期間のダウンタイムが必要ですが、切らないたるみ治療なら、内出血や腫れが一時的に出現する程度で済みます。そのため長期間のお休みを取りにくい方でも、切らないたるみ治療なら実施しやすいでしょう。また「顔にメスを入れるのは抵抗がある」とお考えの方にも、前向きにご検討いただいております。
当院では、極細の糸によって皮膚や脂肪を引き上げるショッピングスレッド、ヒアルロン酸注入による骨格の補正、HIFU(ハイフ)の3種類をご提案しています。当院で患者様からご相談いただく機会が特に多い治療は、HIFUです。
当院でHIFUを受ける患者様は、美意識が高くご自身で調べて来院されるケース、たるみに関するご相談を受けて当院からご提案したケースなど様々です。
HIFUは、ヒトの体に本来備わっている創傷治癒反応を利用したリフトアップ治療です。皮下組織とさらにその下にあるコラーゲンでできているSMAS筋膜に超音波を集中的に当てて、皮膚表面に影響を与えることなくコラーゲン産生を促します。SMAS筋膜は、いわばお肌の土台にあたる部分です。HIFUは、この土台を引き締めて気になる部分をリフトアップすることで、今あるたるみを改善するだけでなく、中長期的にたるみを予防する効果も期待できるのです。
当院のHIFUは、「ULTRAcelQ+」を使用しています。ULTRAcelQ+は、照射スピードが早く施術時間を短縮できること、たるみやすい目元にも照射可能なのが特徴です。SMAS筋膜に対して熱エネルギーを安定的かつ高速で照射することにより、照射時の熱感による痛みも極力抑えていますので、治療による痛みが気になる方にも試していただきたいですね。
たるみが気になる部分を確認してから、照射範囲を決めます。治療時間は、全顔に照射する場合は30分、あご周りと首は10分で、すべて実施しても1時間かかりません。目元や頬など、特定のパーツのみにHIFUを実施することもできます。治療中、超音波を照射した部分にズーンと響くような痛みや違和感が出ることがあります。その場合、機械の出力を下げると軽減しますので、気になる方は気兼ねなくお伝えください。
HIFU実施後は、一時的な赤みやほてりが皮膚に出現することがあります。赤みは数時間後には落ち着いてきます。ほてりが気になる場合、皮膚表面を軽く冷やす程度なら問題ないですが、保冷剤などでしっかり冷やすのはお控えください。治療当日は熱をこもらせないためにも、湯船に浸かったりサウナに入ったりするのは翌日以降にしましょう。
コラーゲン産生が進むのに時間がかかるため、HIFUによるたるみ改善のピークはおおむね2〜3か月後にやってきます。またコラーゲンは徐々に減少しますので、半年に一度のペースを目安に再治療をご提案していますが、たるみ防止や小顔効果を期待してもっと短いスパンでHIFUを受ける患者様もいます。
HIFUによる効果の出方と維持期間は、個人差があります。患者様ご自身のコラーゲン産生がカギになる治療法のため、怪我の治りやすさなど体質の影響を受けやすく、また元々の筋肉の付き方や皮膚の厚みも少なからず影響していると感じます。
HIFU後に気になる部分とお悩みに合わせて、リフトアップ治療やヒアルロン酸注入を組み合わせて実施する方もいます。また、一度HIFUを受けてみて、その後定期的に継続している方も多い印象ですね。
たるみ治療を受けた後は、ちょっとしたポイントを毎日意識することも重要です。SMAS筋膜のさらに下にある筋肉にアプローチするために、会話をする時はなるべく豊かな表情を作るなど、意識して表情筋を動かすようにしましょう。また日焼けはコラーゲン変性を進めてたるみの原因になるので、日焼け止めをこまめに塗ることを習慣化しましょう。皮膚の乾燥によりたるみができやすくなるので、スキンケアもしっかりと行ってください。たるみ予防や改善を目的としたクリニック専用コスメも取り扱っていますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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