複数診療科を一か所で。治療から介護にも
シームレスなケアを提供
高齢者の受診が多い診療科を揃え、介護施設も併設。認知症患者様とご家族様のストレスや負担を軽減します。
- ソフィア横浜クリニック 神奈川県横浜市戸塚区
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- 玉城 貴啓 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.075
眼科
目次
白内障とは、眼球内にある水晶体が白く濁る病気です。白内障の原因は複数ありますが、特に多いのは加齢による変化です。ゆで卵が生卵に戻らないのと同様に、一度白く濁った水晶体が再び透明になることはないので、白内障治療では水晶体を単焦点レンズもしくは多焦点レンズに交換する手術が推奨されています。
白内障手術は、瞳孔を開くお薬を点眼してから実施します。手術では、水晶体を包んでいる水晶体嚢と呼ばれる袋の前面に切り込みを入れて水晶体を摘出、眼内レンズを入れて固定します。一連の工程は約10分で完了し、手術後はリカバリールームで休んでいただいた後にご帰宅可能となります。手術当日の在院時間は、1時間程度とお考えください。
当院では、白内障手術に伴うほぼ全てのトラブルに対応できる体制を整えています。たとえば、白内障手術によって水晶体嚢が破れ水晶体が落下する「水晶体落下」を起こした場合、多くのクリニックでは大学病院等に紹介し、硝子体手術をするのが一般的です。術後に眼内レンズを入れた水晶体嚢が濁る「後発白内障」を発症するとレーザー治療が必要になるのですが、当院では硝子体手術とレーザー治療ともに実施可能です。眼科医が最も恐れる合併症に、術後に感染症を起こす眼内炎というものがあります。私は様々な施設で難症例を中心に、延べ数千件以上の執刀を行ってきましたが、厳格な感染対策を行っており、眼内炎の発生は現在までゼロです。
白内障手術は術式が確立しており、トラブルを起こす可能性は「たった1%以下」で、安全な手術と言われています。しかし、トラブルに見舞われた当事者からすると「結果が全て」です。手術時のトラブルにより辛い思いをされた患者様を大学病院で見てきた経験から、当院では「1%以下」のケースにも十分に備えるために、安全性の担保には細心の注意を払っています。
白内障は自然回復しないため、手術に興味を持たれている方には前向きにご検討いただきたいですね。バスやタクシーの運転手など、運転免許証が必要な職業に就かれている方や、目を酷使する機会が多い方も同様です。糖尿病性網膜症の研究をしていましたので、糖尿病の合併症である糖尿病性白内障でお困りの方のご相談もお待ちしています。
白内障治療は手術がベターな選択肢ではありますが、手術を受けていただくように当院から無理にお願いすることはありません。2022年8月からは多焦点レンズの取り扱いも開始予定ですので、まずは相談にお越しいただき、時間をかけてじっくり考えてご判断いただければと思います。
院内環境と設備の充実に力を入れていることです。白内障手術や処置などを日常的に実施することを想定して、感染症対策の観点から院内の衛生面を重視しています。当院が入るメディカルビルは2022年5月竣工で建物自体が新しく、院内の清潔さを左右する換気や水周りなどが納得できる水準だったことも開業の後押しとなりました。医療機器の導入にも力を入れており、硝子体手術や後発白内障に対するレーザー治療を可能にするための設備を整えています。医療機器の技術革新は著しく、4〜5年もすると以前では考えられなかったような性能の機器が登場するので、新規開業に際しては可能な限り高性能な機器を選定して導入しています。
視能訓練士が常勤で在籍していることも、当院の特徴です。眼科領域の検査を熟知したスタッフが検査と診療をそれぞれ担当することで、クリニック全体がチームとして患者様を支えることができます。
診療内容をしっかりご説明することと、患者様の意志と選択の尊重を常に心がけています。患者様と医師が歩み寄って話し合い、お互いの意見をすり合わせることで、患者様が幸せになる方法を見つけられるのが理想的ですね。
白内障治療を例にすると、「白内障治療は手術が望ましい」というのは医療者側の意見ですが、「手術は不安なので受けたくない」と考えている患者様からすると、手術を受けることはある種の不幸となりうるのです。ですから、白内障と手術についてご説明して、どうしても手術は選択したくないとお考えの患者様には点眼薬やサプリメントによる治療をご案内しています。
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高齢者の受診が多い診療科を揃え、介護施設も併設。認知症患者様とご家族様のストレスや負担を軽減します。
独自開発の「5D注⼊法」により、痩せ型でも豊かな膨らみのある魅力的なバストを提供します。
患者様に合わせて設定した治療のゴールを一緒にめざし、予防からリハビリ、再生医療まで幅広く提供します。