大阪ミナミで30余年。患者さま一人ひとりの心を豊かにする美容医療
豊富な臨床経験と技術を兼ね備えたドクターが実践する最先端の美容医療。不必要な治療はお勧めしません。
- 筒井 康文 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.065
美容外科
その名の通り、“ピコ秒(1兆分の1秒)単位”という極めて照射時間の短いレーザーを当てる治療法です。衝撃波によってメラニン色素を破砕し、シミやくすみ、色素沈着を改善したり、真皮層の線維芽細胞を刺激して肌質を改善したりすることができます。これまでは、メラニン色素に作用する波長のレーザーを“ナノ秒(10億分の1秒)単位”で照射する「Qスイッチレーザー」が主流でした。「Qスイッチレーザー」もシミやくすみに対する優れた治療法の一つであり、正常な皮膚細胞にダメージを与えることなく治療できるというメリットがありましたが、熱エネルギーによってメラニン色素を破壊する仕組みなので、短時間で大きな効果を出すためにパワーを上げると、周辺の皮膚組織にダメージを与えてしまうリスクがありました。この点、「ピコレーザー」は熱エネルギーではなく衝撃波によって色素を粉砕するため、出血や水疱、色素沈着など、熱ダメージによる組織損傷のリスクを抑えられます。また、「Qスイッチレーザー」よりも細かく色素を破壊するため、少ない治療回数でメラニン色素を減少させることができる。高い安全性を確保しながら短い期間で大きな効果を期待できる、画期的な治療法といっていいでしょう。
当院では、米国サイノシュアー社が開発した世界初の医療用ピコレーザー「ピコシュア」を導入しています。「ピコシュア」の特徴は、「755nm(ナノメートル)」というメラニン色素への吸収率の高い波長のレーザーを出力できる点にあります。他の機器では1064nmのレーザーが採用されているケースが多いのですが、これと比較すると「ピコシュア」のメラニン色素の吸光度は約3倍。低エネルギーで効果の高い治療を行うことができるのです。
「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」という3種類の照射モードがあります。まず「ピコスポット」は、シミなどの気になる部位に高出力のレーザーを集中的に照射する治療法です。一方、「ピコトーニング」は、顔全体に低出力でレーザーを照射する施術方法で、メラニン色素を少しずつ分解、排出し、シミやくすみを薄くしていきます。「ピコフラクショナル」は、ピコシュアの先端に“フォーカスレンズ”というハチの巣状に光を回折させる特殊なレンズを装着。圧力・衝撃による波のエネルギーを発生させて、表皮の細胞に空胞を生み出すとともに、この空胞を修復しようとする自然治癒力(皮膚再生能力)を促進。また、真皮層の線維芽細胞を刺激してコラーゲンやエラスチンの生成を促し、毛穴やニキビ痕、小じわを改善します。このように、患者さまお一人おひとりのお悩みやご要望に合った治療法を選択することができます。
照射中はチクチクするような軽い痛み・焼灼感を伴いますので、痛みに弱い方には麻酔クリームをご利用いただいています。ダウンタイムに関しては、施術後24時間程度は赤みや熱感が続きますが、水疱ができたり、傷が残ったりといったことはほとんどありません。また、一時的に色素が濃くなったり、浮腫んだりすることもありますが、3〜7日程度で消失します。施術の効果を高めるためにパワーを上げた場合には瘡蓋になる場合もありますが、「Qスイッチレーザー」に比べると軽微にとどまるケースがほとんどです。シャワー・入浴に関しても施術当日から可能です。
当院では「ピコレーザー」による施術の後、南アフリカ共和国生まれのスキンケアシステム「エンビロン」を使った「クールビタミントリートメント」を実施しています。エンビロンは「光老化の予防」「ダメージ肌の補修」のために、ビタミンAやビタミンC、βカロチンをバランスよく配合した化粧品で、レーザーによって傷んだ肌の修復を促進します。これによりダウンタイムをさらに短くすることができるほか、毎日の“ホームケア”と、独自のマシンで肌の深部まで集中的にアプローチする“プロフェッショナルケア”を組み合わせることで、良い状態の肌を長く維持していただけます。当院付属のメディカルエステサロン「エステサロン ツツイ」では、スキンケアやトリートメントについての専門的な知識と技術を兼ね備えたエステティシャンが、患者さまのお肌に合ったトリートメント及びホームケアのご提案を行っています。
ツツイ美容外科
川崎市内、梶が谷駅から徒歩2分。肛門科を中心に、内視鏡検査、一般内科など幅広い疾患に対応しています。
そけい部ヘルニア(脱腸)の日帰り手術。痛みが少なく、回復も早い「ヒトツキズ腹腔鏡」を提供します。
札幌駅から徒歩1分。内科診療経験と知見を生かした精神疾患の治療を実践しています。