東京ブレスクリニック 上田 恵子 院長 | ドクターズインタビュー

メニュー

頼れるドクターが教える治療法vol.062

歯科

女性のための口臭治療。カギは生理的口臭対策にあり
女性のための口臭治療。カギは生理的口臭対策にあり
東京ブレスクリニック
  • 上田 恵子 院長
326 views

「病的口臭」と「生理的口臭」。両者の原因および治療法の違いとは

― 口臭の原因については、どのように考えればよいですか。

口臭は大きく二つに分けられます。一つは、大きな虫歯・歯周病といった歯科的な疾患のほか、慢性鼻炎や蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、糖尿病、がんといった、内科的・耳鼻科的・呼吸器的な疾患が原因となって生じる口臭で、「病的口臭」と呼ばれます。原因となっている病気を治療すれば完治しますが、そこまでのご病気をかかえている患者さまはそれほどいらっしゃいません。なぜならそこまで重病であれば、すでにご自身で分かっていらっしゃるからです。
また、当院の基本検査では、虫歯や歯周病のチェック、尿検査で分かる病気の有無を確かめたりするのですが、長年にわたって口臭に悩まされている患者さまの多くは、歯の治療はもとより、日頃の歯磨きも完璧に行われていらっしゃるので、器質的な問題が判明するケースはあまりないですね。

― 病的口臭のほかには、どのような口臭があるのでしょう。

口腔内生理機能の悪化によって生じる「生理的口臭」です。実は口臭ガスの9割は揮発性の硫黄化合物なんです。これがいったん唾液に溶け出して気化したものが口臭のもとになるのですが、唾液の分泌量が減少したり、唾液が濁って質が低下したりすると、硫黄化合物を産生する細菌が増殖し、口臭が強くなる。例えば、不安を感じると交感神経が優位になり、粘性の高い唾液が分泌されます。これが口臭の原因となり、さらなる不安のきっかけになってしまう可能性もあるのですね。患者さまには、こうした「生理的口臭」のメカニズムを、図やイラストを交えながら徹底的に説明するようにしています。口臭が気になったとき、日常生活の中で自分で対処できるようになってもらう必要があるからです。

― 精密検査の内容や治療の仕方について聞かせてください。

精密検査ではさまざまな機器を用いて、口腔内湿潤度や唾液分泌量、唾液性状、揮発性硫黄化合物のガス濃度、ストレス度や抹消血液循環等を測定。その方の口臭が起こるメカニズムを約3時間かけて徹底的に診査・診断し、その日から安心して取り組めるように、ケア用品を使いながら治療を進めるわけですが、早い人では1か月半くらいで、口臭をコントロールできるようになり、メンテナンスに移行します。最終的には、患者さまがプラス思考を取り戻して前向きに生きられるようになったら卒業ですね。

ドクターからのメッセージ上田 恵子 院長

女性は、妊娠や育児期の精神的負担など生涯的に見てストレスを感じる機会が多く、ストレスを家族や友人にも相談できず、不安が大きくなると、治療効果についても客観的な判断ができない状態になってしまいがちです。また、神経症性障害を伴う心理的口臭症に陥ってしまうこともあります。できるだけ早期に受診いただきたいと思います。

女性のための口臭治療。カギは生理的口臭対策にあり
12
女性のための口臭治療。カギは生理的口臭対策にあり

東京ブレスクリニック

場所
東京都中央区銀座1丁目5−15 Deux Mille Un GINZA 5F MAP
電話
03-5250-8885
専門外来
口臭外来

新着インタビュー

MORE