サマンサクリニック 貞政 裕子 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.059

美容皮膚科

切らない“たるみ”治療法「スレッドリフト」の仕組みと魅力
切らない“たるみ”治療法「スレッドリフト」の仕組みと魅力
サマンサクリニック
  • 貞政 裕子 院長
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東京都練馬区の一般皮膚科・美容皮膚科「サマンサクリニック」。同クリニック院長の貞政裕子先生が最近力を入れているのが、“切らないフェイスリフト”と呼ばれるたるみ治療法「スレッドリフト」である。スレッドリフトは、どちらかというと美容外科と親和性の高い治療法だが、貞政先生は学会やハンズオンセミナー等を通して技術を研鑽。ヒアルロン酸注射と組み合わせるなど、複合的なたるみ治療も実践している。スレッドリフトの基本的なメカニズムや治療の流れ、ダウンタイム、治療に当たって心掛けていることなどについて、ざっくばらんに伺った。(取材日 2021年9月1日)

溶ける糸により皮膚を下から引っ張り上げる。スレッドリフトのメカニズム

― スレッドリフトとはどのような治療法なのでしょうか。

手術でも使われている“溶ける糸”を真皮の下に挿入し、皮膚を引っ張り上げることにより、顔のたるみを解消する治療法で、“切らないフェイスリフト”とも呼ばれています。なぜ、糸を挿入するだけでリフトアップが可能なのかというと、糸の周囲に「コグ」と呼ばれる“トゲ”のような引っ掛かりがついているからです。この「コグ」が皮下組織に引っ掛かることで、皮膚が物理的かつ直接的に持ち上げられるわけですね。また、糸を挿入すると、真皮の線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンが増加。肌の弾力性がアップすることも知られています。治療の具体的な流れに関しては、局所麻酔を行なった後、「カニューレ」という内部が空洞になった針を用いて、こめかみ付近から糸を挿入していきます。カニューレを挿入し、引き抜くと、内蔵された糸だけが皮下に残ってセッティングが完了する、という仕組みです。施術時間は、局所麻酔を打ってから30分強といったところですね。

― 糸の挿入の仕方や本数について教えてください。

溶けない糸を「上から下へ」挿入して逆方向に“引き上げる”。「外側から内側へ」挿入して逆方向に“引っ張る”というのが基本的なセオリーです。糸の本数に関してはさまざまな考え方があります。学会では、引っ張り上げる力を強くするために左右両側で10〜16本程度の挿入をおすすめする先生もいらっしゃいますが、私は6〜10本程度を挿入し、術後の経過を見て気になる部分があれば追加するようにしています。様子を見ながら調整することができるのもスレッドリフトのメリットの一つなんですね。ちなみに、溶ける糸には、PDO(ポリデオキサノン)、PCL(ポリカプロラクトン)、PLA(ポリ乳酸)の3種類の素材があります。こうした素材の違いに加えて、糸の太さや「コグ」の構造によって、リフトアップ効果や持続時間、コラーゲンの増え方に違いが出るため、患者さまの状態を見て使い分けるようにしています。

― ダウンタイムについてはいかがでしょうか。

一般的には2週間程度でおおよそ馴染み、2か月程度でしっかり落ち着くイメージです。合併症リスクとしては、腫れや痛み、内出血、左右差などが挙げられますが、腫れに関しては周囲から見れば「ちょっとむくんでいるのかな」という程度。痛みに関しても食事や会話をしたときに鈍痛を感じたり、洗顔の際にチクっとしたりする程度であることがほとんどです。ただ、大口を開けるとコグが外れ、糸の位置がズレてしまうリスクもあるので、術後1か月間は歯科での治療を避けることをおすすめしています。

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サマンサクリニック

場所
東京都練馬区南田中3丁目7−27 MAP
電話
03-6913-1670
診察領域
皮膚科、美容皮膚科
専門医
皮膚科専門医

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