切らない“たるみ”治療法「スレッドリフト」の仕組みと魅力
スレッドリフトやヒアルロン酸注射による複合的なたるみ治療。患者さまの本来の美しさを引き出します。
- 貞政 裕子 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.035
美容皮膚科
目次
加齢によるコラーゲンの減少がたるみの原因であることは、多くの方がご存じだと思います。実はそれだけではなくもっと深いところ、具体的には頭蓋骨の変化によってたるみが生じることは、意外と知られていないかもしれません。こめかみ辺りにある骨のへこみ、眼の周囲にあるくぼみの広がり、あごの骨の萎縮―加齢によって骨が変化すると、“若々しい”と感じる輪郭から徐々に離れていきます。そして、皮膚や脂肪が本来あった場所から下側へと落ちることで、たるみが目立つようになるのです。
「若く見せたい」「魅力的に見られたい」というご希望にすぐにお応えできる、即効性のある施術だからです。治療を終えて鏡をご覧になった患者さんの笑顔や、心を弾ませた様子でお帰りになる姿は、何度目にしてもうれしいですね。
また術者にとっては、美的センスと臨床解剖の深い知見が求められる施術でもあります。技術の向上に励むことが、患者さんの喜びにつながることは、私にとって大きなやりがいです。
お顔やあご下、首もとのたるみを非常に気にされている30代から50代の方が、早く結果のでる治療法を求めて選ばれるケースが多いですね。1年から2年かけてゆっくりと体内に吸収される、ヒアルロン酸の持続性の高さも選ばれる理由でしょう。
たるみに効果的な治療法には、溶ける糸を用いてリフトアップを行う「スレッドリフト」もあります。ただ、その場合は手術なので、手術を避けて効果を出したい方に選ばれているのが、注射で手軽にできるヒアルロン酸注入です。
施術は基本的に、人が美しいと感じる黄金比に沿って行いますが、患者さんによって悩みや予算が異なるため、優先順位の見極めを大切にしています。またプロの視点から見た場合には、お悩みの箇所以外への施術を優先したほうが良いケースも少なくありません。そのため診察の際には、トータルでキレイなお顔へと近づくよう、一人ひとりに合わせた提案を行っています。
はじめに、問診票の回答をもとに診察室でお悩みをお聞きし、おすすめの施術箇所や治療法を提案します。次に、看護師もしくはカウンセラーとお話しいただき、見積りをご案内。診察の後にもう一度スタッフからお話をするのは、金額をお伝えするだけではなく、冷静な状態で治療について理解を深めていただくためです。不明点などをしっかりと確認してから、施術を受けるかどうかご判断いただいています。
施術当日は、クリーム状の麻酔薬を塗布してから、ヒアルロン酸注入を行います。お顔への注射に対して怖いイメージをもたれる方もいらっしゃいますが、痛みはさほど感じません。
治療は2時間ほどで終了し、2週間後に経過確認のための再診を実施。次の施術は1年から1年半後が目安ですが、その間も別の治療でメンテナンスを行うと効果的です。
たるみの改善は、複数の治療法から選択が可能です。
例えば、お肌の引き締めによってハリを高めたい場合は、「インフィニハイブリッド」が向いています。高周波によって自身のコラーゲンを増やしてお肌を引き締め、たるみを改善する治療法です。一度の施術で効果を実感できますが、繰り返すことで肌の弾力性を取り戻すことができます。
また「幹細胞培養上清液」の注射もおすすめです。肌の弾力を支えるコラーゲンやヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞(せんいがさいぼう)を活性化させ、たるみを改善します。
このほかにも患者さんのお悩みやご希望にお応えできる、さまざまな治療法がありますよ。
老化は誰にでも訪れるものですが、生活習慣の違いで老化を早めてしまうことがあります。不規則な生活や暴飲暴食、紫外線に当たることや間違った洗顔方法は、お肌に良くありません。日々の習慣に気をつけることで、10年後、20年後には大きな違いが生まれます。
また美容には、継続的なメンテナンスが大切です。そのため当院では、気軽に通える親しみやすいクリニックを目指しており、いつでも患者さんからのご質問にお答えできるように、すべてのスタッフが勉強会に参加してスキルアップに励んでいます。疑問や不安があるときには、何でもご相談いただきたいですね。
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