頼れるドクターが教える治療法vol.060
循環器内科
中田副院長:心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患、不整脈、心不全はもとより、閉塞性動脈硬化症や重症下肢虚血といった足の血管疾患に至るまで、循環器に関わるあらゆる疾患に対応できる点が強みだと自負しています。また、当院は急性期病院ですので、緊急性の高い患者様、非典型的な症状の患者様も大勢いらっしゃいます。循環器疾患に関する知識はもちろん、豊富な経験を積んだドクターが看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、放射線技師などのコメディカルスタッフと連携し、「チーム医療」を実践している点も大きな強みの一つです。
中田副院長:とりわけ急性心筋梗塞の治療では、何よりもスピードがカギを握ります。患者様が救急搬送されてきてから心電図等の検査を経て、カテーテル治療(冠動脈形成術)などにより血流を再開させる。これら一連のプロセスをいかにスピーディに実施するかが、患者様の生存率や長期予後を大きく左右します。そして、それには専門的なトレーニングを積んだスタッフが患者様の全体像を把握しながら、個々の役割を全うすることが求められるのです。病院到着から血流再開までの時間は、一般的に90分以内が目安とされていますが、当院では30分を目標としています。また、慢性心不全の患者様のリハビリや生活指導の面でも連携を大切にしています。
中田副院長:はい。脳血管障害の疑いで救急搬送された患者様を検査してみたら、心血管疾患であることが判明するケース、あるいは、足の痛みを訴えて整形外科を受診された患者様が、足の血管の動脈硬化など循環器系の疾患を抱えているといったケースは少なくありません。診療科を超えた横のつながりが強い当院では、そのような場合でも、循環器内科で専門的な治療をすぐに受けていただくことができます。このように病院全体でチーム医療を実践できるのは、私どものような中規模な病院ならではの強みだと思います。
医療法人社団松弘会 三愛病院
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