上野 学院長 銀座MUクリニック | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.017

泌尿器科

パイプカットの啓蒙と後進の育成を図りたい
パイプカットの啓蒙と後進の育成を図りたい
銀座MUクリニック
  • 上野 学院長
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麻酔時に痛みを減らす工夫を施し、負担の軽い方法で手術を行う

―パイプカットの専門クリニックは珍しいのでは。開院の経緯は?

パイプカットのみを行うために開院した医療機関という点でいうと、日本では当院だけではないでしょうか。私がこのクリニックを開設した理由は、啓蒙と教育にあります。パイプカットを一般の方に正しく理解してもらいつつ、将来的には私の指導によって手術を行える医師を増やしていきたいと考えています。日本ではまだパイプカットそのものを知らない人が多く、また言葉だけを知っていても、どこかネガティブなイメージを抱いている人が多いと思われます。日本では性に関わることを公に話す機会が少ない一方、メディアなどで流れる情報が偏っていることもあって、いわゆる“遊び人”が受けるものと考えている人も少なくありません。しかしながら、世界的に見ればそうしたイメージは真実を捉えていないものなのです。

―「パイプカットを世界的に見る」とは具体的にどういったことでしょうか。

欧米では家族計画の一つに位置付けられています。夫婦で話し合い、「これ以上は子どもをつくらないようにしよう」と出した結論の下で行われるファーストチョイスがパイプカットです。欧米で広く信仰されているキリスト教では、性交は子を授かるための行為であり、避妊を推奨していません。日本における避妊の第一選択であるコンドームの装用は避妊のためでなく、感染予防のためと認識されています。ですから、欧米ではパイプカットを専門に行う医療機関がたくさんあるわけです。そうした文化的な背景の違いだけでなく、日本では人工中絶も認められているため、パイプカットの認知度が低く普及しないのでしょう。私は過去にイギリスでも診療を行っていたため、実感を持ってこれらのことが言えます。

ドクターからのメッセージ上野 学院長

人工中絶はどこか必要悪のように捉えられている向きがありますが、本来、行わなくていいことではないでしょうか。私は泌尿器科医として、パートナーの妊娠を望む人と望まない人の両方を診ていく中で、不要な中絶を減らしたい、その方法として有効なパイプカットを正しく知ってもらいたい思いが強くなり、このクリニックを作りました。患者さんの中には予期せぬ妊娠が発覚し、「二度とこんなことを起こしたくない」と切迫した面持ちで来院される方もいらっしゃいます。ですから、日本でも家族計画を叶えるための手段として普及していくことを願っているとともに、私の取り組みがその端緒になればと考えています。麻酔の痛みが不安な方も多いと思いますが、当院ではできるだけ痛みの少ない方法で治療を行っているので、家族計画として妊娠を望まない人は早めにご相談いただきたいと考えています。

パイプカットの啓蒙と後進の育成を図りたい
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パイプカットの啓蒙と後進の育成を図りたい

銀座MUクリニック

場所
東京都中央区銀座5丁目1−8 MAP
診察領域
泌尿器科

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