消化器と診断・治療内視鏡クリニック 菊池 大輔 院長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.176

消化器内科

「受けたくない」を「受けてよかった」に変える大腸内視鏡検査
「受けたくない」を「受けてよかった」に変える大腸内視鏡検査
消化器と診断・治療内視鏡クリニック
  • 菊池 大輔 院長
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東急田園都市線溝の口駅、JR南武線武蔵溝ノ口駅から徒歩1分の「消化器と診断・治療内視鏡クリニック」では、症状のある患者から検診のフォローまで、一人ひとりに寄り添った大腸内視鏡検査および日帰り治療を提供。受けやすい内視鏡検査に注力しており、複数の下剤の中から服用しやすいものを選択することや、必要最小限から鎮静を調整し、意識のあるまま検査中のモニターを医師と一緒に見ることも、鎮静をしっかり効かせて眠って検査を受けることも可能となっている。高性能な機器と経験豊富なスタッフにより、大学病院レベルの精度と安全性の両立を目指す同院の大腸内視鏡検査について、菊池大輔院長に伺った。(取材日 2025年10月14日)

希望に合わせ下剤や鎮静の度合いを選択し、その場でポリープの切除も可能

― 大腸内視鏡検査は、どのような目的で行うのでしょうか?

大腸の中を直接観察し、出血や痛み、便通の変化などの原因を調べるために行います。血便が出る、便が細くなった、下痢が続くなどの症状がある場合はもちろん、健康診断で便潜血が陽性となった方、CTで腸の壁が厚いと指摘された方も対象です。
当院の患者様は、症状があって来られるケースが全体の8割ほどになります。たとえば急な下痢などは自然に治ることもありますが、1~2か月以上おさまらない、体重が減少する、粘液の混じった便が出るなどの場合は注意が必要です。腸の炎症やポリープ、がんなどが隠れている可能性もあるため、原因をしっかり調べて早期治療につなげていくことが大切です。

― 貴院の大腸内視鏡検査の強みを教えてください。

安心して検査を受けていただくための環境づくりと、精度の高い診断を両立している点ですね。
不安な方や初めての方への丁寧な声かけはもちろん、前処置の下剤は複数の種類を用意し、苦手な方は錠剤タイプも選べます。鎮静剤については必要最小限から始め、患者様の様子を見ながら調整しますので、意識のある状態で画面を一緒に見ていただくことも、鎮静をしっかり効かせて眠った状態で受けていただくことも可能です。検査後には落ち着いて休めるリカバリールームを用意しています。
それと同時に、技術を持った医師と高性能な機器を揃え、病変を見逃さないための検査体制を整えていることも当院の特徴です。

― 実際の検査の流れは、どのようになっているのでしょうか?

まずお伝えしたいのは、「症状があるからといって、すぐに内視鏡検査を行うわけではない」ということです。大腸内視鏡検査は体に一定の負担がかかりますので、必要性を見極めて行います。たとえば血便があっても、便が硬いことが原因なら薬で様子を見ることもありますし、一方で体重減少や粘液を伴う出血など「警戒サイン」がある場合には、早めの検査をおすすめしています。
検査の前処置は、自宅・院内のどちらでも実施が可能です。院内で行う場合はスタッフがサポートし、個室もご用意しています。検査中にポリープが見つかった場合も、その場で切除し日帰りで治療を完結できますよ。

「見える世界が変わる」高性能な機器と質の高いチームが検査の精度を支える

― 安心して検査を受けてもらうために、どのような取り組みをされていますか?

当院には、初めて大腸内視鏡検査を受ける方や、以前の内視鏡検査でつらい経験をされた方が多く来られます。なるべく不安にならずに検査を受けていただけるよう、まず事前の問診で丁寧にお話を伺います。それにより鎮静の量や検査の進め方を一人ひとりに合わせて調整し、検査中も患者様の表情や反応を見てこまめに声をかけていきます。
リラックスできる環境づくりにも力を入れており、一例として、検査中はお好きな音楽を流せるようUSENを導入しました。こうした小さな工夫を積み重ね、「思ったより楽だった」と言ってくださる方が多いですね。

― 使用する検査機器やスタッフ体制にも、こだわりがあるそうですね。

内視鏡検査の精度を高めるには、技術と同じくらい機器の性能が大切であり、それによって「見える世界が変わる」ほどの違いがあります。日本の内視鏡検査機器は世界でも高く評価されており、中でも当院では内視鏡の開発にも関わるメーカーが手掛けた高性能な機器を導入していますので、微細な病変や炎症の変化まで捉えることが可能です。
また検査を支えるのは、医師だけでなく「チーム」です。日本消化器内視鏡学会の認定を受けた看護師と検査技師が消化器内視鏡技師として常勤し、検査前の準備から回復まで一貫してサポートしています。初めての方やご高齢の方にはスタッフが付き添い、前処置や移動も安心して行えるようお手伝いします。加えて、道に迷った患者様を外まで迎えに行くなどの寄り添う文化も、当院らしさのひとつですね。
そして診療を担うのは、大学病院や学会などでご縁のあった信頼できる医師たちです。互いの得意分野や判断基準を理解しているからこそ、スムーズな連携と質の高い診療が実現します。虎の門病院をはじめとする近隣の基幹病院とも情報を共有し、日帰り検査でも大学病院レベルの精度と安全性を保っています。

ドクターからのメッセージ
  • 菊池 大輔 院長

大腸内視鏡検査は「怖い」「苦しい」と感じる方が多く、正直に言えば「できれば受けたくない検査」だと思っています。だからこそ少しでも安心して受けていただけるよう、環境にも人にも、そして使う機器にもこだわっているのです。検査後に「思っていたよりずっと楽でした」と言っていただけることが多く、私たちの励みになっています。

「受けたくない」を「受けてよかった」に変える大腸内視鏡検査
「受けたくない」を「受けてよかった」に変える大腸内視鏡検査

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住所
神奈川県川崎市高津区久本1丁目4-12 Vintage Sakadoya3階
電話番号
044-888-9500
最寄駅
武蔵溝ノ口駅(溝の口駅)
アクセス
【電車】
東急田園都市線 溝の口駅南口から徒歩1分
JR南武線 武蔵溝ノ口駅南口から徒歩1分
【バス】
川崎市バス、東急バス「溝の口駅南口」バス停下車 徒歩30秒
診察領域
内科、消化器内科、内視鏡
専門医
消化器病専門医、消化器内視鏡専門医