「医師の技術×進化するAI」で、
精度の高い内視鏡検査を提供
AIの力を活かすには、人によって異なる腸の形状・大腸のヒダも的確に検査できる医師の技術が不可欠です。
- 成増駅前内視鏡内科健診クリニック 東京都板橋区成増
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- 町田 雄二郎 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.193
消化器内科
目次
胃・大腸の内視鏡検査に特化したクリニックとして、「検査に対するハードルをいかに下げるか」「患者さまの苦痛をいかに減らすか」という点にこだわっています。多くの方が不安を感じやすい内視鏡カメラの挿入については「無送気軸保持短縮法」「無送気マイクロウォーター法」といった、できるだけ腸を伸ばさず、必要に応じて水を入れながら、折りたたむように進める方法を採用。患者さまそれぞれの腸の形状や走行に合わせた挿入方法を工夫することで、痛みや苦しさの軽減につなげています。
また、観察時には腸管を適度に膨らませる必要がありますが、空気ではなく体内に吸収されやすい二酸化炭素を使うことで、検査後の膨満感を抑えました。加えてほとんどの患者さまに鎮静剤を使用し、うたた寝のようなリラックスした状態で検査を受けていただいているほか、腹部の手術歴などによって腸に癒着がある場合には、必要に応じて鎮痛剤も併用しています。
当院が導入しているハイビジョン内視鏡システム(オリンパス社製)には、「特殊光観察」という粘膜表面の血管構造を強調して表示する機能が搭載されており、がんやポリープの異常血管を早い段階で発見することが可能になっています。病変の進行度や深さ、ポリープが腫瘍性か否かを推測できるのも大きな特徴です。また2026年3月には「AI内視鏡画像診断支援システム」を導入し、こうした機器を活用することで胃がん・大腸がんの早期発見や診断精度の向上につなげています。
40代を過ぎたら、定期的に内視鏡検査を受けていただきたいですね。そして血便はもちろんですが、便潜血検査で一度でも陽性になったことがある方、胃もたれや胸やけ、腹痛、下痢・便秘の繰り返しなど、何かしらの自覚症状のある方には年齢を問わずお勧めします。また大腸がんは、生活習慣の影響を大きく受ける一方で、遺伝的な要因もある程度関与します。ご家族にがんの既往がある方は、若いうちから意識して検査を受けましょう。なお当院では、条件が合えば即日の胃・大腸内視鏡検査にも対応していますし、検査結果も当日中にお伝えします。「気になる」と思ったらすぐ、受診いただければと思います。
当院が2026年3月に導入したAI内視鏡画像診断支援システムは、内視鏡検査中の映像をリアルタイムで解析し、病変が疑われる部位を自動的に検出、モニター上にアラートを表示してくれる仕組みです。このシステムはディープラーニング技術を基盤に開発されており、過去の膨大な内視鏡画像データを学習しています。イメージとしては、世界トップレベルの内視鏡医が同時に画面を覗き込み、まばたきもせずに病変がないかをチェックし続けている感覚ですね。実際、AIの検出精度は非常に高いです。病変の可能性のある部位をAIが先にみつけて、私が見逃していたというケースはありませんが、「これは見つけるのが難しいだろうな」と感じるような微細な病変にもしっかり反応してくれています。確信を持って診断に臨めるという大きな安心感がありますし、今後はソフトウェアのアップデートによって、検出が難しい病変への対応や診断支援の精度がさらに高まっていくことが期待できますね。
AIは頼りになりますが、万能というわけではありません。内視鏡のレンズに付着した汚れや、便の残渣に反応してしまうこともありますし、そもそも「見えているもの」「カメラに映っているもの」しか解析できません。そして検査において重要な「患者さまに負担をかけずスコープをスムーズに挿入し、死角になりやすい部分まで観察できるか」「大腸のヒダの裏側を一枚一枚めくるように丁寧に観察できるか」は、医師の技術にかかっているのです。腸の形状やヒダの作られ方は患者さまによって大きく異なりますから、一人ひとりに合わせた検査ができるかどうか、細かな変化を見極められるかは医師にとって腕の見せどころであり、技術と経験がモノをいう部分です。つまり、AIは医師の診断に取って代わるものではなく、あくまでもサポート役。スコープの挿入・操作、観察の技術の重要性は変わりません。
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AIの力を活かすには、人によって異なる腸の形状・大腸のヒダも的確に検査できる医師の技術が不可欠です。
放置すると手術が難しくなることも。ご自身に合った治療の選択肢を一緒に整理し、生活の質を保ちましょう。
大きな異常が見つからなくても、痛みがあれば日常に影響が出ます。ご一緒に生活の質を取り戻しましょう。