内視鏡検査を“ボディメンテナンス”のような存在に
横浜中華街の大腸・胃内視鏡検査専門クリニック。苦痛の少ない内視鏡検査であなたのトラウマを解消します。
- 越野 秀行 院長
街の頼れるドクターたちvol.153 内視鏡
目次
前職は、大腸内視鏡検査数で数多くの実績を誇る「松島クリニック」で診療部長や内視鏡センター長を務め、長らく研鑽を積んでまいりました。臨床研究や治験への協力を含め、ハイボリュームセンターでしか学べないことはたくさんありますし、松島クリニックでの膨大な症例数の経験がなかったら今の私は絶対にありません。しかし肩書きを得て、仕事の中でマネジメントの比重が高くなるにつれて、「もっと患者さまに向き合いたい」という気持ちが強くなってきたのです。当院に加わったのは、越野秀行院長の「患者さまお一人お一人にじっくり向き合い、良質で安全かつ楽な大腸・胃内視鏡検査を行いたい」という思いに共感したからです。ちなみに越野院長は大学の先輩で、出会ったのは私が18歳の頃。たまたま部室が向かい合わせだった上に、馬が合ったのか一気に仲良くなりました。消化器外科の道に進み大腸内視鏡検査へと転向した点や、松島クリニックで腕を磨いた点など、同じようなキャリアを歩んできた先輩でもあります。
「腹腔鏡下大腸切除術」といいまして、腹腔鏡というCCDカメラを搭載した内視鏡を、ヘソの下を少しだけ切開して挿入し、お腹を開かずに大腸がんを切除する手術を越野院長たちと専門的に手掛けていました。もともと手術が大好きなので、今振り返っても非常に充実した日々でした。しかし、より多くの患者さまの命を救うためには、「進行がんの治療」から「予防」にシフトするべきではないか、大腸がん以前のポリープの段階で早期発見・早期治療に注力すべきではないかと思い、松島クリニックで経験を積むことにしたのです。消化器外科医として進行がんの手術を提供できるのは年間300〜400名が精一杯ですが、大腸内視鏡検査ではその10倍以上の患者さまに関わることができますからね。
言葉にするのは難しいのですが、腹腔鏡によって得られる“二次元の映像”から、実際の手術に必要な奥行きのある“三次元のイメージ”を無意識に創り上げるスキルが身に付いたことです。実際にお腹を開いて見ているかのように、平面の映像から立体的な大腸の走行状態をイメージングする技術は、大腸内視鏡をスムーズに挿入していく上でも大いに役立っています。
一つ一つの検査を大事に行い、可能な限り苦痛の少ない楽な検査を提供すること、より正確で安全な検査を追求することに全力を注いでいます。大腸がんは、早期発見・早期治療さえできれば、完治する可能性の高い病気です。“生き残り易いがん”なんです。そのためには、できるだけ多くの方々に大腸内視鏡検査を受けていただき、早期発見に導く必要があります。だからこそ、絶対に検査がトラウマになってしまうようなことがあってはいけないのです。
巷では「大腸内視鏡検査=つらい、痛い」というイメージをお持ちという声をかなりお聞きします。でも、大腸の走行状態の鮮明なイメージを描き、ムリやムダのないやり方で内視鏡を挿入できれば。また、自分のなかの“引き出し”を増やし、その時々で最良の操作を選択できれば、何のつらさも痛みも感じない検査を提供できるはずと信じています。今後も研鑽を積み重ね、さらなる高みを目指していきます。
大腸内視鏡検査後、担当した患者さまから「こんなに楽だとは思わなかった。もっと早く受診しておけばよかった」という声をよくいただくのですが、たまに「ふざけるな!」と怒り始める方もいらっしゃいます。「まるで痛みやつらさを感じなかった。本当は検査をしていないんじゃないか!?」というわけです。それほど楽に受けられたのであれば、私にとっては最高の褒め言葉ですが、「大腸内視鏡検査=つらい、痛い」というイメージが広がっていることの裏返しでもあります。繰り返しになりますが、大腸がんは早期発見・早期治療できれば、完治する可能性の高い病気です。自覚症状の有無にかかわらず、40代以上の方、ご家族に大腸がんの既往歴のある方は、大腸内視鏡検査を積極的かつ定期的に受けていただきたいと思います。
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大腸がんを減らすため、豊富な治療経験を予防に反映。決して内視鏡検査をトラウマにはしません。
「長引く咳」の治療をはじめ、多彩な専門性をもつ医師が多数在籍。訪問診療にも力を入れています。
スピーディな効果が見込める神経ブロック注射は、正確な診断と繊細な技術が鍵。手術を回避できるケースも。