いけざわ神戸元町クリニック 池澤 伸明 院長 | ドクターズインタビュー

メニュー
「楽に受けられた!」を
増やし、内視鏡検査を
当たり前の選択肢に

街の頼れるドクターたちvol.112 消化器内科

いけざわ神戸元町クリニック
  • 池澤 伸明 院長
2,107 views
JR・阪神元町駅、神戸市営地下鉄旧居留地・大丸前駅から徒歩2分の「いけざわ神戸元町クリニック」では、楽に受けられる内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)の提供に力を入れている。丁寧な事前説明と鎮静剤の使い分けによって可能な限り苦痛を軽減し、鎮静剤を使用しない場合においても様々な工夫を取り入れている。池澤伸明院長は日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医として、国内屈指の先進医療施設で数多くの内視鏡診断・治療を手がけてきた。「内視鏡検査を、必要なときにいつでも受けられる、当たり前の選択肢にしたい」と語る池澤院長へ、内視鏡検査とクリニックの特長についてお話を伺った。(取材日 2024年2月28日)

神戸元町で、一人でも多くの人に「楽に受けられる内視鏡検査」を提供したい

― クリニック開業の背景を教えてください。

早期がんの内視鏡診断と治療を専門として、先進医療施設で数千件に上る症例に携わってきました。今後のキャリアについて考え始めたのは、医師となって10年目を過ぎた頃です。このまま同じように治療を続けるのか、それとも開業医として患者さんに近い距離で診療を行い、診断を通して治療への橋渡しをする側になるのか。しかしこれは医師としての生き方を決める選択ですので、非常に悩みました。
最終的に開業を選んだのは、それが一番医師としての喜びを感じられると思ったからです。そして診断に軸足を移すからには、内視鏡検査を必要なときに躊躇せずに受けられる、当たり前の選択肢へと変えることを自身の使命にしたいと考えました。通院の利便性も高いここ神戸元町で、楽に受けられる検査を幅広い方に提供し、胃がんや大腸がんで亡くなる方を減らすことに貢献したいです。

― がんを早期発見できることのメリットは何でしょうか?

最小限の身体的負担で治療ができる点です。胃がんや大腸がんは、早期であれば病変部位を切除する内視鏡手術だけで治癒が可能です。外科的な手術とは違い臓器をそのまま残せるため、1週間程度の入院で普通の生活に戻ることができます。
また、がんは見つからなかったとしても、胃がんのリスクを高めるピロリ菌や、大きくなると大腸がんに移行する可能性のある腫瘍性ポリープ(腺腫)が認められることはよくあります。予防の観点からも、内視鏡検査を受ける意味は大きいでしょう。

― どんな方が検査を受けるべきでしょうか?

35~40歳の方は、一度は検査を受けることをおすすめします。一般的に40歳を超えるとがんが発生しやすくなりますから、胃腸の状態を把握しておくことはとても大切です。一度検査を受けることで、次に検査が必要なタイミングを知ることもできますよ。
一方で、若い方でも進行がんが見つかるケースもあります。頻度としては高くありませんが、胃や大腸のがんを患った家族がいる方、便通異常や血便、長引く腹痛、貧血などがある方は、年齢に関わらず検査をお勧めします。

豊富な経験を活かした検査体制で、不安と苦痛を限りなくゼロに近づける

― 検査の不安を解消するために工夫していることはありますか?

1つは、検査が必要だと判断した場合に伝える内容です。いきなり「さあ検査しましょう」ではなく、考えられる病気や検査の必要性を丁寧に説明しています。納得して検査を受けていただくことは、不安を取り除く上でとても大切です。
もう1つは、精神的・身体的負担を軽くすること。過去の検査でつらい経験をした方や初めてで不安が大きい方には、鎮静剤の使用をお勧めしています。寝ている間に検査ができるため、検査中の苦痛や不快感はほとんどありません。当院では鎮静剤の種類や投与量を患者さんに合わせて使い分けることで、痛みやつらさを限りなくゼロに近づけることが可能です。
一方、鎮静剤を希望されない方には、事前説明で楽に受けるためのコツをお伝えし、検査中はリラックスを促すような声掛けとサポートを看護師と一緒になって行っています。

― その他の特長についてお聞かせください。

1つ目は、大腸内視鏡検査の事前準備のために、専用内服スペースとプライベートトイレを用意している点です。来院してから腸内をきれいにする検査用下剤を服用できるため、遠方の患者さんも安心して検査を受けられます。
2つ目は、精密検査ができる点。CTを導入しており、確定診断をつけて詳細な情報とともに適切な医療機関へとお繋ぎすることができます。いち早く治療に移れることは、患者さんにとって大きなメリットでしょう。
3つ目は、人間ドックと健康診断から、すぐに治療に切り替えられる点です。いわゆる健診センターでは、内視鏡検査中に病変が見つかっても治療は後日改めて実施となることが珍しくありません。当院では保険診療として、同日に処置することができます。

― 受診を検討されている方へメッセージをお願いします。

内視鏡検査は胃がんや大腸がんの早期発見に有効です。また胃腸の状態を把握しておくことは予防の観点からも重要ですので、35歳以上で一度も受けたことがない方や、胃腸の症状が長く続いている方には検査をおすすめします。
「検査が怖い」「鎮静剤を使ってもつらかった」などを理由に迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。「ここで受けてよかった」と思っていただける検査に全力を尽くすことをお約束し、スタッフとともに笑顔でお待ちしています。

「楽に受けられた!」を増やし、内視鏡検査を当たり前の選択肢に

いけざわ神戸元町クリニック 地図を見る

住所
兵庫県神戸市中央区三宮町3-7-6 神戸ユニオンビル2F
電話番号
078-331-1230
最寄駅
旧居留地・大丸前駅、元町駅、県庁前駅
アクセス
JR 元町駅(徒歩2分)
阪神 元町駅(徒歩2分)
神戸市営地下鉄海岸線 旧居留地・大丸前(徒歩2分)
診察領域
内科、消化器内科、神経内科、美容皮膚科、内視鏡、予防接種、健康診断、人間ドック
専門医
総合内科専門医、消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医、神経内科専門医