医療法人社団慈生会 梶ヶ谷クリニック 羽生 健 院長 羽生 友起子 副院長 | ドクターズインタビュー

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年間361日、ほぼ休みなく川崎で診療を行う「おしりの守護神」

街の頼れるドクターたちvol.106 肛門科

医療法人社団慈生会 梶ヶ谷クリニック
  • 羽生 健 院長 羽生 友起子 副院長
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東急田園都市線梶が谷駅から徒歩2分、駐車場13台とアクセス良好な、川崎エリアの“おしりの守護神”として肛門科を標榜する「梶ヶ谷クリニック」。その他にも一般内科や消化器専門外来、外科、小児科、循環器専門外来など幅広い診療科を擁し、「ここにくれば安心できる」地域のかかりつけクリニックである。さらに、サッカー・Jリーグ「川崎フロンターレ」、バスケットボール・Bリーグ「川崎ブレイブサンダース」のオフィシャルスポンサーとしても地元住民に親しまれている。日本大腸肛門病学会指導医・日本消化器内視鏡学会専門医の羽生健院長、日本内科学会総合内科専門医の羽生友起子副院長に、クリニックの特徴や、診療で心掛けていることなどを伺った。(取材日 2023年10月6日)

専門性の異なる複数の医師で情報を共有。最適解をいち早く導き出す

― クリニックの特徴について聞かせてください。

健院長:大きな特徴が二つあります。一つは1月4日から数日間の冬季休業を除き、年末年始を含む土日祝日も診療しており、年間361日開院していることです。とりわけ私の専門である肛門科で、祝日や年末年始に診療を行っているクリニックは珍しいのではないでしょうか。ホームページをご覧になって、静岡県や埼玉県など、遠方から来院される患者さんもいらっしゃいます。
もう一つは、一般内科、肛門科、消化器科のほかにも、内視鏡科、外科、小児科、循環器科など、各分野の医師による総合医療を提供していることです。医師同士で、それぞれの診療科を超えてスムーズに情報共有を行っています。

友起子副院長:専門性の異なる複数の医師で情報を共有し、最適解をいち早く出すことができるのは大きな強みですね。当院の医師には、自分の担当する患者さんを、無理をしてでも抱え込もうという意識があまりありません。自分の診療領域を超えている疾患である場合には、すぐにほかの診療科の先生に診てもらいますし、手術が必要な場合には、高津中央病院をはじめとした地域の連携病院を紹介します。例えば、盲腸の疑いのある患者さんがいらっしゃったときには、外科の医師による触診を経て、必要な場合には連携病院に即日紹介。その日のうちに手術を受けていただけることもあります。その意味では、連携病院との強力なネットワークも強みといえますね。

― クリニックとして、力を入れていることはありますか。

健院長:患者さん同士やスタッフとの接触機会、院内滞在時間を減らすためにも、待ち時間をできるだけ少なくすることを心掛けています。WEB問診やWEB予約システム、自動精算機の導入のほか、デジタル化できる部分については新たな設備を積極的に取り入れるように努めています。ちなみに、2023年度中にはレントゲン室にCTを導入し、病気の状況を確認するための、より精密な検査が可能になる予定です。

身体のことなら何でも相談できる窓口に。苦痛の少ない内視鏡検査にも注力

― 院長の専門である内視鏡検査で心掛けていることはありますか。

健院長:苦痛の少ない内視鏡検査を実践することです。もちろん鎮痛剤を使用して眠った状態で検査を受けていただくこともできますが、患者さんのなかには、大腸の状態を自分の目で確かめたいという方も少なからずいらっしゃいます。鎮痛剤を使用しなくても検査を受けていただけるよう、無送気軸保持短縮法という方法を採用し、内視鏡挿入時にかかる負担を最小限に抑えています。また、内視鏡検査では腸の内部を膨らませて観察するために気体を入れる必要があるのですが、当院では空気よりも吸収が早い炭酸ガスを使用しております。これにより検査中・検査後のおなかの張りを抑えることができます。これは多くの方々に快適に胃カメラ・大腸カメラを受診していただくための工夫の一つです。

― 総合内科に関してはいかがでしょうか。

友起子副院長:当院は地域のかかりつけ医として、一次救急の役割を担っています。緊急でいらっしゃる患者さんのなかには「病気かどうかわからないけど、心配だから来た」「どの診療科にかかったらいいのか分からない」という方も少なくありません。できるだけ患者さんの話を聞いて寄り添うと共に、その話の中から得られる情報を大切にしています。小児科や一般内科に加え、介護老人福祉施設の嘱託医も務めているので、幅広い年代の方々の相談に乗ることができるのも特徴の一つです。

― 来院を検討されている患者さんにメッセージをお願いします。

健院長:胃がんも大腸がんも、早期発見ができれば非常に高い確率で治療することができる病気です。胃がんや大腸がんになるのは仕方ない面があるとしても、これらが原因で亡くなるのは、あまりにもったいないということです。日本の内視鏡技術は世界一です。早期発見・早期治療のためにも、特に40歳以上の方は是非とも内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。
友起子副院長:地域の皆さまにとって、何でも相談できる窓口でありたいと思っており、いつでも適切で必要な医療が受けられるように土日祝日も営業しています。些細なことでもお身体のことで困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

年間361日、ほぼ休みなく川崎で診療を行う「おしりの守護神」

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住所
神奈川県川崎市高津区末長1-23-17
電話番号
044-877-0608
診察領域
内科、消化器内科、外科、肛門科、小児科、予防接種
専門医
総合内科専門医、外科専門医、循環器専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、肝臓専門医、大腸肛門病専門医、消化器内視鏡専門医
専門外来
小児科専門医