大腸内視鏡検査で横浜から大腸がんで亡くなる方を0へ
お腹の健康に不安があれば迷わず検査を受けてもらえるよう「苦痛を抑えた大腸内視鏡検査」にこだわります。
- 渡邉 一輝 院長
街の頼れるドクターたちvol.097 消化器内科
目次
大腸がんで苦しんだり悲しんだりする患者さまを減らすには、病気を早期発見できる環境が重要だと痛感していました。大腸がんが増え始める40代はご家庭がある方も多い年代ですが、患者さまだけでなく、一緒に闘病するご家族も大変苦しい思いをされます。そんなお姿を見て、「もっと早く異常を発見できていれば」と悔しくなることが何度もありました。
病気や異常を早期発見するには、検査にまつわる不安と苦痛、前処置の負担、生活や仕事への影響、プライバシーなど、大腸内視鏡検査に対するハードルを下げることが重要です。そこで負担がより少ない方法で受診できる環境を整えようと、ご縁があった根岸で2021年に当院をオープンしました。
「医療機関は具合の悪い人が行くところ」と思われがちなため、初めての方でも気軽に受診しやすい環境と体制を意識しました。外光が入る作りにして内装を木目調にするなど、医療機関によくある「無機質な感じ」を極力減らしています。
また、患者さまとのコミュニケーションも重視しています。事前情報に囚われすぎずに患者さまと向き合うことで、本当は何に困っているのか考えつつより適したご提案ができるのは、当院の特徴であり強みですね。
大腸内視鏡検査を安心して受けていただけるように、様々な対策を講じています。当院では鎮静剤を使うため、患者さまはほぼ眠った状態で検査を受けられます。内視鏡の挿入については、大腸のヒダを引き伸ばさない「軸保持短縮法」によって細心の注意を払いつつ行っています。前処置で下剤を飲むことを苦痛に感じる方には、鼻に麻酔をかけてから胃までチューブを通して直接下剤を入れる「鼻チューブ法」のご提案も可能です。
プライバシーへの配慮として、大腸内視鏡検査を受ける患者さまと通常の患者さまの動線を分けており、受付後は更衣室、前処置室、検査室まで、他の患者さまと会いません。また、女性医師が在籍していますので、女性の患者さまも来院しやすいのではないでしょうか。
内視鏡システムは、富士フイルム社のLED光源搭載内視鏡システム「ELUXEO 7000システム」を導入しています。従来の内視鏡よりレーザー制御技術が進化しており、粘膜表面の構造と血管を観察しやすいよう画像処理を行うBLI機能、粘膜表面の色味をより鮮明に出力可能なLCI機能を搭載、検査時は各モードに切り替えながら粘膜表面を観察します。同社の診断支援機能「CAD EYE™」も導入しました。医師による目視でのチェックにAIによる精査も加えることで、病変の見落とし防止に役立てています。
院長が外科、副院長が内科を専門としているので、検査画像を一緒に確認してそれぞれの立ち場から意見を交換することも多いです。専門性の異なる医師が検査に携わることで、大腸内視鏡検査の精度向上につながっていると感じています。
40〜50代の女性、健康診断で精密検査を勧められた方、当院で検査を受けた方の口コミがきっかけで来院された方など様々です。最寄り駅から徒歩2分と電車でのアクセスも良いことから、沿線にお住まいの方の受診は多いですね。医師は日々検査を繰り返していますが、患者さまにとってはその1回が初めての、あるいは数年ぶりの大腸内視鏡検査かもしれません。だからこそ「このクリニックで検査を受けたい」と当院を選んでいただけたことに対して、少しでも応えられるように心掛けています。
大腸内視鏡検査に対して不安が先行する方も多く、特に「内視鏡を挿入する段階が苦手」という患者さまは一定数いらっしゃいます。ですから、検査中は鎮静剤を使う、あるいは、こまめにお声掛けをするなど、少しでも患者さまの苦痛を減らせるように様々な工夫をしています。
大腸がんは、定期的な大腸内視鏡検査により早期発見が望める病気です。この地域で大腸がんが原因で亡くなる方、悲しい思いをする方を0にしたいと考えています。働き盛り世代の方をはじめ、皆さまの来院をお待ちしています。受診してよかったと思ってもらえるようなクリニックをスタッフ一丸となって目指しておりますので、おなかの健康が気になる方はぜひご相談ください。
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三吉博院長が20年以上積み重ねてきた信頼を基に、高度な検査と親しみやすい診療で地域に寄り添います。
大阪府堺市の小児科・発達外来。多職種で連携しながら「子どもファースト」の診療を実践していきます。