横浜から大腸がんを減らし、働き盛り世代をおなかから元気に
プライバシーに配慮した空間で、外科と内科の医師が協力して苦痛の少ない大腸内視鏡検査を実施します。
- 渡邉 一輝 院長
- 中島 聡美 副院長
頼れるドクターが教える治療法vol.066
消化器内科
目次
初期の大腸がんのほとんどは無症状なのです。ですから、大腸がんで亡くなる方を0にするためには、無症状であっても40歳を過ぎたあたりからは大腸内視鏡検査を受けていただきたいと素直に思います。健康診断で便潜血を指摘された、下痢や便秘が続いている、便そのものが今までと違う状態である、といったことがあるならば、なおさら大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
ポリープをそのままにしていると、がんに進行することがあります。がんになりやすいポリープのタイプは検査中にわかるので、大腸内視鏡検査時にそのまま切除します。せっかく時間を作って検査に来ていただいていますので、一度の検査でポリープ治療まで行っております。
切除したポリープは、顕微鏡で検査して診断を確定させ、患者さまに後日お伝えします。
当院には、初めて大腸内視鏡検査を受ける患者さまだけでなく、以前に受けた検査がとにかく苦しかったと感じた患者さまも多く来院されます。不安や苦痛は、検査を受けていただく上での大きなハードルとなりますので、当院でもできる限り配慮しているところです。
検査中の苦痛を軽減させるために、当院では鎮静剤の量を患者さまごとに調節して、どの患者さまでもほぼ眠った状態で検査を受けられる体制を整えています。また検査前の苦痛を軽減させるために、腸管を綺麗にするために飲む下剤も、数種類の味から飲みやすいものを選ぶことが可能です。そして、どうしても下剤を飲むことができない患者さまには、鼻チューブ法という方法で胃に直接下剤を流し込むこともできます。これらの対策によって、一人でも多くの方に検査を受けていただけるようになると良いですね。
その他にも、様々な患者さまに対応できるように、多くの検査枠を設ける、プライバシーに配慮して男女別の更衣室と前処置中にお使いいただけるトイレ付きの個室を用意する、などの工夫もしています。
検査は苦痛がないように麻酔を使用しますので、安全を確保するために医師と看護師が患者さまの状態を経時的にチェックします。検査後には、リカバリールームでお休みいただいてから、内視鏡検査を受けた方のみがご利用いただけるラウンジにご案内します。ラウンジでは飲み物とお菓子をご用意しています。検査当日は朝から下剤を飲んで胃の中が空っぽの状態で過ごしていただくため、患者さまにちょっと一息ついていただきたいと考えて始めたサービスです。
医療の世界ではIT化と技術開発が進んでいて、新しい技術や機器が次々と登場しています。AIによる内視鏡診断支援機能もそのひとつです。このシステムを使うと、大腸内視鏡でがんやポリープが疑わしい場合、カメラの顔認証機能のようにその部分に枠が出て強調されます。検出された部位は医師が目視でチェックし、ふるいにかけます。検出するスピードと精度は年々向上していると感じており、より入念な検査と診断をサポートする心強いアイテムとなっています。良い機器は十分に活用して、大腸がんの早期発見に努めたいと思っています。
外科医としてがん治療に明け暮れていた時分、がんの怖さやしつこさを何度も経験しました。その中で予防と早期発見に注力することが重要だと考えるようになり、大腸内視鏡検査の技術を身に付けました。検査を受ける方の心理的なハードルが高いと感じたのもこの頃で、誰でも安心して大腸内視鏡検査を受けられる環境を作りたいと考え、クリニック開院に踏み切りました。
鎌倉で生まれ育ち、横浜で医師になった私にとって、この根岸は周辺の医療機関との連携もスムーズに行え、患者さまにより良い治療を提供できる場だと思っています。
横浜わたなべ内科・内視鏡クリニック 根岸院 地図を見る
独自開発の「5D注⼊法」により、痩せ型でも豊かな膨らみのある魅力的なバストを提供します。
患者様に合わせて設定した治療のゴールを一緒にめざし、予防からリハビリ、再生医療まで幅広く提供します。
患者様がいつまでも笑って過ごせる社会を実現するために、内視鏡検査の技術を駆使し予防医学を推進します。