街の頼れるドクターたちvol.039
ズバリ「皆さんご自身が主体となる医療を」です。医療の主役は医者ではありません。主役はあくまで患者さま。私ども医者や看護師、スタッフは、患者さまとそのご家族の健康を支えるサポーターに過ぎません。したがって、私どもは患者さまに寄り添いながら質の高い医療サービスを提供していかなくてはなりませんし、医療が独り歩きすることなどあってはならないのです。
この理念のもと、患者さま一人ひとりに真摯に向き合い、丁寧にコミュニケーションを取ってさえいれば、「医者が話を聞いてくれない」「電子カルテを眺めてばかりで、私のことを見てくれない」といったご不満が出てくることもないはずです。また、忙しさのあまり、万が一、不適切な対応をすることがあっても、ブレることなく修正できます。ミーティングの際に、理念と照らし合わせながら振り返りを行うなど、スタッフ全体で共有化するようにしています。理念の浸透とともに、スタッフの行動も確実にレベルアップしていると自負しています。
その通りです。クリニックという“リアル”な場で、患者さまの人となりや全身から感じられる雰囲気、空気感をつぶさに読み取り、言葉にならない悩みを引き出しながら治療を進めていく。これこそまさしく、私たちのミッションだと思っています。例えば「おなかが痛い」と訴える患者さまがいらっしゃるとしましょう。こうしたケースでも、腹痛が何か疾患によるものなのか、あるいは職場でのストレス、家庭でのトラブルなどが背後に隠されているのかなど、患者さまが抱えている事情や背景はさまざまです。患者さま一人ひとりとしっかりとコミュニケーションを取り、患者さまの言葉の背後にある思いや、心の奥底にある本当の悩みを引き出すことが大切なのです。
古くからこの界隈にお住いの方から、東日本橋エリアにお勤めのビジネスパーソン、最近相次いで建設されたタワーマンションにお住いのご家族連れまで、老若男女、さまざまな患者さまがいらっしゃいます。当院が位置する東日本橋エリアは、江戸情緒あふれる昔ながらの雰囲気と、大都市・東京の先進性が見事に融合した、ほんとうに素敵な街です。私はこの地域に心底惚れているんです。これからも地域の皆さまとの関わり合いを大切にしていきたいと思っています。
久松町まつうらクリニック
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コンタクトレンズのトラブルから緑内障まで。日本眼科学会の専門医が、眼のトラブルに幅広く対応します。
一般整形外科に加えて、手のけがや病気を専門的に治療する「手外科」分野に力を入れています。
「目の前の患者様がずっと健康でいられる」ことを目指して、地域のかかりつけ医が予防医療を実践します。