新小平クリニック 富田 修平 院長 | ドクターズインタビュー

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心も身体も
1か所で診療する、
我が家のようなクリニック

街の頼れるドクターたちvol.179 内科

新小平クリニック
  • 富田 修平 院長
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JR武蔵野線新小平駅から徒歩2分の閑静な住宅街に佇む「新小平クリニック」。幼少期の長期入院により心細い経験をした富田修平院長が「我が家に帰るように通院してほしい」との想いで開業し、まるで普通の一軒家のような親しみやすさで通院することが可能である。そんな同院で提供しているのは、心と身体の複合的な診療だ。西洋医学に漢方医学も併用しながら、精神科・一般内科・皮膚科・心療内科・アレルギー科・糖尿病内科・泌尿器科といった、幅広い診療科目に対応している。日々患者に寄り添った医療を提供する富田院長に、同院の特徴や診療への想いについて伺った。(取材日 2025年8月16日)

西洋医学から漢方まで、幅広い知見を地域に還元するため独立開業

― 医師を志したきっかけについて教えてください。

私は幼いころ身体が弱く、頻繁に入退院を繰り返していました。大勢の医師や看護師から親切にしてもらうなかで、「いつかは自分が病気の人を治してあげたい」と思ったことが医師を志したきっかけです。
また当院を病院然とした外観にしなかったのも、その時の経験に基づいています。小学校低学年のころマイコプラズマ肺炎にかかってしまったのですが、半年間に及ぶ入院を余儀なくされ、さすがの私もホームシックになってしまいました。開業するにあたり、ふと当時の気持ちを思い出し「我が家に帰るように通ってもらえるクリニックにしよう」と決めたことから、一見してクリニックとは分からない、普通の一軒家のような当院が誕生したのです。

― 医師としてのこれまでの歩みについて、お聞かせください。

最初は精神的な疾患の治療及び研究がしたいと考え、精神科の臨床医としてスタートしました。精神科の臨床医をしているうちに、基礎研究にも興味が湧き、京都大学、東京理科大学、東京大学医科学研究所、特定国立開発研究法人理化学研究所などで4年にわたり免疫などの研究に携わりました。その後、研究で得た経験と知識を臨床に活かそうと、再び精神科の臨床へ。すると今度は「せっかく医者になったのだから、身体の病にも心の病にも同時に対応できるようになりたい」という想いが芽生え、慶應義塾大学病院で内科医として再スタートを切って経験を積み、内科や血液内科の臨床及び研究に従事しました。その後はさらに、西洋医学のみでは治療が難しい症例にも対応するため、漢方医学の専門的な知識も習得したのです。

― その後、どのような理由で開業されたのですか?

いくら幅広い知識を身につけていても、大きな病院で働いているうちは一つの分野に特化せざるを得ません。特定の科の医師として勤務しているのであれば、その科しか診ることができないわけです。
そこで、自分がこれまで幅広く学んできたこと、身につけてきたことを患者様へ還元するには、独立すべきではないかと考えました。私が医師として歩み始めたころは、複数の診療科目を統合して診るクリニックというのは一般的でなかったので、なんとかその常識を破れたのは長年の夢が叶ったといえるでしょう。

心身へ複合的にアプローチする診療で、遠方の患者からも信頼を集める

― 幅広い診療科へ対応できることには、どのような意義があるのでしょうか?

患者様の病気に対して、さまざまな角度からアプローチできることですね。精神科だけを専門としていたら見えてこないことや、逆に身体だけを診ていたらわからないことなどを、当院では複合的・統合的に、考察・診察・治療することができます。複数の医師に診てもらえば心身両面の治療は可能かもしれませんが、私個人に集約されていることに意義があるのです。たとえばスポーツでも、さまざまなスキルを持つ選手たちがバラバラに動いていては、チームの総合力につながりません。
その選手たちを束ねて、効果的に連携させる“司令塔”の存在が不可欠であり、その司令塔が私自身でもあるわけです。ですから、各種診療科の知見を集約し、治療方法を組み合わせて統合し、患者様に提案できることは私の強みと言えるでしょう。

― 通院が1か所で済むのも、患者様にとって大きなメリットですね。

精神面の不調はこのクリニックに、風邪をひいたらあちらへ、漢方薬を処方してほしいときはこちらへ……という状況では、患者様の負担も大きいでしょう。忙しい方や、通院先を集約し、より効率的に対応してもらいたい方にも、当院をお勧めしたいですね。そのようなクリニックは珍しいせいか、地元の方だけでなく遠方からお見えになる患者様も少なくありません。心療内科、精神科、アレルギー科、皮膚科、漢方内科ではお子さんの診療も行なっています。

― 最後に、この記事をお読みの方へメッセージをお願いします。

私は当院を、患者様が自分の家のように思える場所にしたいと考えており、患者様と向き合う姿勢においてもそのことを心がけています。病院通いを繰り返していた幼い頃の気持ちを思い出しつつ、患者様が安心して相談ができる存在になれるよう、日々の診察を行っています。
また日々ちょっとした不調を抱えつつも、「何科に行けばよいか分からない」と受診を躊躇している方もいらっしゃるでしょう。そんな時こそ、当院をご利用ください。さまざまな角度から原因を探り当て、一人ひとりに寄り添った治療を提案させていただきます。

心も身体も1か所で診療する、我が家のようなクリニック

新小平クリニック 地図を見る

住所
東京都小平市小川町2-1975-8
電話番号
042-312-1185
最寄駅
新小平駅
アクセス
武蔵野線 新小平駅下車 徒歩2分
駐車場
あり
診察領域
内科、糖尿病科、アレルギー科、皮膚科、泌尿器科、精神科、心療内科、漢方、予防接種