「こころ」と「からだ」に栄養を
~あなたをわかって元気にする~
~あなたをわかって元気にする~
札幌駅から徒歩1分。内科診療経験と知見を生かした精神疾患の治療を実践しています。
- 柏木 理絵 院長 横山 朗子 医師
街の頼れるドクターたちvol.176 心療内科
目次
私はもともと内科で医師としてのキャリアをスタートさせており、診療のなかで体の疾患が心の不調につながる患者様や、逆に心の不調が体の疾患につながる患者様を診て参りました。その経験から「内科医としての経験を活かし、連続性のある精神科医療を提供したい」と考え、現在に至っています。当院では、カウンセリングなどによるメンタル面からのアプローチ、血液検査などによる内科的なアプローチ、さらには漢方などによる東洋医学からのアプローチを複合的に組み合わせ、心と体の両面から様々なお悩みに対応できるよう努めています。
私が精神科医として駆け出しのころ、医師が患者様のお話だけを聞いて「うつ病ですね」などと診断するのを目にし、「なぜ内科的な疾患を疑わないのだろうか」という疑問を持ちました。ですから私は、メンタルの不調で来院した患者様であっても最初に血液検査を行い、健康状態に問題がないか、足りていない栄養素がないかなどを確認するようにしています。実際に、うつ病の疑いのある患者様が血液検査の結果、甲状腺機能亢進症だったというケースも多々あります。このように内科的な検査を通じて、不調の原因が体なのか心なのかを的確に診断できることも、当院の強みと考えています。
待合室や診察室も広くなり、患者様からもご好評をいただいております。医師も男女あわせて6名体制になり、皆それぞれ得意分野もありますし、より多様かつ専門的な医療を提供できるようになりました(2025年7月現在)。消化器内科や東洋医学を専門とする医師が在籍していることは、心療内科、精神科を標榜するクリニックとして大きな特徴といえるでしょう。
また、患者様はこれまで20〜40代の女性が多かったのですが、男性医師が加わったことで男性の患者様も増えています。「女性の医師には話しにくい」という方は男性医師をご指名いただくことも可能ですので、安心してご相談ください。
例えばお薬を減らせるようであれば、なるべく減らしながら様子を見る。お薬を飲むのが不安な方には、例えば漢方薬を試してみる。このように、患者様の様子を丁寧に観察しお話を伺いつつ、一人ひとりに合わせた治療を行うことを大切にしています。これには、私自身の経験が影響しているかもしれません。かつて夫と死別した際、精神的ショックと家事や育児、仕事の疲労が重なり、PTSDと睡眠障害を患ってしまいました。自分自身が治療から回復までのプロセスを経験したことで、「患者様に寄り添った医療を提供したい」という想いがより一層強くなったのです。患者様と同じ悩みや痛みを体験したことは医師としての財産であり、それを一人でも多くの方に還元するために日々の診療に取り組んでいます。
最近の50代は男性も女性もとても気持ちが若く、はつらつと活躍されていますよね。しかし気持ちとは裏腹に、体はやっぱり50代。どうしてもホルモンバランスの乱れなどが、男女ともに体に現れ始めます。そのような年齢にまつわる不調に対しては、血液検査によって栄養状態やホルモンバランスを検査し、漢方薬やホルモンを補充する治療などを行うこともできます。うつ病を疑われたけれども実際は更年期症状だったり、双方が併発していたりするケースもあります。ライフステージの変化に従って心身の不調が気になるようになった方は、ぜひご相談ください。
心と体、どちらの不調においても早めの治療が肝心です。症状が重くなってからでは治療にも時間がかかってしまいますので、「このくらいでメンタルクリニックに行くなんて」と我慢せずに受診してください。また、症状によっては「どの診療科に行けばいいのかわからない」というケースも多いでしょう。当院では、様々な角度からアプローチすることが可能ですので、「原因がどこにあるのかわからない」とお悩みの方にもぜひご相談いただきたいですね。心と体のかかりつけ医として、我々は皆様の“元気な毎日”をサポートさせていただきたいと存じます。
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体の不調と心の不調は互いに影響するものです。様々な専門知識を生かし、幅広い視点から診療を提供します。
手厚いケアを提供する「産婦人科病院」。患者様の笑顔のために最善を尽くすスタッフがお待ちしています。
ストレスの多い現代社会。地域の施設・機関とも連携しつつ、患者さまのつらい気持ちを受け止めます。