医療法人大河内会 おおこうち内科クリニック 安田 康紀 院長 | ドクターズインタビュー

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高いホスピタリティと
専門性で、地域の頼れるクリニックを目指す

街の頼れるドクターたちvol.159 内科

医療法人大河内会 おおこうち内科クリニック
  • 安田 康紀 院長
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愛知県稲沢市の「おおこうち内科クリニック」は、内科をはじめ糖尿病、甲状腺、消化器疾患等の専門医院として全国に知られ、遠方からも多くの患者が集う。栄養療法にも注力しており、慢性疾患や原因不明の不調にも、体を根本から整えられるよう支援を行っている。また、患者に対するホスピタリティを重要なコンセプトとしていることも、同院の大きな特徴だ。医療機関の枠を超えた接遇を提供するため、レストランなどの他業種へスタッフを派遣し、研修を行なっているというから驚く。一人ひとりの患者と丁寧に向き合い、予防と治療の両輪で健康を支える同院の理念について、2025年1月より院長を務める安田康紀先生に伺った。(取材日 2025年2月20日)

患者様を「もてなす」姿勢を常に意識。病気を未然に防ぐ栄養療法にも注力

― 貴院では、患者様に対するホスピタリティを大切にされているそうですね。

患者様を治療するだけでなく「もてなす」という考え方は、開院当初から続く当院のコンセプトです。快適な環境づくりやコミュニケーションを実現するために、常に意識して取り組んできました。医療機関の枠を超えたホスピタリティを実現するため、レストランなどの異業種へスタッフを派遣し、一流の接遇を学ぶ研修なども行っています。そうした当院の姿勢が徐々に認知され、逆に異業種の方々が当院のホスピタリティを見学に来られたこともあったそうです。患者様のなかには、診察のない日にもかかわらず自宅で栽培された果物を届けてくださる方や、近くを通ったからと挨拶をしにきてくださる方もおられます。これまでの取り組みが実を結び、患者様から親しみを感じていただけているならば幸いです。

― 診療においては、どのようなことに力を入れていますか?

当院は糖尿病、甲状腺、消化器疾患を中心とする医療を提供していますが、共通しているキーワードが「食」です。特に糖尿病と消化器疾患には食が大きく関与しており、食生活に介入することで発症や進行の抑制にも貢献できるのです。そこで当院では、「糖尿病療養指導士」という専門性の高い管理栄養士のサポートを受けながら、個々の栄養状況を客観的に評価する栄養解析を行い、足りないものを食事やサプリメントで補う栄養療法に取り組んでいます。

― 栄養療法について詳しく教えてください。

不足している栄養素を摂ることで、医薬品に頼らずとも身体を本来あるべき正常な状態に整え、自然治癒力や免疫力を高める治療法です。分子整合栄養医学ともいわれており、症状の改善、進行の抑制、さらには病気の予防が期待できます。普段の食事で血糖値の安定化とタンパク質の適切な摂取を図るとともに、医療機関専用の高純度・高濃度・高品質なサプリメントで栄養素を補充し、さらには運動や睡眠といった生活習慣の改善も行います。
健康診断や血液検査では異常がないにもかかわらず体調が悪いという場合は、栄養バランスが崩れている可能性もあります。とくに生活のリズムが不規則な方には、ぜひ栄養解析を受けていただきたいですね。

生涯にわたる糖尿病や甲状腺疾患の治療。患者様との信頼関係を何より大切に

― 日頃の診療で心がけていることはありますか?

ホスピタリティについては日頃の診療でも意識していますが、例えば、健康診断の結果を当日に報告することなどもその一環です。以前「明日の入社試験に診断結果を提出しなければならない。どこへ行っても1週間かかるといわれてしまい困っている」と、わざわざ県外から来られた方もいました。当院では当日の結果報告を実現するため、スタッフがインカムを装着し、無駄な待ち時間を削減しています。
もうひとつは、患者様それぞれのゴールを設定し、そこに向かって無理なく継続できる治療を行うということです。

― 無理のない治療とは、どのようなものでしょうか?

「この症状にはこの治療」と決めつけて、一括りにしないということです。たとえば糖尿病の場合、自分でお腹に注射をしてもらう治療法がベストであっても、患者様に受け入れられなければ継続できません。糖尿病も甲状腺疾患も、生涯にわたって根気よく治療を続けていかなければならない病気です。数か月や数年でイヤになってしまう治療法では意味がありません。ですから私は、病状だけでなく患者様の性格や考え方などもよく理解した上で、無理なく続けられる治療を提案できるよう努めています。

― 最後に、この記事をお読みの方へメッセージをお願いします。

原因不明の体調不良には、甲状腺の疾患や栄養バランスの乱れなどが隠されていることも多々あります。特に甲状腺疾患では、「動悸」「疲れやすい」「イライラ」「不眠」「むくみ」などといった多彩な症状があるため、似た症状をもつ更年期障害や精神疾患とまぎらわしいことがあります。「この程度で受診なんて」「どうせ異常ありませんといわれるだろう」「更年期障害に違いない」などと自己判断せず、まずは信頼できる医師に診てもらうことをお勧めします。
ちなみに私は、どうしても心配な患者様がいらっしゃると、「ちゃんとお薬を飲みましたか?」「副作用は出ていませんか?」などと、診察後に直接お電話をすることがあります。長く治療を継続しなければならない糖尿病や甲状腺の治療を専門とするからこそ、これからも患者様との信頼関係は大切にしていきたいと考えています。

自由診療の費用(目安)

◎栄養療法
初回 医師の診察 血液検査(約60項目)栄養解析 21,000円
2回目以降 医師の診察&管理栄養士による栄養カウンセリング 5,000円 栄養解析 18,000円
医療用サプリメント(1ヶ月)(予算に合わせて調節いたします。) 3,500円~80,000円

◎健康診断
4,400~13,200円(その他オプションあり)

高いホスピタリティと専門性で、地域の頼れるクリニックを目指す

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住所
愛知県稲沢市祖父江町桜方上切6-7
電話番号
0587-97-8300
最寄駅
森上駅
アクセス
名鉄尾西線森上駅より徒歩15分、タクシー5分
稲沢市コミュニティバス 祖父江・稲沢線 祖父江町体育館停留所から徒歩1分
駐車場
あり(70台)
診察領域
内科、消化器内科、内分泌代謝科、糖尿病科、予防接種
専門医
総合内科専門医、糖尿病専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医