浦和消化器内視鏡クリニック 勝山 泰志 院長 | ドクターズインタビュー

メニュー
内視鏡検査は職人の
世界。進歩を重ね精度が高く苦痛のない検査を

街の頼れるドクターたちvol.137 消化器内科

浦和消化器内視鏡クリニック
  • 勝山 泰志 院長
755 views
JR浦和駅東口から徒歩1分の「浦和消化器内視鏡クリニック」は、苦痛の少ない内視鏡検査に注力しつつ、胃・大腸の同日検査や、土曜日曜も内視鏡検査を実施するなど、受診のハードルを徹底的に下げる取り組みも行っている。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医かつ日本消化器病学会消化器病専門医である院長の勝山泰志先生は、同市緑区の共済病院の消化器内科部長として、胃・大腸内視鏡検査や小腸内視鏡検査を多数手掛け、消化器疾患について豊富な知見を有する。クリニックのコンセプトや内視鏡検査のポイント、消化器内科医となるまでの経緯等について、勝山先生に伺った。(取材日 2024年8月21日)

前処置の不安や検査時の苦痛まで細やかに対策し、がんの早期発見に繋げる

― 貴クリニックの特徴について聞かせてください。

胃・大腸の内視鏡検査や、腹部エコー検査等を専門的に行なっている、消化器内科クリニックです。当クリニックのコンセプトは、苦痛の少ない、楽な内視鏡検査を受けていただくこと。胃・大腸の内視鏡検査に対しては、「痛い」「苦しい」「大切なのはわかっているが、二度と受けたくない」といったネガティブなイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。当クリニックでは静脈麻酔を使用し、眠っている間に苦痛の少ない内視鏡検査を受けていただいています。また、胃・大腸内視鏡検査を同日中に行うことも可能です。そして、当院で使用しているスコープは全て拡大機能がついており詳細な観察を行うことができます。検査に対するハードルを下げ精密な検査を行うことで、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療に結びつけていきたいと考えています。

― 苦痛の少ない内視鏡検査のため、他にどのような工夫をされていますか?

大腸内視鏡カメラ挿入の手法に、「水浸法」を採用しています。従来の内視鏡検査では、腸に空気を入れて膨らませながら内視鏡を挿入していくのが一般的でしたが、腸が伸びてしまったり、お腹が張ったりして苦痛を感じるというケースが少なくありませんでした。その点「水浸法」では、空気の代わりに水を注入し、水を潤滑剤として内視鏡を挿入していきます。腸が必要以上に膨らんで、お腹が張ったりすることもありませんし、内視鏡と腸の表面との摩擦抵抗も小さくなりますから、奥までスムーズに挿入することができ苦痛の軽減につながります。

― 下剤の服用など、前処置に不安を感じる方もいらっしゃるようですね。

大腸内視鏡検査で前処置は重要です。「クリニックに向かう途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」「初めての内視鏡検査なので、どのようにして下剤を服用すればいいかわからない」といった不安をお持ちの方にも安心して検査を受けていただけるよう、半個室のスペースを10室用意し、院内で前処置を行う仕組みを整えました。半個室にはタブレット端末を完備しており、ゆったりとした気分で映画や雑誌を楽しみながら、自分のペースで下剤を飲んでいただけます。お手洗いも7室用意しているので、満室のためにトイレに間に合わないといったこともありません。

受診しやすいクリニックづくりを進め、患者さまの健康を支える力になりたい

― 先生はなぜ、消化器内科医の道を志したのでしょうか?

子どもの頃からサッカーをしていたのですが、ちょうど将来の進路を選択する時期に足首を捻挫して、思うようにプレーできないことが続いていました。もともと人の役に立つ職業に就きたいと漠然と考えていたのですが、「人間、体が資本だな」と強く思い、人の健康を支える医療の道に進もうと決めたのです。当初は小児科医を目指していたのですが、いろいろな経験をするうちに、おなかの病気に興味を持ち、消化器内科を選びました。内視鏡検査を専門的に手掛けるようになったのは、当初から周囲の人よりスコープ操作が上手くできたのが大きかったですね。これは自分に向いている分野だと思いました。
それから多数の内視鏡検査をしてきましたが、どこまでいっても「ゴール」がないと感じています。どんなに上手くいったと思える場合にも、「あの場面では、内視鏡をもうちょっと上手く操作できたかもしれない」「もうひと工夫していれば、さらに楽な検査を患者さまに提供できたかもしれない」といった課題が見つかります。言い換えれば、どんなに経験を積み重ねても、さらなる進歩の可能性があるということです。ある意味で、内視鏡検査は職人の世界だと思います。

― 最後に、受診を検討されている患者さまにメッセージをお願いします。

胃がん・大腸がんは、早期発見すれば根治が期待できる病気です。当クリニックは土日も開院しておりますので、40代以上で胃・大腸内視鏡検査を受けたことのない方には是非一度、受診いただきたいと思います。
また、胃腸にお悩みを抱えていらっしゃる患者さまの中には、恥ずかしくて相談しづらいという方も少なくないでしょう。私たちは患者さまとの距離が近い、親しみやすいクリニックづくりを進めており、内視鏡検査が必要かどうかを含めて丁寧にご説明します。どんなに些細なことでも構いませんので、是非お気軽にご相談ください。

内視鏡検査は職人の世界。進歩を重ね精度が高く苦痛のない検査を

浦和消化器内視鏡クリニック 地図を見る

住所
埼玉県さいたま市浦和区東高砂町9番1号スミダワン本館2階
電話番号
048-886-7149
最寄駅
浦和駅
アクセス
浦和駅東口から徒歩1分
診察領域
消化器内科、胃腸科、内視鏡
専門医
消化器病専門医、消化器内視鏡専門医