2012年からレーザー手術を白内障
治療へ導入、精度向上を実現
70歳代では、ほぼ全ての人に見られる白内障。レーザー手術なら高精度で目の負担も少ない治療が可能です。
- 山﨑 健一朗 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.183
眼科
目次
私たちの目は、角膜と瞳孔を経由した光が水晶体を通り、網膜に届くと「ものを見る」ことができます。そして水晶体は、その形状を変えることで通過する光の屈折を対象物の距離に応じて調整し、後方にある網膜に焦点を合わせる役割を担っています。しかし、その力は加齢に伴って低下するものです。若いころの正常な水晶体には十分な弾力性があり、周囲の筋肉によってカーブを柔軟に変化させて遠くも近くも見えていたのに、やがて調節力が衰え焦点の合う範囲が狭くなってしまう。これが老眼のメカニズムです。
調節力の低下は実は子供のころから徐々に始まっており、40歳代前後から自覚し、60歳でほとんど機能を失ってしまいます。なお老眼は、性別や人種、生活環境などの違いにかかわらず発症しますが、症状が進んでも失明することはありません。
人は生まれつきの要因により、遠視や近視といった屈折の特徴がそれぞれ異なります。遠視の人は近くよりも遠くを見ることが得意で、近視の人は近くを見ることが得意というわけです。若いうちは目の調節力によってカバーできるため、軽度の遠視の場合は近くのものをはっきりと見ることができます。ところが加齢によって調節力が低下すると、カバーしきれなくなった分だけ手元が徐々に見えにくくなり、老眼を自覚します。
一方、近視の人はもともと近くを見ることが得意なうえ、遠くの視界はメガネなどで矯正していることが多いため、老眼が現れていても自覚しにくいのです。これが、老眼の「感じ方の個人差」につながっていると考えられます。
結論としては、かけたほうが良いでしょう。見にくくなっている手元の距離を無理に見ると、ピントを合わせる筋肉が疲れてしまいます。目の疲れは肩こりや頭痛といった症状にもつながり、体全体へ負担がかかることでしょう。見えにくさを我慢せず、老眼鏡の使用をお勧めします。
ただし、老眼鏡はあくまで一時的にピントの合う位置を手元へと補正しているに過ぎません。加齢によって衰えた調節力を補い自然な見え方を取り戻す方法は、現在のところ手術のみといえます。
老眼を根本的に改善する治療法である、多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建手術です。眼内レンズとは、水晶体の代わりに目の中に挿入する人工レンズのこと。その中でも多焦点眼内レンズは、様々な距離にピントが合うように設計された、いわば「目の中に入れる遠近両用レンズ」です。そして当院では、多焦点眼内レンズを挿入する際に、白内障を治療するために開発されたレーザー手術を活用しています。レーザー手術では、角膜や水晶体の切開などを1000分の1ミリ単位という高い精度で行えるほか、超音波の使用を最小限に抑えられることで目の組織への負担を大幅に軽減できます。私はレーザーによる白内障手術を2012年という早期から導入し、これまで多数の実績を重ねてきましたので、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。
手術を行う前に、2回ほど来院していただきます。1回目は目の病気の状態のチェック、2回目は眼内レンズの度数を決めるための調整です。手術は点眼による麻酔で行い、手術時間は多くの場合15分程度です。翌日に再び来院していただき、経過を確認します。その時に見え方が良くなり、「手術で人生が変わった」と実感していただけたら嬉しいですね。
仕事をバリバリと頑張っている現役世代の方ですね。老眼が進むのは、50歳代というまさに働き盛りです。まだまだこれからというときに、「目が疲れて仕事を続けられない」「肩こりがひどくて仕事に集中できない」という状態ではもったいないですよね。老眼を治療することで、仕事の生産性はもちろん、生活全体の質も高まるはずです。見えにくさが仕事や生活に影響していると感じたら、前向きにご検討いただきたいと思います。
・フェムトセカンドレーザー白内障手術:片目110万円~(税込)
大宮七里眼科 地図を見る
すべての人に訪れる老眼。多焦点眼内レンズを用いたレーザー手術で以前のような見え方を取り戻しましょう。
70歳代では、ほぼ全ての人に見られる白内障。レーザー手術なら高精度で目の負担も少ない治療が可能です。
骨粗鬆症の治療やブロック治療、マッケンジー法を用いたオーダーメイドのリハビリに注力しています。