赤羽ウェルネスクリニック 岡本 慎一 理事長 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.127

整形外科

再生医療「PRP関節注射」を
はじめとする、足の不調の総合診療
再生医療「PRP関節注射」を<br>はじめとする、足の不調の総合診療
赤羽ウェルネスクリニック
  • 岡本 慎一 理事長
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JR赤羽駅から徒歩3分の「赤羽ウェルネスクリニック」では、変形性膝関節症に対する再生医療「PRP関節注射」を提供している。PRP療法は近年認知が広がる治療法だが、同院ではより高濃度の「PRP-FD注射」も提供。価格面でも続けやすい治療が、多くの患者から支持されている。同院の強みは、足の不調を総合的に診療できる点だ。変形性膝関節症だけでなく、足の血管が拡張してコブのようになる「下肢静脈瘤」の治療や、癒着した筋膜の痛みを解消する「筋膜ハイドロリリース」も行っている。血管外科と整形外科をまたがる診療で多様な足の悩みに応える岡本慎一理事長へ、PRP関節注射やクリニックの特長についてお話を伺った。(取材日 2024年6月5日)

「患者様の悩みに応えたい」という思いで、経験を活かしPRP療法を開始

― 医師を志したきっかけについてお聞かせください。

小学生の頃、同級生が脳腫瘍で亡くなってしまうという悲しい出来事がありました。そのときに大きな衝撃を受け、「人を助けられる仕事がしたい」と思ったのが医師を目指したきっかけです。また小さい頃から手先が器用だったので、自身の長所を活かすために外科医の道を選びました。
医大卒業後は、母校の附属である大学病院の整形外科に約10年勤務。その後、血管外科専門のクリニックでも経験を積み、当院を開業しました。現在は診療領域を拡大し、血管外科、整形外科、再生医療(PRP療法)、美容皮膚科・美容外科において、様々なお悩みに対する治療を提供しています。

― なぜ、再生医療に興味をお持ちになったのでしょうか?

私が初めて再生医療に触れたのは、医師になって7年目。大学院で携わった研究のテーマが再生医療でした。実際に治療として提供し始めたのは2018年で、開業から4年ほど経過した頃です。当院はもともと「下肢静脈瘤」という足の血管の病気を専門的に治療するクリニックでしたが、診療を行う中で、膝関節に痛みが生じる「変形性膝関節症」を併発している患者様に出会うことが多々ありました。変形性膝関節症は、再生医療(PRP療法)の適応です。「自身の経験を活かせば、さらに幅広い足の悩みに応えることができるのではないか」という想いから、当時クリニックではまだ少なかったPRP療法の提供を始めることにしました。

血管外科と整形外科を横断した豊富な治療を提案し、足の不調全般に対応

― 変形性膝関節症とはどのような疾患ですか?

変形性膝関節症は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を覆う軟骨がすり減ることで、膝に痛みが生じる病気です。進行すると膝関節の中でクッションの役割を果たす半月板が損傷し、水がたまって強い痛みを引き起こします。さらに進行すると膝が変形して伸ばせなくなり、歩くことも困難になるため治療が必須です。
主な原因は加齢によるもので、女性により多くみられます。また膝に大きな負荷がかかる仕事や、過度な運動が原因となることも少なくありません。40歳以上の有病者数は約2,500万人と推定されており、誰にとっても身近な病気といえるでしょう。
当院では、変形性膝関節症に対して「PRP関節注射」を提供しています。PRP関節注射は、患者様自身の血液から取り出したPRP(多血小板血漿)を用いる再生医療です。PRPには、血小板(損傷した組織を修復する役割をもつ細胞)が多く含まれており、痛みを抑えることはもちろん、病気の進行を遅らせることも期待できます。自身の血液を使用するため、副作用のリスクが低いこともメリットです。

― 貴院の「PRP関節注射」の特長を教えてください。

当院のPRP関節注射の特長は、大きく3つあります。
1つ目は、続けやすい価格設定にしていることです。PRPの効果は症状などによって個人差がありますし、複数回の治療が必要となることも少なくありません。そのため経済的な負担をなるべく軽減できるよう、採算は二の次にすると決断しました。実際に、価格を理由に当院を選ばれる患者様は多いですね。
2つ目は、PRPを高濃度化した「PRP-FD注射」も取り扱っていること。FDはフリーズドライの略で、PRPから組織の修復を促すタンパク質(=成長因子)を取り出し、凍結・乾燥させたものです。PRP-FD注射には成長因子がPRP関節注射の2倍含まれており、より高い効果が期待できます。
そして3つ目は、私が研究に携わったPRP研究が米国特許を取得していることです。世界に認められた技術を用いて、自信をもって提供しています。

― その他のクリニックの特長をお聞かせください。

変形性膝関節症に限らず、当院は足の不調を総合的に診ることができるクリニックです。
例えば足のむくみは、静脈瘤(血管の異常な拡張)や膝の炎症など複数の要因が考えられますし、足の痛みについては、関節や筋・筋膜、じん帯に起因するものがあります。いずれも原因を特定することで初めて、適切な治療に繋げることができるものです。その点、足の総合診療を行っている当院では、不調の原因を特定して診断することはもちろん、血管外科と整形外科の横断的な診療も可能ですし、PRP関節注射、下肢静脈瘤治療、ハイドロリリース(筋膜リリース)など多様な治療に対応しています。このような医療機関は珍しいため、大学病院からの紹介で来院される患者様も数多くいらっしゃいます。

自由診療の費用(目安)

◎初診料
2,200円 (税込)

◎レントゲン読影料
1,100円 (税込)

◎PRP関節注射(片膝)
1回:32,800円 (税込) / 2回:64,000円 (税込) / 3回:95,100円 (税込) / 4回:126,200円 (税込) / 5回:157,300円 (税込) / 6回:188,500円 (税込)

◎PRP-FD関節注射(片膝)
1回:104,500円 (税込) / 2回:192,500円 (税込) / 3回:280,500円 (税込) / 4回:368,500円 (税込) / 5回:456,500円 (税込) / 6回:544,500円 (税込)

◎ヒアルロン酸注射(片膝)
3,100円 (税込)

◎関節穿刺(片膝)
2,800円 (税込)

※2回以上の場合は初回にまとめて採血を行います。
※保存期間は1年となります。

ドクターからのメッセージ
  • 岡本 慎一 理事長

なかなか改善しない「足の悩み」に、原因に応じた様々な治療を提供しています。
膝の痛みはもちろん、足がむくむ、だるい、動かしづらいなど、足の不調に対する総合診療を行っている当院に、ぜひ一度ご相談ください。

再生医療「PRP関節注射」をはじめとする、足の不調の総合診療
再生医療「PRP関節注射」をはじめとする、足の不調の総合診療

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住所
東京都北区赤羽2-15-10 山田ビル3F
電話番号
050-1780-1754
最寄駅
赤羽駅、赤羽岩淵駅、志茂駅
アクセス
埼京線 赤羽駅下車 徒歩3分
南北線 赤羽岩淵駅下車 徒歩6分
診察領域
外科、心臓血管外科、整形外科
専門医
総合内科専門医、循環器専門医、腎臓専門医、透析専門医、整形外科専門医、形成外科専門医
専門外来
下肢静脈瘤専門外来