前向きな治療に大切な
「納得感」は、患者様
との丁寧な対話から
慢性疾患の治療から健康相談まで。感染症対策を徹底した院内で丁寧にお話を伺い、患者様に寄り添います。
- 美園おなかと内科のクリニック 北海道札幌市豊平区
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- 岡本 耕太郎 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.096
消化器内科
目次
消化器内科医として内視鏡治療を中心に取り組んできた経験を基に、消化器の症状で困っている方のお話をじっくり聞き、治療方法を一緒に考えるクリニックを目指しています。
内視鏡検査に特に注力したいと考えていたため、検査環境を充実させました。当院では、富士フイルム社「ELUXEO 7000システム」を導入しています。内視鏡挿入時の異物感や苦痛を軽減するため、経鼻内視鏡や、大腸では極細径内視鏡も用意しました。描出した画像は、目視以外にAIによる内視鏡画像診断システム「CAD EYE」を搭載したソフトでチェックし、病変の見逃し防止に努めます。
また、検査を受けていただく際の快適さと安全性にもこだわりました。大腸カメラを受ける患者様は、検査当日は専用の前処置室にご案内し、リクライニングチェアのある半個室と専用のトイレでゆっくり過ごしていただけます。そして検査を受けられる状態になり次第、電動ストレッチャーで移動します。鎮静剤を使用した場合、検査後はストレッチャーに乗ったままスタッフがリカバリールームまでご案内しますので、転倒の心配もなく、薬が切れるまでゆっくりと休んでいただくことができます。また、忙しい人のために胃カメラと大腸カメラを同日に受けていただくこともできます。
どの検査や治療にもメリットとデメリットがありますので、ご意見やご要望をできる限り反映したオーダーメイドの治療を提案するよう努めています。たとえば大腸内視鏡検査では、「検査が怖い」という方には鎮静剤の使用をご提案しますが、検査終了後に予定がある方から在院時間を短くしたい方には、敢えて鎮静剤を使わない方法をご案内しています。
診療時には、患者様と積極的にお話をすることも重視しています。患者様のことを知るための手段であると同時に、診断や治療方針の大きなヒントになるためです。また、「医師が怖くて聞きたいことを聞けなかった」「一方的に説明されただけで、自分の状態や治療内容などに納得がいかないまま診療が終わってしまった」という患者様に大勢出会った経験もあるので、一人ひとりと向き合ってお話を聞くことは、診療時に一番大事なことだと考えています。
臓器に器質的な異常がないのに消化器症状が出るものは「機能性消化管疾患」と呼ばれます。腹痛や下痢などの消化器症状があるにも関わらず、内視鏡やエコーなどで検査をしても異常が見つけられないため、はっきりとした診断をつけることが困難です。胃もたれやみぞおちの痛み、吐き気などの上腹部の症状を伴う機能性ディスペプシアや、下痢や便秘など下腹部の症状が出る過敏性腸症候群などがあります。「こんなに症状があるのに、どうして原因が見つからないのだろう」と困っている患者様は、実は結構多いのです。
一般的に機能性消化管疾患は「ストレスによるもの」と一括りにされることが多いですが、その中には服用している薬によるものや、胆汁が原因で起こる胆汁性下痢、片頭痛が腹痛として出現する腹部片頭痛などの可能性があります。症状自体はありふれていますが、機能性消化管疾患の治療は奥が深く、それぞれ必要な対応が大きく異なりますので、対話を重視した細やかな診療を提供したいと考えています。
まずは、内視鏡検査を受けたいけれど、不安があるため一歩を踏み出せずにいる方です。検査方法や苦痛を最小限にとどめる処置などについて丁寧に説明しますので、一度ご相談にいらしてください。また、原因のはっきりしない消化管の不調でお悩みの方にも来院をご検討いただきたいですね。機能性消化管疾患では、会話の中で出てきた何気ない事柄が問題解決のヒントになることもあります。エコーや内視鏡検査を受けたものの原因が見つからなかったという方も、お待ちしています。
当院は、消化器内科以外に一般内科も診察しています。近隣の皆様に生活の質を高めていただけるよう、高血圧や糖尿病など生活習慣病の診療にも注力しているので、ぜひ健康管理に当院をお役立てください。
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慢性疾患の治療から健康相談まで。感染症対策を徹底した院内で丁寧にお話を伺い、患者様に寄り添います。
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