MIKIクリニック 豊中駅前 池田 幹則 院長  | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.094

美容外科

皮膚を切らないクマ取り治療。「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」
皮膚を切らないクマ取り治療。「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」
MIKIクリニック 豊中駅前
  • 池田 幹則 院長
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阪急宝塚本線豊中駅から徒歩1分の「MIKIクリニック 豊中駅前」は、皮膚を切らない「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」に特化した、目の下のクマ取り治療を提供している。池田幹則院長は大学病院や総合病院の整形外科に長年勤務し、日本整形外科学会 整形外科専門医を取得。特にマイクロサージェリー(顕微鏡を用いる外科手術)で豊富な経験を持つ医師だ。また大手美容クリニック時代には、1万件以上の美容診療・手術を経験。クマ取り手術の症例数は全国トップクラスだったという。「クマの悩みを持つのは、美容整形に馴染みのない一般の方が多い。だからこそ診察と診断を重視し、適切な治療を提供したい」と語る池田院長へ、クマ取り手術について伺った。(取材日 2023年1月26日)

高度な技術と経験で、痛みとリスクの少ない黒(影)クマ改善を実現

― クマ取り治療の選択肢についてお聞かせください。

目の下にできるクマを改善する治療には、手術やレーザー治療のほか、アイクリームでのホームケアなどがあります。クマにはさまざまな種類があり、原因や症状によって呼び名も異なるほど。改善するには、それぞれに適した治療を受けることが必要です。
当院ではクマの中でも、目の下がふくらむことで影ができる「黒(影)クマ」にもっとも適したクマ取り手術を提供しています。一般的にクマ取り手術は4種類ありますが、当院は「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」専門です。特化して研鑽することで、患者様にとってより良い手術を追求しています。

― 「経結膜脱脂術」とは、どのような手術ですか?

経結膜脱脂術は、皮膚を切らずに目の下のふくらみを除去する手術です。目の下のふくらみは、眼窩(がんか)脂肪と呼ばれる眼球を保護する組織です。本来は眼球の下に位置していますが、眼球周辺の筋肉や靭帯が衰えて前面に移動すると「まぶたのたるみ」ができて、影が発生します。
手術では、下まぶたの裏の結膜を5ミリほど切開し、適切な量の眼窩脂肪を切除します。シンプルではありますが、適量を見極めて的確に切除するための技術と経験が求められる手術です。
傷跡が残らないことはもちろん、手術後の内出血や腫れも軽度。短いダウンタイムで回復できることは大きなメリットでしょう。また皮膚の切開を伴う手術の場合、下まぶたが外に反り返る「外反」や黒目が上方寄りになる「三白眼」などが起こり得ます。経結膜脱脂術にはそういったリスクが無いので、美容外科手術が初めての方も安心して受けられるのではないでしょうか。

― 「脂肪注入」について詳しく教えてください。

脂肪注入は、太ももなどから採取した脂肪を専用の機械で精製・加工し、目の下から頬にかけて注入する手術です。目の下のふくらみを除去しても骨格の関係で影が残ってしまうことや、除去した部分の皮膚があまってシワが目立ってしまうことがあります。それらを解消することが脂肪注入の目的ですね。
影の残りやすさやシワの量は、年齢や骨格、目の下のふくらみ具合や皮膚のハリなどからある程度は予測が可能です。必要に応じて脂肪注入の併用を提案しますが、実施するかどうかは患者様に決めていただきますので、施術内容や仕上がりの違いなどが理解できるよう、十分な情報提供に努めています。

丁寧に診察し、適切な治療法を提案。仕上がりとダウンタイムの短縮も追求

― 受診から手術までの流れを教えてください。

まずは問診と診察でクマの種類や程度を把握し、患者様と共有します。そのうえで最適な治療法をお伝えし、仕上がりや手術のリスクを説明。きちんと理解していただけるよう、時間をかけてお話します。
手術時間は、経結膜脱脂術のみなら約20分、脂肪注入を併用する場合は40~50分ほどです。準備を含めて3時間程度の滞在で、術後は歩いてお帰りいただけます。

― 手術後の痛みやダウンタイムはどの程度でしょうか?

目の下の部分に生じる痛みは軽度で、押したら痛いと感じるくらいですね。そのほかには腫れと内出血があり、腫れは手術翌日をピークに1週間程度で大幅に軽減します。内出血については個人差があり、青色のあざが出現する場合もありますが、徐々に薄黄色へと変化して2週間ほどで消失します。
脂肪注入を併用する場合は、脂肪を採取する太ももの内側にも1~2週間ほど痛みが出ますが、筋肉痛のような軽度のものです。

― 手術後の来院は必要ですか。また、再発の可能性はあるのでしょうか?

手術後1か月と3か月頃の受診を推奨します。施術箇所のふくらみや注入した脂肪の生着率などを確認し、満足度もお聞きしています。患者様からのフィードバックは緊張しますが、経過観察をして当初のイメージ通りに手術ができていたかを確かめることは、技能上達と術前説明の改善のためにも欠かせないですね。
また再発の可能性は低く、1年や2年などの短期間ではあまり起こりません。

― クマ取り治療に注力している理由と、治療の特長をお聞かせください。

クマの悩みを持つ患者様は、極端な若返りではなく「健康的で明るい目元にしたい」と希望する方がほとんどです。その気持ちに最大限応えたいと考え、クマ取り手術に力を入れています。
私はもともと大学病院などで保険診療に携わり、手外科で顕微鏡を用いる微細な手術を行っていました。手の構造は非常に複雑で繊細、治療には高い専門性と高度な技術を必要とします。そうした医療現場で培った経験をもとに、正しく診断し、適切な治療を提案・提供すること。そして、同じく繊細な技術が求められるクマ取り手術で、仕上がりとダウンタイムの短縮にこだわること。この2つの特長は、当院ならではと言えますね。

ドクターからのメッセージ
  • 池田 幹則 院長

クマ取り手術を受ける際には、正しい診断をもとに、適切な手術方法を選択することがとても重要です。
当院では十分な診察を行ったうえでの診断、治療法の提案はもちろんですが、手術に向かない症状の方や当院では取り扱っていない治療法が適している方には、その旨を正直にお伝えしています。無理に治療を勧めることはありませんので、美容外科手術の経験がない方もお気軽にご相談ください。

皮膚を切らないクマ取り治療。「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」
皮膚を切らないクマ取り治療。「経結膜脱脂術」と「脂肪注入」

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住所
大阪府豊中市玉井町1丁目2−1 豊中駅前ビルディング 3階
電話番号
06-6852-5115
診察領域
美容外科、美容皮膚科
専門医
整形外科専門医