頼れるドクターが教える治療法vol.074
歯科
根管治療には、神経組織である歯髄(しずい)に達した虫歯を取り除く「抜髄(ばつずい)」と、歯の根っこの先端に溜まった膿を取り除く「感染根管治療」があります。根管内は肉眼で捉えられず、形状も複雑。どちらの場合も非常に高い精度が求められる治療です。
当院では確実な治療を提供するために、“精密根管治療”を実施しています。CTを用いて患部の状態を詳細に把握したうえで、最大拡大率が通常の数十倍にもなるマイクロスコープを用いて行う治療です。治療中は唾液の侵入を防ぐ特殊な機械や、治療部位だけを露出して周囲から隔離するシートを使用。細菌感染対策も入念に行っています。
見た目では治療前後の変化が分かりづらいですが、動画で治療の様子を確認できますので、きれいになる過程を少しでも楽しんでいただけたら嬉しいですね。
抜髄と感染根管治療のそれぞれで大切にしている点があります。
抜髄は、患者さんの神経を私が初めて触ることになるため、その責任を意識しています。重視するのは、歯をできるだけ削らずに治療を行うこと。そして虫歯と神経は除去しても、歯の下の組織には触れないよう細心の注意を払うことです。ただし、再発の原因を作らないために、取り残さないことが前提です。
感染根管治療では、感染源を特定してきれいに除去します。複数の方法で根管内を洗浄し、消毒にも複数の薬剤を使用。器具の滅菌を徹底することはもちろん、細かいテクニックを駆使して治療を行っています。
歯の基礎となる内部の治療はとても大切で、歯の寿命を伸ばすことにつながります。精密根管治療であれば、いずれも削る範囲を極力減らすことができ、修復材の直接充填も可能です。
平和台駅前みやた歯科
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