大森駅前内科・内視鏡クリニック 辻 雄一郎 院長 | ドクターズインタビュー

メニュー

頼れるドクターが教える治療法vol.058

消化器内科

40歳からの内視鏡検査による大腸メンテナンス
40歳からの内視鏡検査による大腸メンテナンス
大森駅前内科・内視鏡クリニック
  • 辻 雄一郎 院長
4,459 views
大森駅東口のロータリーからほど近いビルの3階にある大森駅前内科・内視鏡クリニックは、大腸カメラ検査による検査とポリープ切除に力を入れている。大腸には炎症・潰瘍・ポリープなどの病変ができやすく、精密検査の結果、これらが大腸がんだと判明する場合もある。特にポリープは40歳を過ぎた頃から増えるので、定期的な検査が必要とされている。「大腸がんの患者数が増加傾向にあるからでしょうか、大腸カメラ検査に興味を持ち、実際に検査を受ける患者様の数は増えていると感じます」と話す院長の辻雄一郎先生に、大腸カメラ検査を積極的に受けていただきたい方の特徴や、クリニック選びのコツなどを聞いた。(取材日 2021年9月10日)

大腸内の観察からポリープ切除まで、メリットの多い大腸カメラ検査

― 大腸カメラ検査では、どのように検査を進めるのでしょうか?

大腸内視鏡を使って、大腸内部に病変ができていないかを調べます。大腸は、肉眼では直接見る事ができません。そのため、大腸カメラ検査では専用の機械を体内に直接入れて、カメラ越しに大腸内で何が起きているのかをくまなく観察します。検査中、腸壁にできたポリープ(できもの)を発見することがあります。その場合には内視鏡の先端から処置具を操作してそのままポリープを取ってしまうことができる、これも大腸カメラ検査の特徴でありメリットですね。

― どのような方が検査を受けるべきでしょうか?

特に便検査で「便潜血」を指摘された方は、なるべく早く受けていただきたいです。いつもどおりの便に見えても、実は血が混じっている状態です。大腸がんやポリープなどさまざまな病気が隠れている可能性が考えられるのですが、便そのものを調べても詳しい原因まではわかりません。そこで大腸カメラ検査を実施して、どの部位で何が起きているのか詳しく調べようという考え方です。
腹痛や、「便通がいつもと違う」など、おなかに関して気になる症状がある方も、原因を突き止めるために検査を受けていただきたいです。
ポリープは40歳を過ぎたあたりからできやすくなります。病気の芽を早い時期に摘み取るためにも、40歳を節目として捉え、定期的に検査を受けるようにしていただきたいですね。

― クリニックを選ぶ際に注目すべきポイントなどがあれば教えてください。

大腸カメラ検査を実施するクリニックは多数ありますが、検査を担当する医師の実績にフォーカスしていただきたいです。内視鏡を使った消化器疾患の診療経験が多い医師は、内視鏡の操作に慣れていて、腸壁のヒダの奥など見落としやすい部分など検査時のチェックポイントもしっかり把握しているからです。
さらに可能なら、早期がんの診療を専門にされている医師を選ばれるとよろしいかと思います。早期がんの診療経験が多いほど、小さい病変を見つけるのにも長けているためです。

小さな異常も見落とさないよう、腸壁のヒダなど細かい部分もくまなく観察

― 辻先生は大腸カメラによる診療を得意とされていると伺いました。

初期研修で消化器内科を回ったのが、ちょうど早期がんに対する新しい内視鏡治療が普及し始めたタイミングでした。実際に目にしてみて「これはすごい!」と感じたのがきっかけで、内視鏡治療に興味を抱くようになりました。内視鏡治療の技術を磨こうと決意したのは、これからますます進歩し普及していくと予想したことと、知識や技術を身につけることで、より患者様に貢献できると考えたのが大きいですね。
内視鏡治療は医師の経験値の差が出やすい領域です。ですから、どの患者様もお一人おひとりとしっかり向き合い検査・治療をして、改善点があれば反省して次の機会に活かしてきました。先輩医師に同席してもらい、自分の検査・治療のフィードバックやレクチャーを受けることも多かったですね。消化器内科は、知れば知るほど学び甲斐を感じる診療分野です。座学だけでは学べないテクニックをたくさん教えていただけたからこそ、今は自信を持って内視鏡治療をご提供できるようになったと感じています。

― 貴院での大腸カメラ検査の特徴を教えてください。

とにかく「見落とさないこと」を重視しています。大腸がヒダ状に折り重なっている部分は異常を見逃しやすく、また、ごく初期の大腸がんは小さくて見つけにくいので、注意深く観察するように心がけています。
さらに、患者様の中には検査に対して抵抗感をお持ちの方もいらっしゃるので、患者様にとって苦痛の少ない検査をご提供できるよう努めています。具体的には、軸保持短縮法という腸を伸ばさずに内視鏡を進める挿入法、鎮痛剤や鎮静剤を使って一時的に感覚を鈍くし、意識を薄らげる、また大腸を膨らませる際には吸収の早い炭酸ガスを使用しておなかのハリや違和感を解消しやすくする、といった工夫をしています。

― 今まで患者様を診療してきたなかで特に印象に残るエピソードはございますか?

大学病院に勤務していた際に、大腸カメラ検査を受けていただいた患者様に大腸がんが見つかった時のことです。実はその方は、大学病院を受診する1か月ほど前にも別の医療機関で同じ検査を受けて「異常なし」と診断されていました。その後、血便があったため再度大腸カメラ検査を受けることになったのですが、そのような方に大腸がんが見つかるなんて、本当にびっくりしましたね。この時は「大腸がんを見つけられてよかった」と安心したのと同時に、「見逃しやすい部分こそ丁寧に観察しよう」という思いを強くするきっかけにもなりました。

ドクターからのメッセージ辻 雄一郎 院長

大腸カメラ検査に興味はあるものの、ハードルが高いと感じている方もいらっしゃるでしょう。苦痛の少ない検査をご提供できるように、これまでに研鑚を積んだ内視鏡技術で「痛みの少ない挿入」を心がけるとともに、鎮静剤の使用や炭酸ガスの導入など様々な工夫をこらしていますので、ぜひ前向きな気持ちで検査に臨んでいただければ幸いです。 病気の芽を摘むため、あるいは何もないことを確認するためにも、40歳になったら大腸カメラ検査をぜひご検討ください。

40歳からの内視鏡検査による大腸メンテナンス
40歳からの内視鏡検査による大腸メンテナンス

大森駅前内科・内視鏡クリニック

場所
東京都大田区大森北1丁目2−2 福和ビル 3階 MAP
電話
03-5493-1116
診察領域
内科、消化器内科、胃腸科、アレルギー科、内視鏡、予防接種、健康診断
専門医
総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医
専門外来
胸やけ外来、生活習慣病専門外来

新着インタビュー

MORE