頼れるドクターが教える治療法vol.057
美容外科
一言で申し上げますと、お顔の土台、つまりベースを綺麗に整える施術方法です。目や鼻などのパーツを気にされる方は多いのですが、私の経験上、ベースを綺麗にした方が美人度はグッと上がるんです。しかも、もともと丸顔だった人が卵型の輪郭になったとしても「痩せたね」と言われる程度で、整形手術を受けたとはまず思われないので、輪郭形成には、「大きな効果が望め、バレにくい」というメリットがあります。最近は老若男女を問わず輪郭形成に興味をお持ちの患者様が増えてきましたが、若年層では小顔効果、中高年ではたるみ改善を目的とされる方が多い印象です。
とげ状の引っ掛かりのついた特殊な糸を真皮の下に挿入し、たるみやシワをなくしリフトアップする「糸リフト」、超音波の熱エネルギーを皮膚深層部にピンポイントで照射して引き締める「HIFU(ハイフ)」、頬の内側の脂肪を取り除く「バッカルファット除去」などがあります。張っているエラにボトックスを注入したり、小さい顎へヒアルロン酸を注入したりして、シャープな輪郭をつくることもありますね。術式の選択に関しては、患者様の理想に近づけるよう、骨格や皮膚の厚さ、筋肉や脂肪のつき方などを総合的に考慮して決めていきます。
一般的には局所麻酔を施した後に、とげ状の引っ掛かりのついた特殊な糸をこめかみから頬の方向に何本か挿入して皮膚をリフトアップするのですが、私は顎下からこめかみ方向に糸を挿入する方式を採用することが多いです。この方式ですと、フェイスラインを“点”で吊り上げるのではなく、“面”で引っ張り上げることができるので、リフトアップの効果も大きく、持続性も高いです。ただし、力加減や挿入方向を誤るとヨレができやすく、大きな腫れを伴ったり、左右差が出たりすることもあるので、高度な技術力が求められる術式でもあります。
基本的には年に一度のメンテナンスをおすすめしていますが、患者様によって個人差があります。指でフェイスラインを引き上げてみて「顔の印象が随分違うな」と思ったらメンテナンス時期の目安です。ちなみに、糸リフトでしばしば使用される“溶ける糸”は、時間の経過とともにリフトアップ効果も弱まっていきますが、この“リセットできる”という点がメリットであるとも言えます。なぜなら、その時々の患者様の状況において最適な施術を受けていただくことが大切だと考えているからです。
TCB東京中央美容外科 八王子院
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