さがみ野内科・呼吸器クリニック ⽐嘉 正樹 氏 | ドクターズインタビュー

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頼れるドクターが教える治療法vol.199

呼吸器内科

いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療をCPAP療法士と医師が支援
いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療をCPAP療法士と医師が支援
さがみ野内科・呼吸器クリニック
  • ⽐嘉 正樹 氏
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地域でも数少ない呼吸器内科クリニックとして、神奈川県海老名市で診療を行う「さがみ野内科・呼吸器クリニック」。自覚症状のないまま睡眠の質を低下させ、さまざまな病気につながるいびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に特に力を入れている。一定以上の重症度ではCPAP(持続陽圧呼吸療法)による治療が行われるが、機器を正しく設定しないと不快感があるなど、患者に応じた細やかな調整が欠かせない。同院では日本睡眠総合検診協会認定のCPAP療法士が在籍し、医師とは違った立場から患者をサポートする。医療機器メーカーでの勤務経験を活かし、CPAP療法士の資格をもつ⽐嘉正樹氏へ、同院の検査・治療について伺った。(取材日 2026年9月3日)

軽症でも「様子を見よう」で終わらせず、丁寧なフォローで重篤な病気を防ぐ

― 睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、どのような検査を行うのでしょうか?

当院では、問診に続き簡易検査を行います。検査機器を貸し出し、患者様の自宅で腕や鼻などに装着して一晩計測していただくもので、基本的に翌日には結果が出ます。データはAHI(無呼吸低呼吸指数)、SpO2(血中酸素飽和度)という指標で示され、中等症以上が疑われる患者様は、精密検査に進みます。おでこに電極を貼りつけて睡眠時の脳波や筋電図を測定するもので、従来は入院検査が一般的だったのですが、当院ではこちらも自宅で検査できる体制を整えています。患者様ご自身で機器を装着し自宅で就寝していただき、レム睡眠・ノンレム睡眠の割合といったデータのほか、睡眠レベル(ノンレム睡眠レベル)などの、細かな情報を得ることで診断を行います。

― 診断が確定した後は、どのような流れになりますか?

一定以上の重症度の方は、CPAP(持続陽圧呼吸療法)による治療を行います。専用の装置で圧力をかけて空気を気道へ送り込み、睡眠中の呼吸を助けるものです。治療開始日が決まったら、医師の診察とは別に、CPAP療法士である私が使用方法などを具体的にご説明します。それから機器をお持ち帰りいただき、自宅で使っていただくという流れです。
一般的に、機器は郵送で受け取り、ご自身で説明書や解説動画などを確認してご使用いただくことが多くなってきましたが、当院では対面での説明を大切にしています。動画だとマスクのフィッティングが上手くいかなかったり、正しい使用方法が伝わらなかったりするためです。

― 治療には、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

基本的に、睡眠時無呼吸症候群は長い経過をたどります。完治を目指すというよりも、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な病気に発展しないようコントロールしていくもので、「未病医療に近いですよ」とご説明することもありますが、肥満解消によって数値が改善し治療終了する方もいらっしゃいますね。
また軽症と判断された場合でも、舌トレーニングや睡眠時の体位指導を行い、いびきの改善を目指していきます。「様子を見ましょう」で終わらせず、軽症の患者様も丁寧にフォローする姿勢は当院の大きな特色となっています。

CPAP療法士が治療に伴走し、機器の調整から精神的なサポートまで提供

― CPAPにはどのようなメリット、デメリットがありますか?

重症の患者様では治療開始直後から睡眠が改善されやすく、効果を実感し喜んでくださる方も多いです。逆流性食道炎、夜間頻尿、高血圧など、一見すると睡眠とは結びつかないような症状の背景に睡眠時無呼吸症候群が隠れているケースもあり、それらが改善したと聞くと私も嬉しくなります。
一方で、周囲の方からの指摘で受診するケースが多く自覚症状の乏しい病気なので、中等度以下の患者様では、効果よりもマスク装着のわずらわしさが上回ることがあります。そのため治療継続には、機器の圧力の微調整、マスクの選定など使用感を改善するための細やかなサポートが欠かせません。ですからCPAP療法士の常駐は、当院の大きな強みと言えるでしょう。

― CPAP療法士によるサポートについて教えてください。

CPAP機器は、遠隔からのデータ確認ができます。CPAP療法士が分析すると「機器を上手く使えているか」「変わった様子はないか」など、さまざまなことがわかるのです。例えば1日1時間しかCPAPを使っていない患者様がいた場合、単に面倒に感じたためなのか、苦しくて無意識にマスクを外してしまったのかで対処法がまったく異なります。
気がかりなケースがあれば、受診前に医師に伝え個別面談の準備をします。特に治療開始から2週間後に行う経過受診では、CPAPのデータをプリントアウトし、具体的な成果をご本人に見ていただくことで治療意欲を保つなどの支援をしています。治療の意義を丁寧に説明したり、機器に慣れるためには時間が必要であることを伝えたりと、精神的なサポートも含めて伴走していくのがCPAP療法士の役割です。

ドクターからのメッセージ
  • ⽐嘉 正樹 氏

ご家族からいびきを指摘された方や、どこで検査が受けられるのかわからない方などにも、気負わず来院していただきたいですね。人に相談しづらい症状ですし、「旅行中に迷惑をかけたらどうしよう」と一人でお悩みの方もいるかもしれません。検査では問題がなかった場合でも、当院ではいびき改善のためのフォローを積極的に行っています。個々の患者様に合わせた支援を見つけるのがCPAP療法士ですので、遠慮なくご相談ください。

いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療をCPAP療法士と医師が支援
いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療をCPAP療法士と医師が支援

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住所
神奈川県海老名市東柏ケ谷4丁目12番4号
電話番号
046-240-1180
最寄駅
さがみ野駅
アクセス
相鉄線 さがみ野駅から徒歩7分
スギ薬局 海老名東柏ヶ谷店 2階
駐車場
あり(40台)
診察領域
内科、呼吸器内科、アレルギー科、予防接種、健康診断
専門医
呼吸器専門医
専門外来
ぜんそく専門外来、睡眠時無呼吸症候群専門外来・SAS外来・いびき外来