CLINIC W　高橋 渉 院長 | ドクターズインタビュー

自然な仕上がりが魅力、切らない二重埋没法のシークレット法・自然癒着法

― 貴院で提供されている二重整形の種類についてお聞かせください。

二重整形には大きく分けて「二重埋没法」と「二重切開（全切開二重術）」の2種類があります。
二重埋没法は、初めて二重整形をされる方にも人気の切らない手術であり、当院では3つの術式に対応しています。一方の二重切開は、まぶたの皮膚を二重のラインに沿って切開し、安定した二重を作る手術です。まぶたが厚い方やまぶたの脂肪が多い方、埋没法では二重のラインが取れやすい方などに適しています。

― 二重埋没法の3つの術式について、それぞれ教えてください。

1つ目は「シークレット法」です。まぶたの裏側から糸を通し、皮膚を傷つけずに二重を作ります。ダウンタイムの少なさと持続力の高さが特長で、目を閉じた状態でも自然です。当院では、留める糸の数に応じてシングル・ダブル・トリプルの3つのプランを用意しています。
2つ目の「自然癒着法」では、1本の糸を編み込むように線状に留めて二重を作ります。滑らかで自然な仕上がりが魅力で、同じくダウンタイムが少なく、容易に修正できます。比較的新しい術式ですが、当院が得意とする手法のひとつです。
そして3つ目は、多くのクリニックで実施されている「スタンダード2点留め」ですね。まぶたの表側から糸を通して2か所を留め二重を作る、従来からある術式です。
当院では、患者さんの希望を踏まえて十分にシミュレーションを行ったうえで、その方に合った術式とデザインを提案しています。

― 二重埋没法における貴院の特長やこだわりはありますか？

私は数多くの症例を経験する中で、あらゆるタイプの目に対して二重埋没法を提供してきました。また個人クリニックのため、カウンセリングやデザイン、施術においてもじっくりと対応することが可能です。患者さん一人ひとりに合わせたプランを提案し、納得いただける仕上がりを提供できることは当院の大きな強みだと思っています。
特に自然癒着法は新しい術式ということもあり、近隣で施術を受けられるクリニックは限られています。遠方や県外からも、多くの方が来院してくださっていますね。

― 二重埋没法と二重切開では、どちらがおすすめでしょうか？

初めて二重整形をされる方は、埋没法がおすすめです。ただし埋没法を希望されていても、眼瞼下垂で目の開きが悪い場合や、まぶたが厚くて脂肪の除去が必要な場合などには二重切開を提案することもあります。満足のいく仕上がりを実現するには、ご自身に合った治療法を選択することが大切です。

ダウンタイム短縮を徹底するクマ取り治療など、多彩な目元整形で理想を実現

― クマ取り治療にも力を入れているそうですね。

目の下にクマがあると疲れているように見えたり、老けて見えたりします。性別にかかわらず気にされている方が多く、ご相談の多い治療です。
クマ取り治療は勤務医時代も含めて非常に多くの手術を行ってきましたが、自然に若返ることができるとても良い治療だと感じています。当院では目の下の膨らみやたるみ（眼窩脂肪）を除去してクマを目立たなくする「経結膜脱脂」、目の下の凹凸を改善する「脂肪注入」との組み合わせ、眼窩脂肪を凹凸部分に移動させる「ハムラ法」など、さまざまな治療法に対応しています。

― クマ取り治療について、先生のこだわりを教えてください。

私は複数のクリニックで多彩なクマ取り治療を経験し、技術を磨いてきましたので、一人ひとりの目の構造やクマの状態に合わせた治療を提供することが可能です。もっともこだわっているのは、ダウンタイムを徹底的に減らすこと。手術中もその前後においてもダウンタイムの短縮を念頭に置いた処置を行っており、通常であれば1か月ほど腫れが続くような手術でも、1週間程度で落ち着くように技術を駆使しています。

― 二重整形と一緒に、目頭切開やタレ目形成を行うメリットはありますか？

目頭切開は平行型の二重や切れ長の目にしたい場合、白目を大きく見せたい場合に有効で、二重整形と一緒に行う方も多いです。はじめから両方を希望される方もいますし、蒙古ひだ（上まぶたの内側から目頭を覆う皮膚の膜）が二重に影響しそうな場合などは、切開した場合のシミュレーションをお見せした上で、ご本人の理想に近づけるため提案することもありますね。
タレ目形成では目の縦幅が広がりますので、二重整形と同時に行うことで大きく優しい印象の目元にすることが可能です。いずれも二重整形と同日でも、別々にでも対応することができます。