本格的な
リハビリテーション・
運動療法を、四谷三丁目で実践
リハビリテーション・
運動療法を、四谷三丁目で実践
四谷三丁目駅から徒歩2分。広々としたリハビリテーション施設で、身体を本来あるべき状態に近づけます。
- 四谷整形外科リハビリテーションクリニック 東京都新宿区左門町
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- 幸島 雄太 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.158
消化器外科
目次
おなかの臓器は筋肉の壁で覆われていますが、鼠径部(足の付け根)にあたる部分の筋肉が弱くなって穴が開き、腸管や脂肪などの臓器が脱出するのが鼠径ヘルニア、いわゆる「脱腸」です。
初期の症状は、立っているときやお腹に力を入れたときに、はみ出した臓器による軟らかい膨らみを足の付け根あたりに感じるというものです。手で押し込んだり身体を横にしたりすると一時的におさまるケースもありますが、不快感や違和感、痛みを伴うことも。脱出した部分が戻らない「嵌頓(かんとん)」という状態まで進むと、はみ出した臓器への血流が乏しくなり、それが壊死や腹膜炎を引き起こしてしまえば命にかかわります。締め付けられるような強い痛み、腸閉塞による便秘や嘔吐が起こる場合もあります。
そして鼠径ヘルニアは、構造的な問題であるため自然に治癒することはなく、根治には手術が必要です。
加齢に伴い足の付け根の筋肉や腹膜が弱くなることに加え、体質も大きく影響します。生活習慣も無関係ではなく、重い物を持つ仕事や立ち仕事をしている、筋トレを頻繁に行う、便秘・排尿障害があるなど、日常的に腹圧がかかりやすい方に発症しやすいといわれています。
脱腸というと小児の病気と思われがちですが、実は40歳以上の中高年男性に多く、男性の約3人に1人が鼠径ヘルニアを発症すると報告されているほど身近な病気です。女性の場合は、30人に1人の割合といわれています。
根治するための手術には、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、鼠径部切開法です。足の付け根の皮膚のしわに沿って切開し、ヘルニアの原因である穴を修復する手術です。局所・部分麻酔で行えるため、全身麻酔が受けられない方などに適しています。穴の修復には、網目状の人工シートを用いる「メッシュ法」と、メッシュを使わず自身の組織で穴を閉じる「組織縫合法」があります。
2つ目は腹腔鏡手術で、こちらは全身麻酔にて行います。おへそを含む3か所切開する方法と、1か所のみの切開で行う方法があります。さらに、おなかの臓器を包む腹膜の外側からアプローチする「TEP法」と、腹膜の内側(腹腔内)にアプローチする「TAPP法」がありますが、いずれの手術でもメッシュを使用します。
腹腔鏡を用いた手術は、切開法と比較して傷が小さく痛みも抑えられます。さらに当院では、「SILS-TEP法」を採用しています。これは、おへそに2㎝程度の切開1つで行う「単孔式手術(SILS)」かつ、腹腔内に器具を入れず腹膜の外側から穴を修復するTEP法であるため、傷が少なく他の内臓へも干渉せずに手術を行うことが可能です。
このように当院の手術は、より低侵襲で身体への負担を抑えられるよう徹底しています。午前8時半にご来院いただけば13時頃にはお帰りになれますので、日常生活への影響も最小限に留められるでしょう。
手術後は麻酔から覚めて約2時間程度、リカバリールームで休んでいただきます。その後はご自身で歩いて帰宅することが可能ですが、麻酔の影響がありますので車の運転はできません。
その後の生活に大きな制限はありませんが、消化に良い食事をとっていただくようお願いしています。シャワーは手術当日から、お風呂も次の日からOKです。
また手術の翌日には、経過を確認するためお電話を差し上げています。次の来院は1週間後と3か月後、そして1年後には受診終了という流れです。
患者様が困っていることに、丁寧に寄り添いたいと思っています。初診から手術、術後フォローまで、院長である私が一貫して担当しますのでご安心くださいね。しっかりと鼠径ヘルニアを治療し、患者様に笑顔になっていただけるよう今後も努めていきます。
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四谷三丁目駅から徒歩2分。広々としたリハビリテーション施設で、身体を本来あるべき状態に近づけます。
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