関節の痛みに有効な再生医療PRPの進化系「PRP-FD療法」
痛みの改善と組織の修復を図る再生医療の有効成分をさらに増幅、進化した「PRP-FD療法」を提供します。
- 石神 等 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.159
整形外科
目次
とにかく、できるだけ早く受診してください。乗り物との接触事故では、筋肉や身体の組織に大きなダメージを受けていることがほとんどです。
また治療を始めてからも、仕事や学業、家庭の都合などで通院に専念できない患者さんは多く、さらに保険会社や警察との慣れないやりとりでストレスを抱え、精神的にも不安定になりがちです。これらの理由から、一般的に交通事故によるケガの治療は時間がかかると言われています。だからこそ、痛みが慢性化する前に受診し、こまめに治療を進めることがとても重要です。
まずはレントゲンと超音波検査で損傷箇所を確認し、さらに患部の状態を触診で把握して診断します。治療方針が決まったら内服薬や外用薬を処方しつつ、マッサージやストレッチ、リラクセーションなどの理学療法士によるリハビリを提供。さらに当院では、早期回復を図るための姿勢矯正や、ご自宅でのセルフケアの指導にも力を入れています。
そして交通事故治療では、心理面のケアが欠かせません。患者さんが治療に前向きに取り組めるよう、丁寧に関わることを大切にしています。
治療期間は症状によって異なりますが、おおむね2〜8か月程度です。当院では平均的に、4か月ほどで終えられるケースが多いですね。週2〜4回の定期的な通院が目安となりますが、治療の頻度が少なくなると回復により時間がかかり、期間も長引く傾向があります。
治療のポイントですが、急性期(1〜2週間程度)は安静に過ごし、その後は血流改善と身体機能の回復に向けて、ホームエクササイズや入浴、理学療法士の指導によるリハビリなどをしっかり行うことが重要です。
まず、痛みを我慢しないことを心がけてください。我慢すると血流悪化や筋肉の過緊張につながり、さらに痛みを増幅させてしまいます。薬が効かない場合は、必ず医師に伝えましょう。
加えて、大切なことを2点お伝えします。1つ目は、治療を継続すること。交通事故治療中は、保険会社から何度も状況を確認する連絡があります。患者さんの中にはその対応が面倒になって治療をやめてしまう方もいますが、回復するためには治療の継続が不可欠です。保険会社に伝えるべきことは医師に聞けば教えてくれますので、協力を仰いで対応のストレスを減らしましょう。
2つ目は、前向きな気持ちで治療に臨むことですね。交通事故に遭うと、驚きや怒りなどで頭がいっぱいになってしまう患者さんもいらっしゃいます。そのお気持ちは理解できますが、なるべくポジティブな姿勢で医師と信頼関係を築くことが、より早い回復に繋がるのではないでしょうか。
交通事故の診療では、「患者さんは痛みを感じているが、検査では異常が認められない」というケースもあります。その場合、一般的に通院の必要性はないと判断されるため、医療機関としても治療の継続が難しくなります。さらに交通事故の保険請求に係る書類業務は煩雑であり、精神的にダメージを受けた患者さんとのコミュニケーションも必要になるので、交通事故治療は医療機関にとっても負担が大きいものです。
しかし、事故に遭った患者さんは本当に困っています。どうすればこの痛みを信じてもらえるのか、どこに行けば治療してもらえるのか。そんな苦悩に触れるにつれ、どうにか助けになりたいという思いが生まれ、当院では交通事故治療に力を入れるようになりました。
身体だけでなく、心も含めた本質的なメンテナンスを提供している点ですね。患者さんの話に耳を傾けることはとても大切ですが、聞いているだけではネガティブな気持ちを増幅してしまうこともあります。傷ついた心に寄り添いながらも、回復の妨げになるような考え方に陥っていると感じたら、客観的な視点から指摘します。そうして信頼関係を築き、一緒により良い方向へと進んでいくことが大切です。
また当院では、自動車整備会社や弁護士事務所と提携しており、車両の修理が必要な場合や保険会社との交渉を専門家に相談したい場合にもサポートが可能です。身体と心のケアに加え、車両や法的な問題にも対応できる「パーフェクト交通事故治療」で、一人でも多くの患者さんの役に立ちたいと思っています。
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四谷三丁目駅から徒歩2分。広々としたリハビリテーション施設で、身体を本来あるべき状態に近づけます。
高度な技術が必要な神経ブロック注射をクリニックで提供。迅速な検査・治療が可能な体制を整備しています。
分院の開業で、さらに豊富な美容医療の選択肢を提供。患者様の理想とする美と健康の実現をお手伝いします。