鎮静剤や高度な機器を、熟練の医師が活用する胃カメラ検査
胃がんの診断に加え、ピロリ菌の検査から機能性ディスペプシアの治療にも、胃カメラによる検査が重要です。
- 松ヶ崎駅前おくだクリニック 京都府京都市左京区
-
- 奥田 孝太郎 院長
頼れるドクターが教える治療法vol.153
消化器内科
目次
私の幼少時のヒーローは、漫画の主人公であり、どんな病気もたちどころに治してしまう医師「ブラックジャック」でした。その憧れを持ち続け、あらゆる疾患に対応する総合診療医を目指してきたのです。
消化器内科は食道、胃、小腸、大腸をはじめとする消化器を中心に、肝臓、膵臓、胆嚢など多岐にわたる臓器を診られるという魅力があります。「スペシャリストであるとともにジェネラリストでもありたい」という想いで、当院は消化器系の疾患に加え、風邪、発熱、花粉症、皮膚科、睡眠時無呼吸症候群などの幅広い診療に対応しています。
胃がんと大腸がんは、ともに日本人の死亡原因において上位を占める疾患であり、このリスクを減らすには、できるだけ小さいうちにがんの芽を摘むことが重要です。そのためには内視鏡検査が何より有効なのですが、「内視鏡は苦しい」というイメージは根強く、検査に消極的な患者様も多いことでしょう。
当院ではそのような不安を払拭すべく、鎮静剤を用いて「眠っているうちに終わる内視鏡検査」にこだわっています。鎮静剤に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでの豊富な経験をもとに患者様一人ひとりに合わせて適切に鎮静剤を使用しますので、「内視鏡検査は苦しそうだから」と敬遠して来られた方こそ当院にお越しください。
40歳以上で、まだ一度も内視鏡検査を受けたことがない方には、ぜひともお勧めしたいですね。とくにピロリ菌が陽性と言われたことがあれば、除菌後も1年に1回は胃の内視鏡検査を行いましょう。
また40歳からは公的な大腸がん検診の対象になりますが、便潜血検査で見つかるようなケースでは、すでに進行してしまっている可能性も高くなります。繰り返しますが、大切なのは早期発見・早期治療です。当院では、不調の原因が胃にあるのか腸にあるのかわからない場合などに、胃カメラと大腸カメラの検査を同日に行うことが可能です。検査結果についても原則として当日ご説明しており、少しでも早く治療を開始できるよう努めています。ただし胃や腸の組織を採取した場合は、病理検査結果を慎重に確認するため、後日あらためて対面診療、もしくはオンライン診療にてご説明させていただきますのでご了承ください。
プロフェッショナルとして診断にはもちろん自信を持っていますが、そんな私たちの「目」を補い、がんの疑いをいち早く検出してくれるのがAIシステムです。当院では、大腸がんやポリープの発見を支援する富士フイルムの人工知能内視鏡診断支援機能「CAD EYE™︎」を大腸カメラに導入しており、検査中にAIに補助してもらうことで、リアルタイムでの画像解析が可能です。医師でも肉眼では確認できないような小さな病変も可視化するシステムであり、疾患の早期発見には非常に有用だといえるでしょう。
最も大切にしているのは、医師、看護師、医療事務といったスタッフ間の連携です。現場では全員が常にインカムを装着してコミュニケーションを図っており、さらにはチャットシステムを導入することで“院内で今起きていること”をリアルタイムで共有しています。スタッフの一人とやり取りしたことを全員が把握しているので、患者様にとっては「誰に話をしてもわかってもらえる」という安心感につながるのではないでしょうか。
また私自身が診察をする上で心がけているのは、「患者様へ背中を向けない」ということです。些細なことに思われるかもしれませんが、気持ちだけでなく姿勢の面でも、患者様と真摯に向き合うことを大切にしています。
横浜LA内科・内視鏡クリニック 地図を見る
胃がんの診断に加え、ピロリ菌の検査から機能性ディスペプシアの治療にも、胃カメラによる検査が重要です。
国内外で生理学研究に専念後、48歳で臨床の道へ。患者さんの病態が改善することがモチベーションです。
「施術の結果」に自信があるからこそ保証制度も充実。長期にわたり満足できる、自然な美しさを提供します。