血管が浮き出る、
脚がつる。生活の質を
改善する下肢静脈瘤治療
脚の血管が目立ち始めたら受診のサイン。日々進化する下肢静脈瘤治療を、患者様に合わせて提供します。
- 大宮静脈瘤クリニック 埼玉県さいたま市大宮区
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- 浦濱 竜馬 院長
街の頼れるドクターたちvol.150 血管外科
目次
私は子供のころから、「人の役に立つ仕事に就きたい」と考えていました。自分にできることは限られているかもしれないけれど、せっかく生まれてきたからには人の役に立つ人間になりたいと。多くの選択肢があるなかで医師を志したのは、人の命に直接かかわる仕事であり、責任や役割の大きさがやりがいにつながると考えたからです。大学病院でいろいろな診療科を経験するなか、自分の手技で病気や怪我の治療を行えることに醍醐味を感じ、外科医の道へ進みました。
もともとは大学病院や総合病院で消化器外科に所属し、がんの手術や内視鏡検査などを行っていました。しかし当時、私には妻と息子、娘がいたのですが、事故により妻と2歳の息子を亡くしてしまったのです。残された娘の育児を優先するためにも、当直などで家を空けることの多い従来の働き方を続けることは難しくなりました。そこで、クリニックでの診療に比重を置こうと考え、外科医として培った経験、知識、技術を活かすことのできる下肢静脈瘤治療にたどり着いたのです。下肢静脈瘤治療のキャリアは今年(2024年)で5年になり、この6月から当院の院長を務めています。
脚の静脈は、血液を重力に逆らって心臓に戻す役割を担っているため、血液の逆流を防ぐ弁があります。この逆流防止弁が必要以上に開いたり壊れたりした結果、心臓に戻るべき血液が逆流して静脈に溜まってしまう病気が「下肢静脈瘤」です。症状としては、脚の血管がぼこぼこと腫れ上がったり浮き出たりするほか、脚が重苦しい、疲れやすい、夜中に脚がつりやすいといった症状が現れます。進行すると強い痒み、色素沈着、潰瘍などの皮膚トラブルを招きます。また自覚症状がないままに、静脈がクモの巣状や網目状にもやもやと広がるケースも見られます。
高齢の女性によくみられますね。そのほか、家族に既往歴のある方、妊娠・出産経験のある方、美容師や調理師のように立ち続けて作業する職業の方などが挙げられます。男性は女性に比べて少ないものの、肥満傾向があると注意が必要です。脚が重苦しく疲れやすい、頻繁に脚がつる、脚にコブのようなものができて気になるということがあれば、年齢やリスク要因にかかわらずご相談ください。下肢静脈瘤は生死にかかわらないケースがほとんどですが、治療することで生活の質は大きく改善されるはずです。
当院では、主に3種類の手術を行なっています。1つ目は「血管内焼灼術」といい、カテーテルを血管に入れ、患部をレーザーや高周波で焼く手術です。血管内に異物が残らず、術後のリスクも少ないのですが、術後1か月ほどは脚を圧迫するための弾性ストッキングを履いていただく必要があります。2つ目が、医療用の瞬間接着剤をカテーテルで静脈瘤のある血管に送り閉塞させる「グルー治療」です。2019年より保険適用となった新しい治療法で、痛みが少なく術後に弾性ストッキングを履く必要もないというメリットがありますが、異物に対してアレルギーのある方には行うことができません。3つ目が、静脈がクモの巣状や網目状になっている場合に行う「硬化療法」です。これは静脈に硬化剤を注入し、下肢静脈瘤そのものを潰すことを目的としています。これらの手法から、症状の進行具合や体の状態、生活背景などを考慮し一人ひとりに適したものを提案いたします。
患者様の負担を少しでも低減できるよう、より良い治療をより早く提供することを心がけています。常に身内を診るような気持ちで患者様と向き合っていますので、下肢静脈瘤が疑われる方はお早めにご来院ください。手術に抵抗や不安のある方も多いかと思いますが、私は大学院で麻酔を研究してまいりましたので、痛みの少ない手術には自信があります。年齢を重ねても元気に毎日を楽しんでいただくために、「患者様の役に立つ」医療を提供させていただきます。
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脚の血管が目立ち始めたら受診のサイン。日々進化する下肢静脈瘤治療を、患者様に合わせて提供します。
疾患の早期発見や予防医療を重視。子どもにも高齢者にも寄り添い、目の健康を守ります。
熟練の技術と常にアップデートされた知識で「透明感のある、清潔感あふれる歯」を提供します。