「自分の子だったら」
という視点で、子どもを
幸せにする診療を
お子さんとご家族に寄り添い、「アレルギー治療を通して子どもの幸せに貢献する」のが最大のテーマです。
- 山と空こどもアレルギークリニック 東京都八王子市
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- 鈴木 俊輔 院長
街の頼れるドクターたちvol.124 小児科
目次
父が小児科医であり、その仕事ぶりを見て育った私も、気がつけば同じ道に進んでいました。膝をつき、子どもと同じ目線で語りかける父の姿は、今でも小児科医の理想像です。
私が子ども好きなのも、父からの遺伝かもしれません。来院されたお子さんと話をするのが大好きですし、診療を通じて成長する姿を見せていただけるのは何よりの喜びです。2人に1人は花粉症、10人に1人は食物アレルギーに悩んでいるという調査結果もあり、そうした子どもたちに少しでも手を差し伸べられたらという思いで、日々診療を行っています。
名前の由来は、八王子の雄大な山と広大な空のように“いつもそこにある、安心できる場所”にしたいという想いからです。それとリンクするように、当院には「山」と「空」という2つの待合室があります。入口から完全に分かれており、感染症が疑われる場合は「山」、アレルギー診療や予防接種、乳幼児健診などの場合は「空」でお待ちいただき、それぞれの患者様が接触しないよう配慮しています。さらに裏手には「こびとの扉」という入口を設けており、水ぼうそうや麻疹などの患者様は直接、ここから特別な診察室へご案内しています。「病院に行ったせいで病気になってしまうかも」「ほかの子にうつしてしまうかも」という不安を払拭できるよう工夫した結果です。
たとえば子どもが風邪をひいたら、家族にもうつることが多いものです。そのとき、子どもは小児科、大人は一般の医療機関へと別々に通うのは大変ですからね。予防接種にしても、親子で一緒に受けられたら便利でしょう。小児科ではありますが、ご家族みんなのかかりつけ医としてお役に立てたら嬉しいです。また、アレルギーは大人になっても続くことが多いものです。当院に通っているお子さんたちから、成長したあとも変わらず頼りにしていただけたら良いですね。
診察する際、まずはお子さんに話しかけることです。まだお話ができない小さなお子さんに対しても「今日はどうしたの?」「喉が痛いの?」というように声をかけています。親としか話さない、親としか目を合わせない医者は、子どもに信用してもらえませんからね。最初は泣いてしまったお子さんも徐々に心を開いてくれるようになり、そうした変化や成長は私にとって大きなやりがいです。オムツの持ち合わせがない方には無料でご提供するなど、急なお困り事にも柔軟に対応できるよう心掛けています。
「この子が自分の子だったら」と考え、親身に接することですね。アトピー性皮膚炎であれば、塗り薬を処方するだけでなく、看護師が実際に塗って見せて、塗り方や薬の量をお伝えするようにしています。
また食物アレルギーに関してですが、血液検査の結果が陽性だったからといって必ずしも症状が現れるわけではありません。ですから当院では、どれだけ摂取したら症状が出るのかを調べる「食物経口負荷試験」を行っています。たとえば牛乳を10ml飲むと症状が出るけれど2mlなら大丈夫であれば、毎日2mlだけ飲んでいただく。すると、3か月後には5ml飲めるようになり、やがて10ml飲めるようになり──と、ステップアップできるケースも少なくありません。何にどれくらいの牛乳が含まれているか把握しておけば、チョコレートやクッキーも食べることができるかもしれないのです。
アレルギー反応が出た食べ物を、「食べなければいい」と除去するのも一つの方法です。しかしそれでは、人生の豊かさをひとつ諦めることにもなるでしょう。アレルギー治療を通じて子どもたちの幸せに貢献することは、私にとって最大のテーマなのです。
どなたでも参加できる「やまそらおしゃべり会」という勉強会を、定期的に開催しています。クリニック裏手にある地域の集会所「天神会館」で、診察では聞きにくいことやアレルギーのことなど、様々な質問にお答えしています。お子さん連れでも、普段当院に通われていない方でも構いません。インスタグラム等に掲載しているお知らせをご覧の上、ぜひご参加ください。
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お子さんとご家族に寄り添い、「アレルギー治療を通して子どもの幸せに貢献する」のが最大のテーマです。
各線鶴見駅から徒歩1分。リラックスできる環境で、痛み・苦痛の少ない内視鏡検査を提供します。
交通事故治療の豊富な経験と実績に加え、弁護士事務所や整骨院との連携で、患者様を全面的にバックアップします。