前向きな治療に大切な
「納得感」は、患者様
との丁寧な対話から
慢性疾患の治療から健康相談まで。感染症対策を徹底した院内で丁寧にお話を伺い、患者様に寄り添います。
- 美園おなかと内科のクリニック 北海道札幌市豊平区
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- 岡本 耕太郎 院長
街の頼れるドクターたちvol.107 精神科
目次
当院は老年内科・老年精神科を掲げる、認知症診療を主体としたクリニックです。認知症にはレビー小体型認知症やアルツハイマー型認知症などがありますが、当院ではそれらの疾患を全般的に受け入れています。また患者さんの中には、認知症以外にも健康上の困りごとを抱えている方が珍しくないため、服用中の薬剤も考慮しつつ総合的な診療をしています。特に薬剤は、年齢を重ねると効き方の個人差が大きくなりますし、抗精神病薬の副作用として知られる「薬剤性パーキンソン症候群」や、多剤併用による副作用等の有害事象、いわゆる「ポリファーマシー」など考慮すべき点が多いので、慎重な診断の上で処方します。
火曜日から土曜日、毎日夜18時まで診療しており、1週間で最大5名の新規患者さんを受け入れることが可能です。「認知症かもしれない」「転院先を探している」とお悩みの方も、あまりお待たせせずに受診していただける体制が整っています。
ご家族から「認知症になったかもしれない」と心配されて、ご一緒に来院される方が多いです。北海道では子どもが独立して東京や大阪などで就職する家庭が多いため、帰省した際に親の異変に気づき受診に繋がるのでしょう。
また、うつ症状を自覚して一般的な精神科や心療内科で治療を受けたものの、実は認知症であったために症状が改善せず、当院を紹介されるというケースもあります。
「診療の選択肢を柔軟に用意すること」と、「患者さんへ柔軟に応対すること」です。年齢を重ね持病があると他にかかりつけ医がいるケースも多いので、患者さん本人、ご家族も含めて相談し、当院ではどこまで診療するのが良いか見極めています。認知症が進んでいたり身体機能が低下していたりして複数の医療機関を受診するのが難しい患者さんは、当院での内科診療をご案内します。持病のコントロールはかかりつけ医で継続したいという患者さんの場合、当院では認知症治療とサポートを実施します。
患者さんへの応対では、ゆとりと余白を大切にしています。認知症を抱えている方は、周囲が言ったことをすぐ理解したり行動したりすることが難しいものです。当院のスタッフはこのような認知症患者さんへの対応に慣れており、その方の状態とその場面に応じた接遇ができると感じています。
認知症の患者さんを抱えるご家族には、特有の悩みがあります。特に親が認知症になった場合、今までのイメージからかけ離れた様子を見たお子様が大きなショックを受けることがあります。認知症そのものや、今までの親では考えられなかった言動を受け入れられず、苛立ちや絶望、心身の疲れや不調を招く原因にもなりかねません。
ご家族から相談をいただければ、臨床心理士によるカウンセリングをご案内しています。傾聴以外にも、認知症の受け入れ方、生活をしていく上でどのような介護か望ましいかなど、現状を改善するための糸口をご一緒に考えていきます。
電話かインターネットで予約を取っていただき、問診票をオンライン上でダウンロードしてご準備ください。インターネットの環境がない方は、当日ご来院の際にお書きいただいても構いません。
当日はまず、身体合併症の有無を確認し、認知症診断を進める上で必要な問診などを実施します。続いて、臨床心理士による心理検査を受けていただきます。当日検査を受けるのが難しい場合には、別日をご案内することも可能です。診療は約1時間半で終了しますが、前後のスケジュールに余裕を持ったご来院をおすすめします。
認知症診断に必要な画像撮影(脳MRI、脳CT、脳血流SPECT)は隣の市立札幌病院で受けていただき、画像の準備ができ次第、再診で最終的な診断と、診断結果にもとづいた治療をご提案します。
認知症治療は「現状維持」を目指すものです。発症初期で適切な治療を開始すれば、現状を維持できる期間も長くなります。ご自身やご家族に認知症を疑うエピソードがあれば、遠慮なくご相談ください。
アルツハイマー型認知症に対する新薬「レカネマブ」については、今後の動向を注視しつつ、患者さんそれぞれに合わせて柔軟な対応をしていきたいと考えています。
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