パイナクリニック祐天寺 富松 美保 院長 | ドクターズインタビュー

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女性医師と女性スタッフがつくる、女性に優しい内視鏡検査

街の頼れるドクターたちvol.095 消化器内科

パイナクリニック祐天寺
  • 富松 美保 院長
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祐天寺駅から徒歩2分の「パイナクリニック祐天寺」は、女性医師による胃カメラ検査・大腸カメラ検査を受けられる内科・消化器内科。2022年の開業以来、多くの女性患者から支持されているクリニックだ。日本消化器病学会消化器病専門医および日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医である富松美保院長は、大学病院やがん専門病院でキャリアの基礎を築き、内視鏡を使った検査と治療に従事してきた。その後は救急診療や高齢者診療、緩和医療などを幅広く手がけ、東京都健康長寿医療センターの医長としてチーム医療の推進や後進育成、病院経営にも携わった。柔和な人柄と笑顔が印象的な富松院長へ、女性に優しい内視鏡検査について伺った。(取材日 2023年4月11日)

内視鏡に魅了されて消化器内科医に。女性が通いやすいクリニックを目指して

― 消化器内科医になったきっかけをお聞かせください。

手先が器用だったこともあり、研修医のときは手技を必要とする診療科を選びたいと考えていました。消化器内科を目指そうと思ったのは、初めて胃カメラ検査を行ったときです。手技に対する手応えと同時に感じた、難しさ。患者さんが眠っていない状態で行うには、相当な練習が必要だと感じました。その後いろいろな診療科をローテーションする中で、特殊な内視鏡での処置を見学したり、助手として検査に立ち会ったりする機会も多く、早く習得したいという思いが次第に強くなっていきましたね。
いざ消化器内科に所属すると、胃カメラの次は大腸カメラ、その次は……と、学ぶことが山のようにあります。また内視鏡は、患者さんの身体的な負担を軽減するために手早く済ませることが大切ですが、同時に病気を見逃さないことが大前提です。いかに短時間で、正しく診断できるか。それらの両立を目指し、大変ながらも内視鏡の奥深さに引き込まれていく日々だったように思います。

― クリニックの特長について教えてください。

クリニック運営において、私は主に3つのことを大切にしています。
まずは「患者さんを一番に考えること」です。当院で受けた診療や検査は、患者さんにとって良い体験であってほしいと思っています。診察や検査中の対応はもちろん、予約の患者さんをなるべくお待たせしないことにもこだわっていますね。
次に「女性が通いやすいこと」。医師もスタッフも全員女性で運営しています。診察時の所作や院内でのプライバシーへの配慮など細かな心配りを常に意識しており、女性患者さんも受診しやすい環境です。
最後は「患者さんのために力を尽くすこと」。緊急性の高い症状の場合には、胃カメラ検査の当日実施が可能です。消化器だけでなく、幅広い診療と検査を取り入れているほか、外国人患者さんのための英語での診療にも対応。かかりつけ医として、多様な医療ニーズにお応えできるように努めています。

医師もスタッフも全員女性。きめ細かい配慮と工夫のもとに内視鏡検査を提供

― 「女性に優しい内視鏡検査」を実施されているとお聞きしました。

男性医師が検査を担当することに抵抗感を抱く患者さんは、年代に関わらず少なくありません。勤務医時代にも、「女性の先生だったら検査したい」というお声をよく耳にしました。当院は医師もスタッフも全員女性ですから、気兼ねなく検査を受けていただけるのではないでしょうか。
もちろん、女性にだけ優しいということではありません。すべての患者さんに対して行う配慮や気遣いが、結果的に多くの女性患者さんの不安を解消することに役立っているのでしょう。

― 女性の診療で心掛けている点について教えてください。

診察や検査で身体の一部に触れるときは、できる限り肌が見えないようにしています。これは年齢や性別に関係なく全ての方に行っていることですが、患者さんが女性の場合はより一層気をつけていますね。
また、プライバシーに配慮することも心掛けています。院内を移動していただく際は、他の患者さんと顔を合わせないで済むように扉やカーテンを活用しています。

― どのような患者さんに来院してほしいですか?

がんの中でも特に胃がんと大腸がんは、男女共にがんの種類別死亡率の上位に位置する疾患です。内視鏡検査は、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療に大変役立ちます。発症リスクが高まる40代以上の方は特に、一度検査を受けられることをお勧めしています。
また健康診断で所見が見られた方、血便、下痢、腹痛の症状が長く続いている方は、年齢に関わらず早めに受診してください。
また内視鏡検査に限らず、内科全般を幅広く診療しています。どんな症状でも、まずは一度相談していただきたいですね。

― 来院を検討されている方へ、メッセージをお願いします。

当院の内視鏡検査は、鎮静剤を使用して眠っている間に受けられるため、痛みや苦しさの少ない検査です。大腸カメラと胃カメラを同日に実施することや、土曜日の検査にも対応していますので、苦手意識がある方や忙しい方も受けていただきやすいのではないでしょうか。
また大腸カメラの際に服用する下剤は、患者さんに合わせて数種類の中から選びます。電車を利用して来られる方などは、来院してから専用の個室で服用することも可能です。
私もスタッフも患者さんのことをよく考え、全員がしっかりと準備をして診療に臨んでいます。満足していただくための環境を整え、自信を持って患者さんをお迎えしたいですね。

女性医師と女性スタッフがつくる、女性に優しい内視鏡検査

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住所
東京都目黒区祐天寺1丁目23−20 祐天寺駅前メディカルセンタービル 3F
電話番号
03-6303-2063
診察領域
内科、消化器内科、胃腸科、漢方、内視鏡、予防接種、健康診断、人間ドック
専門医
総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医