パラソルキッズクリニック 寺西 顕司 院長 | ドクターズインタビュー

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信頼を築く丁寧な診療。お子さんもご家族も安心できるクリニック

街の頼れるドクターたちvol.090 小児科

パラソルキッズクリニック
  • 寺西 顕司 院長
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大阪モノレール「彩都西」駅から徒歩3分。パラソルキッズクリニックは、丁寧な診察やスタッフの対応、院内の快適さが評判のクリニックだ。寺西顕司院長は、小児二次救急や新生児集中治療、アレルギー疾患の診療などに携わったのち、キャリア20年目に同院を開業した。建築士と何度も打ち合わせを重ねたという、明るくやさしい配色の待合室。予防接種のあとの“お楽しみ”として設置されている、2種類のカプセルトイ。院内には、患者とその家族への思いやりが溢れている。「お子さんにもご家族にも安心していただけるクリニックを作りたい」と語る寺西院長へ、開業のきっかけやクリニックの特長についてお話を伺った。(取材日 2022年9月11日)

「役に立ちたい」と選んだ小児科医。20年のキャリアを積み、地元で開業

― なぜ、小児科医の道に進まれたのですか?

医師になろうと思ったのは高校生のときで、小児科医になると決めたのは医学部を卒業するときでした。小児科医や小児救急の不足が社会課題となっていた時代だったので、自分も医師として少しでも役に立ちたいと考えたからです。

― これまでのキャリアについて教えてください。

医学部卒業後は、大学病院と関連病院にて主に小児二次救急、NICUでの新生児集中治療、アレルギー疾患の診療に携わりました。その後、兵庫県立尼崎総合医療センターの総合周産期母子医療センターなどを経て、開業の直前までは産婦人科小児科医院に勤務していました。身近な病気の診療から命に関わる現場まで、約20年の間にさまざまな経験をさせていただきました。色々なご縁から長きにわたって新生児医療に携わることができ、お世話になった諸先輩方にはとても感謝しています。

― 開業のきっかけをお聞かせください。

若い頃から「いつかは自分の裁量で仕事がしたい」という気持ちがあり、開業を多少は意識していたように思います。ただそれは、15〜20年は第一線で十分に仕事をしてからのことと考えていました。
医師になって20年目に近づいた頃、ご縁があってご紹介いただいたのがこの場所です。偶然にも茨木市は、私の地元。この地で小児医療に貢献できることをうれしく思い、開業を決意しました。
開業のタイミングで新型コロナウイルス感染症がお子さん達にも拡大したことは想定外ではありましたが、地域の診療ニーズに応えるために、発熱外来を設けるなど状況に合わせた診療を行っています。

丁寧で納得感のある診療。かかりやすく、安心できるクリニックを目指す

― パラソルキッズクリニックの特長を教えてください。

1つ目はアレルギー外来です。食物アレルギーの診断および安心して除去食を解除するための「食物経口負荷試験」や、ダニ・スギアレルギーを治療する「舌下免疫療法」も実施しています。
2つ目は、多様な診療ニーズに応えていきたいとの考えから、女性医師の診察日(週3回)、超音波技師による予約検査日(2〜3か月に1回)を設けていることです。また自分以外の医師、技師の先生と相談し合って日々診療することで、自分にとっても患者さんにとっても、プラスに働く点が多いと言えます。
もちろん、発熱や感染、気道炎などの小児一般診療、乳幼児健診や予防接種も行っています。病気のときも元気なときも、みなさんがかかりやすいクリニックでありたいですね。

― 日々の診療で大切にしていることはありますか?

心がけているのは、患者さんが治療に納得し、満足できる診療を行うことです。
病院にくるときは、身体が辛い状態であることや不安な気持ちを抱えていることが多いと思います。またお子さん、親御さんともにお忙しい方が少なくありません。そうした状況の中で来院されるのですから、嫌な気持ちにさせてしまうことは絶対に避けたいと思っています。
例えば風邪のように身近な病気でも、きちんと薬の説明をしたり、希望に合わせて処方を考えたり、一人ひとりに合わせて対応する。Web予約、電子カルテなどのシステムを活用して診療以外の時間ロスを減らす工夫をし、丁寧な診療に努めることで、患者さんとの信頼関係を深めていきたいです。

― 寺西先生の考える小児科診療についてお聞かせください。

早急な検査や専門的な治療が必要なときには速やかに提携病院へおつなぎし、それ以外はしっかりとここで完結する。プライマリ・ケア医としての務めをきちんと果たすことが、今の自分の役割です。
近年は小児の急性疾患での入院が減少傾向にあります。喘息のコントロールが改善したことや、予防接種の普及が主な要因ですね。一方でアレルギー疾患においては、生活の質(QOL)の面でのケアが十分とはいえません。症状を適切にコントロールし、QOLの改善や向上に目を向けた治療を提供することは、小児科が担う重要な役割であると感じています。

― 最後にメッセージをお願いします。

お子さんは成長過程で何かと体調を崩します。安心して受診いただけるよう準備を整えていますので、いつでもご来院ください。一人ひとりの診療ニーズに柔軟に応えながら、地域のお子さんの健康と成長を見守っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

信頼を築く丁寧な診療。お子さんもご家族も安心できるクリニック

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住所
大阪府茨木市彩都あさぎ1丁目2−16 p place site 203号
電話番号
072-640-5577
診察領域
アレルギー科、小児科
専門医
小児科専門医